2020年作品、ザイダ・バリルート監督、アルマ・ポウスティ クリスタ・コソネン シャンティ・ローニー ヨアンナ・ハールッティ出演。
1944年のヘルシンキ、戦火の中でトーベ・ヤンソン(アルマ・ポウスティ)は自分を慰めるようにムーミンの世界を作り、爆風で窓が吹き飛んだアトリエで暮らしを始める。型破りな彼女の生活は、彫刻家である父・ヴィクトル(ロベルト・エンケル)の厳格な教えに相反していたが、自分の表現と美術界の潮流との間にズレが生じていることへの葛藤、めまぐるしいパーティーや恋愛を経つつ、トーベとムーミンは共に成長していくのだった。 自由を渇望するトーベは、やがて舞台演出家のヴィヴィカ・バンドラー(クリスタ・コソネン)と出会い、互いに惹かれ合っていく。
「ムーミン」の産みの親の自伝作品ですね。
監督はザイダ・バリルート、過去作がありますが、未見でした。
主演のトーベ役はアルマ・ポウスティ、ムーミンのアニメ劇場版でも声優として参加していました。
アトス役はシャンティ・ローニー、初めて見る俳優さんでした。
クリスタ・コソネンも、見た出演作はありませんでした。
第二次戦時下、トーベは芸術家の父を持ち、彼女も画家の道を歩んでしましたが、なかなか父のようにはなれず悶々としていました。 そしてその合間に挿絵のように、小さいトロールの絵を描くことが彼女の心を平静に保つ支えになっていました。 しかし父は、そんな絵よりも芸術性を求めていました。
ナチスに迎合する芸術界にも何か違和感を感じていたトーベ、そして彼女は、恋愛に、パーティー参加に、自由奔放に生きていましたが、だんだんとムーミンが評価され始めていきます。
「ムーミン」といえば、初めてフジテレビだったか放送された時は毎週見ていましたね。 今でもうる覚えの寂しい最終回は記憶に少し残っています。 ただ、第1シリーズはだいぶ子供向けにアレンジされていたようで、その後のシリーズは多少原作に近いシュール感があったと聞いていますが、私はもう見なくなっていました。
数年前に劇場版が公開されましたが、この自伝を見た上では結構興味深く見れるかもしれませんね。
画家として活動していたトーベ
しかしなかなかチャンスをつかめなかったが
合間に書いていた小さなトロール
そしてきっかけの仕事が来て
彼女と出会い
ムーミンの舞台が大成功
一気に彼女はムーミンの原作者として脚光を浴びる