anttiorbの映画、映像の世界

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007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

2021年作品、キャリー・ジョージ・フクナガ監督、ダニエル・クレイグ ラミ・マレック レア・セドゥ ラシャーナ・リンチ出演。

少し過去の冬、ロシア。 幼少期のマドレーヌ・スワン(Coline Defaud)は「スペクター」の一員で自分の父親であるミスター・ホワイトに家族を殺害されたという「能面の男」によって襲撃され、同居の母親(Mathilde Bourbi)は殺害されてしまう。 隠れていたマドレーヌは男の不意をついて銃撃し射殺したかに思われたものの、男の身体を家の外に引きずり出している最中に男は息を吹き返してしまい、結氷湖の上を逃走していた彼女は足下の氷が割れて水中へ転落してしまう。 だが、男はなぜか彼女を救い上げるのだった。
スペクターとの戦いの後、現役を退いたボンド(ダニエル・クレイグ)とマドレーヌ(レア・セドゥ)はイタリア・マテーラにて平穏な生活を送っていたが、マドレーヌは自らの過去をすべては明かせずにいた。 ボンドは過去と決別するため、かつて愛したヴェスパー・リンドの墓を訪れたのだったが、そこにスペクターの紋章が描かれた一枚の紙を見つけると直後に墓が爆発しボンドはダメージを負ってしまう。 ホテルに残したマドレーヌの身を案じたボンドは、襲撃してきたスペクターの傭兵たちと交戦しながらもマドレーヌと合流する。

傭兵の一人であるプリモ(ダリ・ベンサラ)の発した言葉や刑務所に収監中のブロフェルド(クリストフ・ヴァルツ)からの電話でマドレーヌの裏切りを疑いながらも、武装したアストンマーティン・DB5で追跡者たちを振り切るが、ボンドは彼女への疑いを拭いきれず、到着した駅でマドレーヌを突き放して決別してしまう。
5年後、ボンドはジャマイカでひとり穏やかな日々を過ごしていた。 そんなある日、彼のもとを旧友でもあるCIAエージェントのフィリックス・ライター(ジェフリー・ライト)とアメリ国務省のローガン・アッシュ(ビリー・マグヌッセン)が訪れ、誘拐されたというロシアの細菌学者ヴァルド・オブルチェフ(デヴィッド・デンシック)を救い出してほしいと依頼するが、ボンドはそれを断り二人と別れる。 

その後、車:ランドローバー・シリーズIIIのトラブルに見舞われて途方に暮れていたボンドは現地の女性(ラシャーナ・リンチ)に声を掛けられ、「ノーミ」と名乗った彼女のバイクで帰宅する。 自宅につくと女は現地人の偽装を解き、ボンドに「私が今の007よ」と明かし、ボンドが余計なことをしないように牽制して出ていった。

やっと見れましたね。何度延期になったことか・・・
監督はキャリー・ジョージ・フクナガ、監督作品初めてでした。
今回のボンドガールはレア・セドゥ、「ホンモノの気持ち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/06/25/060000 に出演していました。
007の後任役でラシャーナ・リンチ、「キャプテン・マーベル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15914113 に出演していました。
ラミ・マレックは、「ボヘミアン・ラプソディ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15763119 に出演していました。 見事にフレディを演じていました。

引退したボンドはイタリアで新しい恋人のマドレーヌと過ごしていましたが、彼は昔の恋人のリンドと心のけじめをつけるため、墓にきます。 しかしそこにはスペクターの紋章の紙があり、そこで爆発。 そしてマドレーヌの過去を知ってしまいます。 そして彼女と訣別したボンドでしたが。
さらに5年後、彼の元にCIAの友人と、アッシュという米国の男がやってきます。 そしてボンドに協力依頼をしますが、彼はもう引退した身であり断りますが、さらに自分の“007“を引きついたノーミが現れます。

今作は流石にダニエル・クレイグラスト作品になると言われていて、どんな決着かということが焦点だと思っていました。 まあそうなるだろうなあという結末でしたが、この彼のボンドは、昔の様な1本1本独立した作りとは違い、通してのドラマ的な作りにしていますね。 賛否あると思いますが、通して彼だけの007シリーズを見ると、また味わいが湧くのかもしれませんね。

 

