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ピンカートンに会いにいく

2018年作品、坂下雄一郎監督、内田慈 松本若菜 山田真歩 水野小論出演。

5人組アイドル・ピンカートン、ライブ会場はそこそこの入りだった。 少年は何を思ったか、会場に入らず、外に出た。 その時、会場の駐車場出口から中川葵(岡本夏美)が飛び出してくる。 とっさにノートを取り出しサインを貰おうとするが、彼女は逃げるように行ってしまう。
そして会場では、ライブの中止のお詫びをしていた。
ブレイク寸前で突然解散してしまった伝説の5人組アイドル・ピンカートンのリーダーだった優子(内田慈)は、20年経った今も売れない女優を続けている。 ある日、レコード会社の松本(田村健太郎)と名乗る男から優子の元に一本の電話が入り、ピンカートン再結成の誘いを受ける。
いったんは断った優子だったが、事務所を通さない営業がバレ、所属事務所もクビになり、人生も半ばと崖っぷちに追い込まれた。
優子は、再起をかけて松本と一緒に元メンバーに会いに行くことにする。 しかし、すでに芸能界を去っていた元メンバーの3人はつれない返事。 さらに、一番人気だった葵(松本若菜)の行方が分からず、彼女を知る人たちを訪ねて回るが…

これは新宿で見たかったのですが、レイトだったのでいけませんでした。 しかし地元の2番館にかかりました(^^)
監督は坂下雄一郎、「東京ウィンドオーケストラ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14756526.html はいい作品でしたね。
主演は内田慈、出演作品は多いですが初主演です。 近作は、「3月のライオン 前編」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14883316.html に少しでていましたが、ドラマ、映画と数多く出演しています。
田村健太郎は再結成に取り組むレコード会社の社員役。 「あやしい彼女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14026876.html に出演していました。

物語は、ブレイク寸前に解散してしまったアイドルグループ、なぜ突然解散したのか? 実はその中の一人がソロになることが決まりかけていたんですね。 それはリーダーだった優子ではなく、ライブ会場から失踪した葵でした。
葵と優子は、仲がいいという感じではなかったんですが、斜に構えた性格は似ていて、周りのアイドルをこき下ろしていました。 それはなかなか日の当たらない自分たちに対する劣等感からはみえみえなんですね。 しかし葵が、プチブレイクをし始めて、事務所は一気に彼女をピンにさせようとします。
時は流れて、優子だけがこの世界にしがみついて生きていますが、性格は直らず、そのくせプライドはあって、パチンコ営業を断ってしまい、さらには事務所を通さない仕事もばれて、とうとうクビになってしまうんですね。
そこに飛び込んだピンカートン再結成のお話、彼女はもうこれしかないんですね。 しかし肝心の葵がどこにいるかわからず、昔のマネージャーに会いに行きます。 そして彼女の秘密が少しわかるんですね。
アイドルの時代はまだ続いていますが、スポットが当たるのはほんの一角だけ、ちょっとつらい作品ですが、再結成というのもそんな淡い夢のことかもしれませんね。

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プチブレイクしたピンカートン

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葵と優子、考え方が似ていてよく話す仲だった

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20年後、優子の元に再結成の話が

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いったんは断るが、昔のメンバーをたずねて説得

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何とか3人は集めるが

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肝心の葵は

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