anttiorbの映画、映像の世界

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怨泊 ONPAKU

2023年作品、藤井秀剛監督、ジョシー・ホー ローレンス・チョウ 高橋和也 黒川智花 酒向芳 菅原大吉 白川和子出演。

香港で不動産関係のCEOとして働くサラ(ジョシー・ホー)は恋人と別れた後、東京に来て不動産開発用の土地を購入する計画を立てていた。 東京へ着くと彼女を迎えた不動産業者の担当は、昔別れた恋人(ローレンス・チョウ)だった。 予約したホテルは、アメリカ大統領の突然の東京訪問のために宿泊ができなくなってしまい、提案されたのは老婦人(白川和子)が経営する非常に古びた民宿だった。

初めての夜にとても不安と恐怖を感じたサラは、泊まった部屋の中で女を痛めつける男の不気味な光景を目にする。 そしてその部屋の床下から朽ちた遺体が発見される。 捜査を担当した刑事(高橋和也)は、この民泊の古い家が住民失踪の連続猟奇事件に関わっていることを突き止める。 そしてサラもまた、幻覚で見えていた光景が現実となって迫ってきていた。 そこには彼女とこの民家にまつわる因縁のつながりがあったのだった・・・

監督は藤井秀剛、「猿ノ王国」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/04/22/180000 はなかなか面白かったです。
サラ役がジョシー・ホー、初めて作品を見ました。
ローレンス・チョウも初めての記事でした。

日本と香港の合作作品で、香港の女性が日本に来て怪異に合うという流れのお話ですね。
最近民泊というのが出てきていますが、私はこれはちょっと怖いと思う方です。 日本ならまだしも、海外ではどんなことがあってもホテルがいいです。 しかし予約していたホテルが手違いで予約がなくなっていたことで、ショーンの言われたところに向かったサラでした。


一見、心霊ホラーの様相で進んでいきますが、実は結構方向が違うのがミソでした。 面倒なのはサラは日本語があまりできないというか、ほとんど英語で、たまに中国語でのやり取りがあるのが聞きづらく、脇の俳優さん達がそれぞれ個性がありましたが、あまりハマっていなくて、あまりネームバリューがない役者さんの方が良かった気がしましたが。


 

パニッシャー シーズン2 ⅻ

2019年作品、ジム・オハンロンetc.監督、ジョン・バーンサル ベン・バーンズ アンバー・ローズ・レヴァ フロリアナ・リマ テリー・リーヴス ジョシュ・スチュワート マーク・リチャード・ゴールドマン出演。

第12話 衝突必至

ピルグリム(ジョシュ・スチュワート)はフランク(ジョン・バーンサル)達のアジトを襲い、仕留め損ねるもエイミー(ジョージア・ウィガム)は彼の車に隠れ、逆に彼の居所をつきとめることの成功する。 クリスタ(フロリアナ・リマ)がビリー(ベン・バーンズ)と通じていることに気づき始めたマダニ(アンバー・ローズ・レヴァ)は彼女を問い詰めて乱闘になり、クリスタを地面に突き落とす。

フランクの無実を証明したカレンとマダニ、しかし警官も彼を狙っているのは意外でしたね。 どこに敵がいるのかわからないフランクですが、自分が無実の女性の殺人に絡んでいないことがわかり、力がみなぎってきます。 頭も冴えてきて、いよいよクライマックスを迎えますが、ここでいろんな戦いが繰り広げられますね。
クリスタが捨て身の戦いを挑んできたのは驚きでしたが。

 

 

呪われし銀 

2021年作品、ショーン・エリス監督、ボイド・ホルブルック ケリー・ライリー アリスター・ペトリ ロクサーヌ・デュラン ナイジェル・ベッツ出演。

第一次世界大戦中の1917年、ソンムの戦い…戦地で瀕死の状態に陥った大尉の体内から、明らかにドイツ軍のものとは異なる銃弾が摘出された。
遡ること35年前…フランスのとある村で、その土地に居座っているジプシーと領主シェイマス(アリスター・ペトリ)ら村の長老たちが対立、見せしめにジプシーを惨殺してしまう。 しばらくして、シェイマスの息子エドワード(Max Mackintosh)が獣に襲われ怪我を負った後に、行方不明になるという事件が発生、さらには事情を知る村の子供が不可解な死を遂げる。 やがてジプシーを追って村に来ていた病理学者のジョン(ボイド・ホルブルック)が事件の謎を調べ始めるのだが…。

