anttiorbの映画、映像の世界

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岬の兄妹

2019年作品、片山慎三監督、松浦祐也 和田光沙 北山雅康 岩谷健司出演。

また、真理子(和田光沙)が居なくなった・・・
自閉症の妹のたびたびの失踪を心配し、探し回る兄の良夫(松浦祐也)だったが、今回は夜になっても帰ってはこない。
やっと帰ってきた妹だが、町の男に体を許し金銭を受け取っていたことを知り、妹をしかりつける。
そんな時、良夫は仕事を辞めさせられる。 片足が不自由な彼が真っ先に切られたのだった。 退職金などはなく、仲間の選別も微々たる物だった。 生活はどんどん困窮していき、困った彼が頼るのは唯一の友人の溝口肇(北山雅康)だけだった。 しかし彼も妻が妊娠中で、ただでさえお金が必要な時、5万を申し入れるが5千円しか借りることしか出来なかった。
電気が止められ、暖を取ることもできなくなる、このままでは家賃も払えなくなりアパートも出されてしまう。
そして、罪の意識を持ちつつも互いの生活のため良夫はとうとう妹へ売春の斡旋をし始める。 このような生活を続ける中、今まで理解のしようもなかった妹の本当の喜びや悲しみに触れ、戸惑う日々を送る。
そんな時、妹の心と身体にも変化が起き始めていた。 ふたりぼっちになった障碍を持つ兄妹が、犯罪に手を染めたことから人生が動きだす・・・

シネコンで上映された衝撃作ですね。 よくぞかけてくれたという事でしょうね。
監督は片山慎三、長編映画初監督ですね。
主演は松浦裕也、「少女邂逅」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15598261.html では紬という女の子の父親役をしていました。
そして和田光沙、出演作を見るのは初めての女優さんのようです。
溝口役は北山雅康、「妻よ薔薇のように 家族はつらいよ III」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15536487.html に出演。 山田洋次作品に多く出演しています。

物語は、自閉症の妹を抱えた、片足の不自由な兄の物語ですね。 ほっておくとどこかに行ってしまう妹の真理子は、いつもは繋がれているんですね。 それでもたまにそれを外して出て行ってしまいます。 そしてその日は一晩戻ってきませんでした。
帰って来たのは次の日で、男の車に乗せてもらい、海鮮丼を奢ってもらったと言ってご機嫌でした。 しかしその時体を許し、お金を1万円貰っていたんですね。 良夫は激怒しますが、真理子はそのお金を大事にしている貯金箱に入れて喜んでいます。
そして生活が困窮したとき、この事が唯一の生きる方法だと思います。 悲しい選択でした。

今作は衝撃作であり、なかなかシネコンで掛けられることはない作品に感じました。しかし心に訴えるものが多い作品であり、生きるにはどうしても避ける事が出来ない選択をするにいたったお話です。
少年達のおやじ狩りをされそうになった時に良夫が捨て身で対処したその反撃法は、いままで見たことにないやり方でした。 映画史に残るシーンかもしれませんね。

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普段は家に閉じ込められている真理子

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かえって来た時には1万円を貰っていた

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チラシを作り

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体を

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つかの間の幸せ?

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