anttiorbの映画、映像の世界

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2020年作品、ブランドン・クローネンバーグ監督、アンドレア・ライズボロー クリストファー・アボット ジェニファー・ジェイソン・リー ショーン・ビーン ガブリエル・グラハム ロシフ・サザーランド タペンス・ミドルトン出演。

殺人を請け負う企業に勤務するベテラン暗殺者のタシャ(アンドレア・ライズボロー)。 上司の指令のもと、特殊なデバイスを使って標的に近しい人物の意識に入り込んだタシャは、その人格を乗っ取り、ターゲットを仕留めることに成功。 その後、ホストを自殺に追い込んで“離脱”する。 この完全無欠の遠隔殺人システムは、すべてが速やかに完遂されていた。 しかし、あるミッションを機にタシャの中の何かが狂い始める……。

監督はブランドン・クローネンバーグ、「インフィニティ・プール」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/04/25/060000 が公開中ですね。
タシャ役がアンドレア・ライズボロー、「アムステルダム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/11/03/060000 に出演でした。
テイト役でクリストファー・アボット、「哀れなるものたち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/01/30/060000 に出演でした。

新作が公開ということで、監督の前作を見てみました。公開中の作品も面白かったですが、今作もなかなかですね。
殺し屋というのは、いろんな凄腕の人間がいますが、こういうことが近未来にはあり得るのかもしれませんし、負担はありそうですが、ほぼほぼ完全犯罪ですね。 でも、一歩間違うと戻ってくることができなくなり、リスクは大きい装置のようですね。
デビュー作も見たいですね。

 

陰陽師0

2024年作品、佐藤嗣麻子監督、山﨑賢人 染谷将太 奈緒 安藤政信 村上虹郎 板垣李光人 國村隼 北村一輝 小林薫出演。

呪いや祟りから都を守る陰陽師の学校であり、行政機関でもある“陰陽寮”が政治の中心だった平安時代。 呪術の天才と呼ばれる若き安倍晴明山崎賢人)は、陰陽師を目指す学生とは真逆で、陰陽師になる意欲も興味もまったくない、人嫌いの変わり者だった。 ある日、晴明は貴族の源博雅染谷将太)から、皇族の徽子女王奈緒)を襲う怪奇現象の解決を頼まれ、衝突しながらも共に真相を追う。 だが、ある学生(村上虹郎)の変死をきっかけに、平安京を巻き込む凶悪な陰謀が動きだす。

監督は佐藤嗣麻子、「K-20 怪人二十面相・伝」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/4329328 を記事にしています。
安倍晴明役が山崎賢人、「ゴールデンカムイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/01/24/060000 に出演ですね。しかし大作続きで忙しい賢人くんですね。
源博雅役で染谷将太、「怪物の木こり」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/12/04/060000 に出演でした。
奈緒は、「スイート・マイホーム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/09/10/060000 に出演でした。

陰陽師シリーズは色々出ていて、あまりしっかりと見たことはありませんが、今回はオリジナルストーリーで前日譚ということでした。
若き日の安倍晴明ですが、彼の生い立ちと、帝の陰陽師に就くまでということのようです。
夢枕獏が全面協力ということなんで、今後リメイクして新キャストで作り直すんでしょうか? なかなかの豪華キャストなんで、続くかもしれませんね。

 

君と世界が終わる日に (Season5) ①

2024年作品、保母海里風 山田信義 菅原伸太郎演出、竹内涼真 飯豊まりえ 桜井日奈子 玉城ティナ 前田公輝 佐野ひなこ 溝端淳平 柿澤勇人 本郷奏多 小久保寿人 横溝菜帆出演。

第1話 

タワーにたどり着いた明日葉(玉城ティナ)と佳奈恵(飯豊まりえ)たちが、ユートピア現代表の息子で明日葉の元婚約者の冬馬(柿澤勇人)の導きにより、平和で文化的な生活を送ることができる上層階の“タワー“と、劣悪な環境の地下エリア“アンダー#に引き裂かれてしまう。
明日葉は、冬馬や元老院のメンバーにタワーが守ろうとしている 「人類の未来」について説かれ、協力を求められることに。 しかし、ある人物から、現代表と冬馬の裏の顔、さらに「価値のある人間かそうでないかで、人々を上下に分断している」というユートピアの真の姿を聞かされた明日葉は、“アンダー“の仲間を助けに行こうと試みるが、反逆を恐れた冬馬によって軟禁されてしまった。