監督はショーン・エリス、「ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15088918 を記事にしています。
ジョン役はボイド・ホルブルック、「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/07/04/060000 に出演でした。
イサベル役がケリー・ライリー、「名探偵ポアロベネチアの亡霊」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/09/22/060000 に出演でした。

静かに人が消えていく、そんな微妙な恐怖の中物語が進行していきますが、途中から怒涛の展開になっていきますね。
変身するのか? それとも取り込まれていくのか? でも、噛まれたり、体液を取り込んでしまうと、もう感染したようになっていきますね。
なかなかのモンスター系と心霊系、呪いのホラー作品でした。


 

逃走中 THE MOVIE

2024年作品、西浦正記監督、川西拓実 中島颯太 木全翔也 金城碧海 瀬口黎弥 佐藤大樹 田鍋梨々花 川原瑛都 岡宏明 内田慈 笠原秀幸 長井短 本多力 松平健 津田篤宏 長谷川雅紀 クロちゃん 久保田かずのぶ 小宮浩信 大久保嘉人 ハリー杉山 景井ひな 大島麻衣 横山涼 HIKAKIN出演。

高校時代、陸上部だった大和(川西拓実)、瑛次郎(中島颯太)、賢(木全翔也)、勇吾(金城碧海)、陸(瀬口黎弥)、譲司(佐藤大樹)ら6人は、良きライバルとして青春を共に過ごしてきた。
高校卒業から3年が経ったある日、彼らのもとへ「参加人数1000人以上」「エリアは東京23区内」「賞金総額1億円以上」という史上最大規模で開催される「逃走中~MISSION IN TOKYO~」への招待メールが届く。 ある事情でバラバラになっていた6人は、それぞれの想いや野望を抱えながら参加を決意し、再会を果たす。 しかし、かつての絆は失われていた。
そんな中、突如ゲームを管理するクロノス社が乗っ取られ、一部のハンターが制御不能となる事態が発生。 一部のハンターがゾンビ化してしまう。 一瞬にして欲望と裏切りに塗替えられた予測不可能な命懸けのゲームへと変貌していく。
“捕まれば消滅、ただし生き残れば賞金100億円”大切なのは、金か命か? すべての予想を覆す、究極の「逃走中」がスタートする。

監督は西浦正記、初めて記事を書く監督です。
川西拓実は、「バジーノイズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/05/06/060000 に出演でした。
中島颯太は、初めての俳優さんでした。 FANTASTICS from EXILE TRIBEのメンバーですね。

「逃走中」が映画になる、テレビの拡大版になるのか? と思いましたが、予告編からすると少し違う感じを受けていました。
ただ、テレビと同じようにタレントはそのまま出演しますし、ただただ犠牲者になりますが(^^) なかなかの熱い作品に仕上がっていますね。
K役が、初めは分かりませんでしたが、大物俳優を上手く使っていて、究極の選択を迫るところは面白かったですね。
「戦闘中」も作ったらいい!

 

パニッシャー シーズン2 ⅺ

2019年作品、ジム・オハンロンetc.監督、ジョン・バーンサル ベン・バーンズ アンバー・ローズ・レヴァ フロリアナ・リマ テリー・リーヴス ジョシュ・スチュワート マーク・リチャード・ゴールドマン出演。

第11話 奈落の底

フランク(ジョン・バーンサル)は警察に逮捕され、カレン(デボラ・アン・ウォール)やマダニ(アンバー・ローズ・レヴァ)の呼びかけにもフランクは応えることがない。 カレンとマダニはフランクの無実を証明するため、死体の検視を行う。 ピルグリム(ジョシュ・スチュワート)は自分の妻の死を知らされ、徐々に自らの信仰に葛藤が生じ始める。

エリザ・シュルツ役でアネット・オトゥール、「新・ヒッチコック劇場」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/9046284 に出演でした。

ここでカレン・ペイジの登場ですね。 ここ1番に駆けつける、ゲスト的な役割ですが、フランクはそんな彼女の心に感謝こそしますが、やはり女性3人を殺してしまったと、心がズタズタになっています。
しかしなんかおかしいですね。
そしてプルグリムは、恐ろしい男なんですが、だんだんボロボロになっていきます。