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少女を助ける仮面の男

 

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ボンドは引退し彼女と暮らすつもりだったが

 

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しかし爆破に遭遇彼女と別れる

 

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数年後CIAが接触してくる

 

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そしてその依頼を彼女とともに始める

 

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イギリス諜報部はある秘密を隠していた

 

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そして彼に会い謎解きをしようとするが

 

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漂着者 ⑤

2021年作品、本橋圭太 山本大輔 松本喜代美演出、斎藤工 白石麻衣 野間口徹 生瀬勝久出演。

第5話

園児13人を乗せたまま消息を絶ったバスの運転手が遺体で見つかる。 幼稚園の砂場に生き埋めにされたあげくの窒息死というむごい犯行に、新潟県警の捜査本部が騒然となる中、刑事の柴田俊哉(生瀬勝久)は、一連の女児連続殺人事件とは無関係で、かなり計画的な犯行だと考える。
NPO法人『しあわせの鐘の家』の施設を訪れた新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、長時間祈り続けたまま動かないヘミングウェイ斎藤工)の姿を見て、不思議な感覚に…。 また女子高生3人組が、この祈り続けるヘミングウェイの姿を動画でアップしたところ、それを見て異常な行動を起こす人が続出。 警察は、この不可解な現象は動画にサブリミナル効果など、何かしらの加工が施されているのではないかと調査するのだが。
一方、ヘミングウェイは詠美に、「大勢の人に見送られて崖から海に飛び込んだ」ことを思い出したと言い始める。 さらに記憶が少し戻ってきたのは、婚約者を名乗る古市琴音(シシド・カフカ)との出会いがきっかけだと言うヘミングウェイの言葉に、複雑な気持ちになった詠美は、琴音のことを徹底的に調べる決意を固める。
また、いまだ行方がわからない13人の園児の居場所を言い当てるヘミングウェイの力を日本中の人々が待ち望んでいると告げる詠美に、彼は「13人の子どもたちは『しあわせの鐘の家』にいる」と静かに告げる。
詠美から情報を得た柴田は、任意で施設の捜索を開始。 しかし、園児たちは見つからず、撤収を余儀なくされてしまう。 それを見た施設の代表・ローゼン岸本(野間口徹)は冷たい笑みを浮かべて。
そんな中、詠美は琴音から話を聞くため、彼女の暮らすお屋敷を訪問。 琴音に会ったことがきっかけでヘミングウェイの記憶が戻り始めたことを告げ、今まで彼女の話を信用していなかったことを謝罪する。 そして、ヘミングウェイのことをすべて教えてほしいと頼むのだが、琴音は「あなたは知り過ぎてしまった」と言い放ち。

女子高生トリオの一人・ペリ役は隅田杏花、「地獄の花園」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/04/060000 を記事にしています。
リモ役は吉田志織、「窮鼠はチーズの夢を見る」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/09/30/060000 に出演していました。
そして途中ペリと入れ替わりで行動し始めるるモル役は生越千晴、「50回目のファーストキス」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15542288 を記事にしています。
古市琴音役はシシド・カフカ、「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14247353 では修羅役をしていました。

さてやっぱり運転手は殺されていました。 さらにバスはなんと庭に埋められていましたが、それを警察は見つけられず、新谷詠美も捕まってしまいます。 そしてローゼンはヘミングウェイに恐ろしい予言をしろと突きつけることから、彼はそれに反発、詠美を助けるために行動を開始します。

そして柴田と野間は古市の館に突入します。

 

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エキストランド

2017年作品、坂下雄一郎監督、吉沢悠 戸次重幸 前野朋哉 金田哲出演。

過去の失敗が尾を引き、映画を作ることができなくなったプロデューサーの駒田(吉沢悠)は、映画で地元を盛り上げようと考えている市民をだまして、自分の撮りたい作品を作ろうとする。 自分に従う監督(戸次重幸)と共に、地元観光課職員(前野朋哉)や市民スタッフを巧みに操りながら撮影を進めていく駒田。 だが、市民たちは次第に駒田に疑念を持ち始め。