一方、掃き溜めのような“アンダー“に落とされた佳奈恵と加州(溝端淳平)は、タワーによって厳重に監視された、まさに地獄のようなその場所に驚愕。 少ない食料と貧しい暮らしによって行き場のない人々同士の争いが絶えない中、2人はタワーの警備兵に抜てきされた海斗(前田公輝)から、明日葉が“アンダー“に行こうと反抗したため軟禁状態にあることを知らされる。 誰よりも明日葉の身を案じる加州はその言葉を聞き激怒。明日葉の元へ向かうために奇襲を仕掛けるが、タワーにたどり着いた瞬間、冬馬に捕まってしまった。

今作から登場は漆原冬馬役で柿澤勇人、「鳩の撃退法」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/09/02/060000 に出演でした。
その父・徳秋役で尾身としのり、「おまえの罪を自白しろ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/10/26/060000 に出演でした。
アンダーの監視役・富岡役で袴田吉彦、「あなたの番です 劇場版」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/12/20/060000 に出演でした。

映画で終わりかと思いましたが、タワーはツインでしたね。 そこが描かれなかったということで、さらにまだ生存しているのに、描かれていない人物たちがいるので、このシーズン5は必然でしたね。
本編、そして主人公の間宮響の生涯は完結しましたが、でも世界は一体どういう方向でいくのか? 映画版のラストの3人がいる世界はどうなるのか? そこにつながるお話になっていくんでしょうか?

 

fuji_jukai.mov

2016年作品、坂下勝己監督、大熊杏実 大隣望鈴 小日向雪 山里亮太 椿鬼奴出演。

世界有数の自殺スポットとして知られる富士の樹海。 同地を題材にしたテレビ番組のロケが行われ、出演者たちは1つのスマートフォンを見つける。 それには自殺願望を持つアミ、人が死ぬ瞬間が見たいヒナタとみーたんという、SNSで知り合い、樹海に集まった3人の女子高生が撮影した複数の動画が収められていた。

監督は坂下勝己、映画は初監督ですね。
アミ役は大熊杏実、「暗殺教室~卒業編~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14014474 に出演でした。
みーたん役は大隣望鈴、「ちょっとまて野球部! 」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15975763 に出演でした。
ヒナタ役は小日向雪、初めてですね。

モキュメンタリーで、樹海に入っていく自殺志願者の女子高校生と、それが面白がってついてくる二人の同じく女子高校生。 もちろんそれを動画で撮って、目立ちたい二人、しかしどんどん樹海の先に入っていく3人。
樹海の先に、集落がしっかりあるのは、そこに宿泊もできるということはあまり知らない人は知らないんでしょうけど、さらにこの作品には、自殺し損なった人間の集まる謎の集落が描かれていますね。
そうなると本当に都市伝説の世界かもしれませんが、あってもおかしくない気もしますね。

 

異人たち

2023年作品、アンドリュー・ヘイ監督、アンドリュー・スコット ポール・メスカル ジェイミー・ベル クレア・フォイ出演。

ロンドンのタワーマンションで暮らす40代の脚本家アダム(アンドリュー・スコット)は、12歳の頃に死別した両親(ジェイミー・ベルクレア・フォイ)との思い出に基づく脚本を手掛ける日々を送っている。

そんなある日、幼少期を過ごした郊外の家を訪れると、そこには30年前に他界したはずの父と母が当時の姿で住んでいた。 心の隙間を埋めるように両親の元に足繁く通う一方で、アダムは同じマンションの住人ハリー(ポール・メスカル)としだいに距離を縮めていく。

