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ヤクザと家族 The Family

2021年作品、藤井道人監督、綾野剛 舘ひろし 尾野真千子 北村有起哉出演。

1999年、父を覚せい剤で亡くした山本賢治綾野剛)は、柴咲組組長(舘ひろし)の危機を救ったことでヤクザの世界へ足を踏み入れる。 2005年、ヤクザとして男を上げた山本は、因縁の相手との激化する抗争や様々な出会いと別れのなかで、自分の家族を守るためにある決断をする。 2019年、14年間の服役を終えて出所した山本が目にしたのは、暴力団対策法の影響で変わり果てた柴咲組の姿だった。


見応えのある任侠ドラマでしたね。
監督は藤井道人、「宇宙でいちばんあかるい屋根」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/09/24/060000 はいい作品でしたね。 ある意味ファンタジーでした。
主演は綾野剛、「ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/17/060000 以来の主演作でした。
舘ひろしは、「アルキメデスの大戦」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/06/060000 で山本五十六役をしていました。昔から上手い俳優というよりは、雰囲気で勝負の存在ですね。
尾野真知子は20歳そこそこから、母親役までを演じていました。「台風家族」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/21/060000 に出演していました。


物語は、髪を金髪に染めて、後輩たち三人と連んでいた山本賢治。 父親の葬式に来た時も、場違いな格好をしていました。 父は薬をやって金に困り自殺をしてしまったということで、売人を見つけたときに、ぶちのめしてしまい、薬を奪い海に捨ててしまいます。
いつも行く焼肉屋にいた時、柴咲組の組長たちが食べに来ました。 そこで、いきなり命を狙われ、それを間一髪救ったのが賢治でした。 その時名刺を渡されたことが後々彼の命を救うことになります。 ドラッグを奪われたヤクザたちに追われ、香港に行かされそうになった時に柴咲組長の名刺が役に立ちます。 そこから三人は柴咲組に厄介になり、ヤクザの世界に入っていきます。 特に賢治はみんなから「けんぼう」と呼ばれ柴咲に可愛がられていきます。


今作は、昔ながらのヤクザの世界がカッコいいのと、それから賢治が刑務所に入って14年後に帰ってきた時にガラッと世界が変わっていたのが、なかなかのドラマになっています。

“時代は変わっている““反社““ネット社会“ここ20年でガラッと変わったことと、そういう世界に対する世間の目と、警察の対策がガラッと変わったことが面白いように描かれていますね。
ただ、ここに描かれている柴咲組というのが時代遅れかもしれませんが、何か古き良きヤクザ、任侠の世界で、薬には手を出さない、弱気を助け街の秩序を守る存在という側面があるのが、何か大変物悲しいんですよね。 対象的に薬をやり、警察と通じ合っている近代ヤクザがなんとも・・・


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粋がっていた健治達3人が

 

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柴咲組長を救う

 

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そして瀕死になった健治を救ったのが

 

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柴咲組で、やくざの世界に

 

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しかし刑期を終えて戻ってくると世界が変わっていた

 

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そして好きだった女性も一時の母に

 

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