面白かったけど(^^)
監督は坂下雄一郎、「ピンカートンに会いにいく」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15603849 も面白かったです。
主演は吉沢悠、「世界でいちばん長い写真」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15581717 に出演していました。
戸次重幸は、「劇場版 がんばれ!TEAM NACS」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/09/06/060000 に出演していましたが、キーマンの役をしていましたね。
前野朋哉は、「ある用務員」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/27/180000 ではラスボス的な役でしたね。
金田哲は、「ミステイクン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15421909 という野生爆弾のくっきーが作ったホラーに出演していました。

物語は大失敗をしてもう映画に触れなくなったプロデューサー駒田のお話です。 なんとか表舞台に復帰したい彼は、クズな脚本をもとに、えのき市の町おこしという名目で映画を撮り、自分の復活策にしようと画策します。

同じようになかなかうだつの上がらない監督の石井、さらには映画に参加したいバーテンダーの土田が、自分の故郷がその舞台にぴったりだといい、えのき市に連れて行きます。
しかし予算は立ったの100万円、土田は地元の友達を巻き込み、さらに市の観光課職員の内川をうまく乗せて、無理難題を全部押し付けます。
そしてことあるごとに駒田は、全責任を内田にかぶせ、どんどんやりたいざんまいでクソ映画を作って行きます。

映画ってこういうダークなところもあるんでしょうね。 コメディ作品ですが、その一部に真実がある様に感じる、そんなお話に見えますが。 確かに低予算の作品が全国公開になるはずもなく、映画界を知らない人間は映画というだけで舞い上がってしまうんでしょうね。

 

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TOVE/トーベ

2020年作品、ザイダ・バリルート監督、アルマ・ポウスティ クリスタ・コソネン シャンティ・ローニー ヨアンナ・ハールッティ出演。

1944年のヘルシンキ、戦火の中でトーベ・ヤンソン(アルマ・ポウスティ)は自分を慰めるようにムーミンの世界を作り、爆風で窓が吹き飛んだアトリエで暮らしを始める。型破りな彼女の生活は、彫刻家である父・ヴィクトル(ロベルト・エンケル)の厳格な教えに相反していたが、自分の表現と美術界の潮流との間にズレが生じていることへの葛藤、めまぐるしいパーティーや恋愛を経つつ、トーベとムーミンは共に成長していくのだった。 自由を渇望するトーベは、やがて舞台演出家のヴィヴィカ・バンドラー(クリスタ・コソネン)と出会い、互いに惹かれ合っていく。

ムーミン」の産みの親の自伝作品ですね。
監督はザイダ・バリルート、過去作がありますが、未見でした。
主演のトーベ役はアルマ・ポウスティ、ムーミンのアニメ劇場版でも声優として参加していました。
アトス役はシャンティ・ローニー、初めて見る俳優さんでした。
クリスタ・コソネンも、見た出演作はありませんでした。

第二次戦時下、トーベは芸術家の父を持ち、彼女も画家の道を歩んでしましたが、なかなか父のようにはなれず悶々としていました。 そしてその合間に挿絵のように、小さいトロールの絵を描くことが彼女の心を平静に保つ支えになっていました。 しかし父は、そんな絵よりも芸術性を求めていました。
ナチスに迎合する芸術界にも何か違和感を感じていたトーベ、そして彼女は、恋愛に、パーティー参加に、自由奔放に生きていましたが、だんだんとムーミンが評価され始めていきます。

ムーミン」といえば、初めてフジテレビだったか放送された時は毎週見ていましたね。 今でもうる覚えの寂しい最終回は記憶に少し残っています。 ただ、第1シリーズはだいぶ子供向けにアレンジされていたようで、その後のシリーズは多少原作に近いシュール感があったと聞いていますが、私はもう見なくなっていました。
数年前に劇場版が公開されましたが、この自伝を見た上では結構興味深く見れるかもしれませんね。


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画家として活動していたトーベ

 

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しかしなかなかチャンスをつかめなかったが

 

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合間に書いていた小さなトロール

 

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そしてきっかけの仕事が来て

 

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彼女と出会い

 

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ムーミンの舞台が大成功

 

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一気に彼女はムーミンの原作者として脚光を浴びる

 

