anttiorbの映画、映像の世界

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心霊食堂

2015年作品、夏目大一朗 福谷孝宏監督、浜田由梨 白河優菜.島村舞花 三輪ひとみ出演。

あるレストランの美しすぎる店主。 彼女の口から食べ物にまつわるショッキングな3つのストーリーが語られ始める。
ナポリタン・リベンジ
かつて山奥のレストランで働いていた3人の男たちは、未解決監禁殺人の共犯者だった。 ある日、3人は店の跡地に新しいレストランができたと聞き…。


②美味しいコーヒー
不倫をしている男、妻はコーヒーを入れることが好きだったが、ある日不倫を疑われ。


③サバ缶殺人事件
上司と不倫していたOL。 しかしその男はいろんな女性社員と不倫をしていたらしく、彼女がそれを知ったのは退職した後だった。 それを元同僚から聞き。

夏目大一朗は、1話目は俳優として、2、3話は監督をしていました。「怖い 夢占いの館」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15571320 を記事にしています。
福谷孝宏は、「地下室の美女が語る恐怖の都市伝説」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15572467 に夏目監督と共に参加していました。
そしてストーリーテラー役で三輪ひとみ、「海難1890」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13711904 を記事にしていました。

1話目は復讐もの、山の中のレストランをしていた三人の男たちは、たまたま道にを聞きにきた女性を暴行して殺してしまいます。 そしてそのレストランをひきはらったあとに、なぜかH Pがあり誰が経営しているのか? 見にくると・・・
2話目は不倫をしている精神科医が、妻を殺した直後にある夫婦がやって来てカウンセリングをし始めますが、妻の亡霊が見れて仕方がありません。
3話目は、昔の同僚と出会い、公園で話していると自分が不倫をしていた上司が別の不倫で会社を辞め、馬鹿にしていたことに腹を立てて、もらったサバ缶で殴り殺してしまいます。 しかし死体が消えてしまい、自分は特殊な存在だと思い込み、どんどん殺人をして行きますが、死体はいつも消えてしまうというお話でした。

三輪ひとみ演じるストーリーテラーは殺された人間いい枠付きの食べ物を出すと、苦しみ消えてしまうというオチがいつもあるんですね。 まあ軽い気持ちで見れるOVでしたが、「2」もあるようなので。

 

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僕と彼女とラリーと

2021年作品、塚本連平監督、森崎ウィン 深川麻衣 佐藤隆太 西村まさ彦出演。

母と早くに死に別れた北村大河(森崎ウィン)は、ラリーに打ち込む父・登志雄(西村まさ彦)の身勝手さが母の死を早めたと思い込み、大学入学と同時に東京に出ていた。俳優を目指し漠とした不満を抱えて暮らすなか、地元で暮らす幼馴染の上地美帆(深川麻衣)から、父の死を伝えられる。 久しぶりに故郷の豊田市に戻り、自然あふれる地元の人々と触れ合ううちに、真の父の姿に触れる大河。 父はラリーで数々の栄誉に輝いたメカニックだったが、自動車会社を退職して町外れでガレージをはじめたのだった。 父が残したガレージで本当は父と一緒にラリーに関わりたかったと気付いた大河は、シングルマザーとして故郷と自身のアイデンティティーを大切に生きる美帆に導かれ、このまちで夢をかなえようと決意する。

素朴でいい作品でしたね。
監督は塚本連平、「今日も嫌がらせ弁当」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15985749 もいい作品でした。同じく乃木坂46に籍を置いていたことのある松井玲奈が起用されたいましたね。
主演は森崎ウィン、「都会のトム&ソーヤ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/03/060000 に出演していました。
深川麻衣は、「おもいで写眞」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/02/06/060000 で主演でしたね。

物語は、東京で俳優活動をしている大河でしたが、なかなか大きな役を掴めないでいました。 今回のオーディションはそこそこ上手く行ったと思ったとき、父から何度も電話が来ました。 11月に帰ってくるのか?と何度身聞いてきますが、父のことを嫌っていた、いや恨んでいた彼は怒鳴ってしまいます。 しかしその後、幼馴染の美帆が父の携帯から電話をかけてきて、父が亡くなったことを知らせてきます。
一旦帰省市、そこには兄と従業員、そして見つけてくれた美帆がいました。 兄はもう段取りをとってくれていて、すぐに仕事に一旦戻るからといって大河が引き継ぎます。美帆は地元のテレビ局のレポーターをしていて、父のことを取材したり登志雄とは接点が多かったとのことで、取材のVを見せてくれたりしました。
しかしこの整備会社をどうするか? 従業員はなんとか続けられないかと大河にお願いをしてきますが、兄は維持できるわけがないと、会社を畳むことを決めていました。 しかし大河はもう少し頑張ってみたいと兄に進言します。 そこに謎の男が現れます。

今作は、父と二人の息子のすれ違いがなんとも寂しいんですね。 仕事のために家を長いこと留守にしてしまう父、残された母は必死に二人を育てますが、体を壊し、早死にしてしまいます。 海外から必死に駆けつけようとした父は間に合わず全てが終わってからやってきた父に、大河は話も聞かずの激怒してそれっきりになってしまうんですね。

完全に父のことを理解できないでしょうけど、いつかは親になれば多少は、そんな兆しを残して終わるこの作品、秀作ですね。

 

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父は息子に電話をかけていたが

 

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彼女が富志雄が亡くなっているのを発見した

 

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そしてこの整備場はどうなる?