監督はアンドリュー・ヘイ、「荒野にて」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/23/180000 他、記事にしています。
アダム役はアンドリュー・スコット、「1917 命をかけた伝令」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/02/28/060000 に出演でした。
ポール・メスカルは、「aftersun/アフターサン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/06/08/060000 に出演でした。
父役がジェイミー・ベル、「SKIN/スキン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/01/23/180000 に出演でした。
母役がクレア・フォイ、「ウーマン・トーキング 私たちの選択」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/06/05/060000 に出演でした。

今作は話題の作品ですが、日本の山田太一原作で、日本でも「異人たちとの夏」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7130260 で映画化されていて、私は好きな作品でした。 今回のリメイクは、ロンドンが舞台で、孤独な青年、ゲイであることを隠していた幼少期の暗い過去と、両親の死を引きずっている彼が、少年期に生まれ育った地を訪れると・・・


基本設定は同じですが、違うのは主人公がゲイであること、そしてパートナーはもちろん男性ということですね。
そしてもう一つ、父と母が亡くなった時代は、ゲイであること=エイズの危険性があった時代ということです。 これは今作を見る上で、非常に大きなポイントだと思いますし、そのことを触れる両親、ここで死んだ時から時間が動いてない両親と、今を生きているアダムとのギャップが見えていますね。
今作は、ただ場所を変えたリメイクにとどまらず、泣ける作品であり秀作でした。

 

からかい上手の高木さん2(第2期) ⑥

2019年作品、赤城博昭監督、高橋李依 梶裕貴 小原好美 市道真央 小倉唯 内田雄馬 小岩井ことり 岡本信彦 落合福嗣 内山昂輝 悠木碧 田所陽向声の出演。

第11話 歩数/花火/お土産/約束
「歩数」
夏休みのとある日。偶然を装い高木さん(高橋李依)を待ち伏せた西片(梶裕貴)は自信満々に勝負を仕掛ける。 なぜなら確実に勝てるよう事前に下調べをしていたからだった…西片は今日こそ高木さんに勝てるのか…?

第12話 夏祭り
夏祭りに向かう西片と高木さん。 カップルに間違われるが西片は必死に否定する。 勝負をしながら祭りを楽しむ西片と高木さんだったが、花火の直前、二人ははぐれてしまい…

この11話での「約束」は、泣けるんですね。 前回なぜ高木さんは母親と喧嘩したのか? それは夏祭りがあるからで、その先には彼女のある願いがあるんですね。 勇気を出して約束をした西方、ここは高木さんの気持ちを考えると泣けますよね。
それが最終回のラストにつながっていきます。
このシーズン2は、ただ1年歳をとった二人というだけでなく、ちょっとずつ素直になっていく感じがしますね。

 

ヘルブレイザー

2022年作品、ジャスティン・リー監督、エド・モッローネ クラッシュ・ビュイスト トニー・トッド エイドリアン・バーボー ブルース・ダーン出演。

人里離れた小さな町ホープバレー。 ある夜、古代の呪文で悪魔を召喚するカルトグループが密かに集結。 その儀式は成功し、町に悪魔が解き放たれた。 カルトメンバーたちは悪魔の餌にするため、住民に襲いかかる。迎え撃つのは善良な人々と保安官のグループ。 ショットガンや銃、手榴弾と地雷、グレネードランチャーを手に悪魔と人間の激しい攻防が始まる。

監督はジャスティン・リー、「マンイーター 捕食」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/02/09/060000 を記事にしています。
エド・モッローネは、監督の上記作品にも出演でした。常連のようですね。
トニー・ドットは、「キャンディマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/02/060000 に出演でした。
そしてブルース・ダーン、「43年後のアイ・ラヴ・ユー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/01/23/060000 に出演でした。

結構有名俳優が登場する豪華な作品にちょっと驚きでした。 それぞれ見せ場があり、やはり格の差があるんですね。
物語としては、モンスターと悪魔の愛のこのような存在に、カルト集団がくっついているという感じですが、今作だけではなく、数本作りたいという製作陣の考えがあるようですね。
顔を隠したカルト集団、一体何人いるのか? もしかしたら不死身で、何回も蘇って襲いかかってくるのでは? その割にはラストはちょっとあっけなかったですが。