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漂着者 ④

2021年作品、本橋圭太 山本大輔 松本喜代美演出、斎藤工 白石麻衣 野間口徹 生瀬勝久出演。

第4話

突然、ヘミングウェイ斎藤工)の前に「あなたの婚約者です」と、現れた着物姿の妖しい美女・古市琴音(シシド・カフカ)。
新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)とヘミングウェイの動画を撮影し続ける女子高生3人組は、この自称ヘミングウェイの婚約者・琴音のインタビューを行うことに。 しかし琴音は、彼の名前すら知らず、「婚約していたのは1400年前」と平然と言ってのける。単なる冷やかしか…と、女子高生らがガックリする中、詠美は琴音の腕にヘミングウェイと同じ柄のタトゥーが入っていることに気づく。 社会部キャップ・橋太(橋本じゅん)は、このタトゥーが、現代人は退化してしまった“第六感”を現在も受け継ぐ遺伝子をもった民族の証なのではないかと、真顔で現実離れしたことを言う詠美を危惧し始める。
一方、世間では、再び行方不明になった少女の居場所を言い当てたヘミングウェイに熱狂する人が続出。 彼がまるで神のように崇められていく中、いまだ事件に関与していると信じて疑わない警察は、事情聴取のためヘミングウェイを呼び出す。 自分を犯人扱いする警察にも、連日自分を狂信する人々が増えていくことにも一切動じない彼だが、突然現れた琴音に記憶の断片を刺激されたような感覚に。 「彼女と会ったことがある気がする」と言うヘミングウェイは、NPO法人『しあわせの鐘の家』の代表・ローゼン岸本(野間口徹)に、琴音を施設に招いてほしいと頼む。
その日の夜、帰宅した詠美が、殺された大学の准教授・古郡(森準人)から託されたUSBの中身を確認しようと試みているところに、ヘミングウェイから「キミの身に危険が迫っているから、早く家を出た方がいい」と電話がかかってくる。 ヘミングウェイの“第六感”を信じ始めた詠美は、息をひそめて身構えるのだが。
そんな中、新たな事件が発生。 幼稚園のバスが13人の園児を乗せたまま消息を絶つという事態に、刑事の柴田俊哉(生瀬勝久)らは騒然となる。 しかし、警察はあてにならないと考える園児の親たちは、揃ってヘミングウェイの起こす奇跡を願い始める。

柴田刑事の部下の野間役で戸塚純貴、「ケアニン~こころに咲く花~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/15/060000 で主演をしていましたね。
さらに上司の捜査一課長・佐々木役で岩谷健司、「岬の兄妹」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15909423 に出演していました。
新谷の上司・橋太役で橋本じゅん、「罪の声」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/08/060000 を記事にしています。
第一発見者の女子高生・ラペ役で太田奈緒、映画の出演はまだありませんが、元AKB48チーム8の京都代表でした。

謎の女性が現れ、ヘミングウェイの婚約者と名乗り出たまたまた衝撃の展開。 ただその時に、彼は拒否はせず、どこかで会ったことがある様な印象を受けます。 そして、また大事件が起きます。 それは園児が乗ったバスごと行方不明になってしまうという、今度は大量誘拐事件の様です。 園児バスの運転手はいつもの人間ではなく、そこからもう危険な兆候が出ていました。
さらに新谷のところに、ある人物が接近、古郡と名乗った男は衝撃の事実を新谷に告げますが。


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富夫

2011年作品、伊藤潤二監督、古川雄輝 木口亜矢.小祝麻里亜 税所伊久磨出演。

恋人同士である富夫(古川雄輝)とまどか(小祝麻里亜)は、富夫からのプロポーズをきっかけに結婚を決意する。
その後、2人はある女占い師(木口亜矢)の元へ占いに行くのだが、そこで占い師から「富夫は他の女性と生涯を遂げる」と言われてしまう。
その言葉に落ち込むまどかに、富夫は再度、永遠の愛を誓うのだが、 どうしても美しい美貌を持つ女占い師のことが気になっていた富夫は、女占い師の元をもう一度訪れる。
女占い師の誘惑に負けてしまった富夫は、女占い師の「首が欲しい」という言葉を安易に受け入れてしまい、女からワイヤーを首にかけられてしまう。  慌ててワイヤーを振りほどく富夫であったが、首にはハッキリとワイヤーの跡が・・・。
一方で富夫と連絡がつかないことを心配したまどかは、富夫を探しに女占い師の元へ再度訪れる。
まどかから見つからないように身を隠す富夫であったが、そこで目撃したのは、沢山の男たちの首であった。  恐ろしくなり、逃げ出す富夫に呪文を唱える女占い師。 まどかの家に向かう途中で首が切れてしまう富夫。