 

 

マジック・マイク ラストダンス

2023年作品、スティーヴン・ソダーバーグ監督、チャニング・テイタム サルマ・ハエック アユブ・ハーン=ディン ジェメリア・ジョージ ジュリエット・モタメド ヴィッキー・ペッパーダイン ケイトリン・ジェラード ギャビン・スポークス出演。

40代になったマイク・レーン(チャニング・テイタム)は、コロナ禍の不況で家具店が潰れ、愛も失って孤独に生きていた。 マイアミで開かれた盛大なパーティーバーテンダーを勤めたマイクは、帰り際に主催者である富豪夫人のマクサンドラ(サルマ・ハエック)に呼び付けられた。 マイクがすご腕のストリッパーだと聞いたマクサンドラは、一対一でダンスを見たいと要求し、応じたマイクは一夜を共にした。
マイクの才能に惹かれたマクサンドラは、良い仕事があるからと、ロンドンの本宅で一ヶ月暮らすよう強引に誘った。 夫婦仲が冷え切っている彼女は演劇のプロデュースに情熱を燃やし、古風な劇場を経営していた。 すでに前売り券が完売している古典劇を、マイクの演出と振り付けによるダンスで斬新なショーに変えると意気込むマクサンドラ。
昔のストリッパー仲間に連絡を取り、新メンバーも集めるマイクたち。 舞台稽古も進んだが、マクサンドラの不仲な夫ロジャーと、嫁を憎むその母親が政治力を駆使して妨害を仕掛けて来た。 上演したら義母によって全財産を奪われると脅されて、劇場経営を断念するマクサンドラ。 しかし、マクサンドラの事情を知らないマイクは諦めなかった。

監督はスティーヴン・ソダーバーグ、第1作 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/11132244 は監督、第2作 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15205134 は制作総指揮でした。
チャニング・テイタムは、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 が公開中です。
サルマ・ハエックは、「ハウス・オブ・グッチ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/01/18/060000 に出演でした。

昨年公開の今作は劇場が合わず行けませんでした。 1作目がダントツだったので、2作目は多少配役も落ち、監督も変わり少しトーンダウンは否めませんでした。
しかしソダーバーグが戻った最終作はちょっと期待が大きかったですね。


やはり圧巻は、最後のライブシーンですが、ただの男性ストリップショーではなく極上のショーに仕上がっています。 そして制作側に回っていたマイクが最後登場するところは、ちょっと泣けるパフォーマンスになっていましたね。 今作は良かった!


 

あのコはだぁれ?

2024年作品、清水崇監督、渋谷凪咲 早瀬憩 山時聡真 荒木飛羽 今森茉耶 蒼井旬 穂紫朋子 今井あずさ 小原正子 伊藤麻実子 たくませいこ 山川真里果 松尾諭 マキタスポーツ 染谷将太 中務裕太出演。

夏休みの高校で、臨時教師として補習授業を担当することになった君島ほのか(渋谷凪咲)は、目の前で女子生徒・小日向まり(今森茉耶)が屋上から飛び降りる瞬間を目撃してしまう。

一方で、補習授業を受けるのは5人の生徒のはずなのにほのかは、いないはずの生徒がいることに気づく。 やがてほのかと補習を受ける生徒たちは、“あのコ”にまつわるある衝撃の事実にたどり着く。

監督は清水崇、「ミンナのウタ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/08/15/060000 が近作です。
主演は渋谷凪咲、出演作は初めてで、初主演ですね。
早瀬憩は、「違国日記」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/06/11/060000 でも好演でした。
山時聡真は、「ラーゲリより愛を込めて」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/12/12/060000 に出演でした。

清水崇監督は怒涛のラッシュで作品を作ってくれています。 嬉しいことですね。 怖いことのツボを心得ているんで、しっかりと怖がらせてくれますし、それが上手いんですね。
ただ、恐ろしい怪物的、怨霊的な存在、特殊処理をするんではなく、人間か幽霊か、生きているのか? 死んでいるのか? という曖昧な部分というのが人間一番怖いんじゃないかと思いますし、そこをうまく突いてくる感じがしますね。
今作もラストがゾッとするとともに、ちょっと切なさが残りました。