富江」シリーズ https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15495117 のスピンオフの様な題名ですね。
監督なもちろん富江の原作者の伊藤潤二伊藤潤二『コレクション』」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15782445 を記事にしていますが、監督作品は初めてです。
主演は古川雄輝、「リスタートはただいまのあとで」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/10/01/060000 に出演していました。
まどか役は小祝麻里亜、「糸」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/08/31/060000 に出演していました。
占い師役で木口亜矢、記事にした作品がありませんでした。

物語は首を押さえて、街を歩き病院がどこにあるのか? と通行人に聞いている男から始まります。 しかし人々は不気味がって誰も避けて通ります。 やっと見つけた病院に行きますが、もう診療時間が終わっていました。 しかし急患だと言いなんとか医師の診断を受けます。 ずっと手を押さえていて、そのままでは診断できないというと、手を離したら首が取れて死んでしまう、彼はそう言いますが医師たちは信じてくれません。 しかしレントゲンを撮ると確かに首がずれていることがわかりますが、若い医師はトリックだと言って追い返してしまいます。
どうして彼はそうなってしまったのか?

今作は「富江」とはあまり接点がありませんでしたが、首が取れても生きている富江とは正反対というくらいですかね? この女占い師がもしかしたら?

 

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DIVOC-12

2021年作品、藤井道人 上田慎一郎 三島有紀子 総指揮、監督、横浜流星 松本穂香 小関裕太 富司純子出演。

『名もなき一篇・アンナ』
……どうせ退屈な一日。喪失感を抱えたまま生きている男(横浜流星)の前に、突然現れた一人の女性、アンナ(アンナ:ロン・モンロウ)。 ふたりは時空を超えて旅に出る。 果たして、旅の終わりに出会うふたりの運命とは。 「今」を生きるすべての人たちに捧げる再生の物語。


『ユメミの半生』
とあるミニシアターのロビー。 映画の上映開始を待つ中学生のカケル(石川春翔)は、壁に貼られた「閉館のお知らせ」を見つめている。 と、そこに見知らぬ女性スタッフ・ユメミ(松本穂香)が現れる。 「聞いてるよ。 常連に映画監督志望の中学生がいるって」。ユメミはカケルの隣に座り、波乱万丈だという自分の半生を語り始める。 その半生の回想は白黒のサイレント映像から始まり、やがてそこに音がつき、色が加わっていき。


『よろこびのうた Ode to Joy』
ポスティングのパートと年金で、ひとり細々と生きる75歳の冬海(富司純子)。 ある日、海での散歩の途中、東北弁を話す優しい青年・歩(藤原季節)と出会い、とある仕事に誘われる。 もし100歳まで死ななかったらあと25年・・・生活の不安、ちょっとした贅沢をしたいという小さな欲望。 怪しいと理解しつつも報酬に惹かれ、引き受けることに決める冬海。お金と安心を得るため、二人は背徳的な仕事へと車を走らせる。

上記の三人がそれぞれ三人ずつの監督と共にそれぞれのテーマに沿って短編を作るという作品ですね。
藤井道人は、「ヤクザと家族 The Family」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/02/04/060000 を撮っています。
上田慎一郎は、「100日間生きたワニ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/16/060000 が近作ですね。
三島有紀子は、「Red」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/08/060000 を記事にしています。

今作は藤井監督が「成長への気づき」、上田監督が「感触」、三島監督が「共有」というテーマを持って、自身も参加した四人の監督作品で表現をするという企画ですね。 ただ新型コロナ禍で、映画関係の人間が大きな打撃を受けている、そのなんらかの手助けになればということで、「新型コロナウイルスソニーグローバル支援基金」を活用した支援活動の一環となっています。

また、映画収益の一部は、新型コロナウイルスの影響を受けている国内の芸術・文化活動のサポートのため、日本芸術文化振興基金へ寄付されるということですね。
ただ、作品としては、十二人の監督の色がそれぞれあるので、正直一気に見るのはしんどかったですね。


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