 

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父の形見のような車を見つける

 

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そしてしばらく故郷で暮らすうち

 

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仲間、社員と一緒に

 

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ラリーに

 

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漂着者 ⑦

2021年作品、本橋圭太 山本大輔 松本喜代美演出、斎藤工 白石麻衣 野間口徹 生瀬勝久出演。

第7話

ヘミングウェイ斎藤工)と対談していた総理大臣が落下してきたシャンデリアの下敷きになって死亡。 ヘミングウェイが死を予言する言葉を叫んだ後に、シャンデリアが落下するという決定的な瞬間の動画が拡散され、世間が騒然となる中、外務大臣の藤沼恵美子(峯村リエ)が総理大臣臨時代理に任命される。
新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、上司の橋太(橋本じゅん)に、ヘミングウェイが最初に絵を描いて予言した総理大臣の死は、シャンデリアの落下によるものではなく、“橋らしき人物による殺人”だったと告げる。

ヘミングウェイが未来を変えたってことか?」と笑い飛ばす橋だが、翌日退職届を提出。唐突な決断にがく然とする詠美に、橋は、かつて彼女の父親が収賄事件に巻き込まれた際、「墓場まで持って行く」と言っていた秘密を、どうしても知りたいと思って取材を続けた結果、おぞましい真実、そして憎むべき黒幕を知ってしまったと語り始めるのだが。
一方、崖から大勢の人々に見送られて海に飛び込んだという記憶がよみがえったヘミングウェイは、自分が何者なのかを考え続けてきたものの、それだけではすべての記憶は戻らないと気づく。 そして、自分の過去を知るというNPO法人『しあわせの鐘の家』の代表・ローゼン岸本(野間口徹)に、「あなたは何者なんですか?」と静かに問い掛ける。すると、それを聞いたローゼンは。
また、刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、ヘミングウェイを一連の事件の容疑者だと疑いながらも、その能力が本物ならば12年前に行方不明になった娘に会わせてほしいと、涙ながらに訴える。
そんな中、再び女児誘拐事件が発生。 なんとその被害者は、新潟県警の捜査一課長・佐々木文雄(岩谷健司)の娘だった。

ヘミングウェイの動画を解析した大学教授・佐瀬役は木下政治、映画出演作の記事はありませんでした。
総理大臣役はキンタカオ、「寝ても覚めても」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15673090 に出演していました。
内閣広報官やくはしゅはまはるみ、「犬部!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/27/060000 に出演していました。
臨時総理・藤沼役で峯村リエ、「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15558650 に出演していました。

大事件が起きます。 なんと総理大臣が落ちてきたシャンデリアによって死亡してしまいます。 ヘミングウェイが直前に謎の予言をした直後で、それを詠美だけが自分の手帳に書かれた絵で判断しましたが、その時は遅かった。 しかし後日、もう一つの未来があったことを彼は明かします。
その絵は、橋太が総理を殺害する絵でしたが、詠美が不幸になるということでその絵を封印し、別の絵を描いたというのでした。 詠美はキャップの橋太を問いただしますが、居酒屋では煙に巻いた橋太でしたが、すぐに辞表を書き去って行きます。
その頃、また誘拐事件が起きます。 なんと佐々木捜査一課長の娘がターゲットになります。


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妖星ゴラス

1962年作品、本多猪四郎監督、池部良 上原謙 志村喬 坂下文夫出演。

1979年9月29日午後8時、土星探査の任務を負った日本の宇宙船JX-1・隼号が、富士山麓宇宙港から打ち上げられた。 しばらくして、パロマー天文台は質量が地球の6,000倍あるという黒色矮星・ゴラスを発見したと発表する。 隼号の艇長・園田(田崎潤)は最もゴラスに近い位置にいることを鑑み、急遽その探査に任務を変更するが、引力圏内に捉えられてしまう。 脱出不可能と判断した園田は「地球からの観測データは誤っている」と最後まで観測を続け、データを送信した隼号はゴラスへ衝突して大破し、クルー全員が殉職する。
隼号の遭難はクリスマスに湧く日本に衝撃を与え、最後に送信されたデータから導き出された「ゴラスは大きさこそ地球の4分の3だが、今の進路を保てば地球に衝突する」という結論は、世界中に衝撃を与えた。
日本宇宙物理学会の田沢博士(池部良)と河野博士(上原謙)は事態を危惧するが、政府も対策に本腰を入れようとせず、またこれを自分の問題として捉える人々も少なかった。 隼号の姉妹艇JX-2・鳳号の若いクルーたちは「先輩たちに続け」と意気込むが、ゴラスの再観測が重要ゆえに打ち上げは莫大な予算を要するという現実に直面する。
思うに任せぬ中、田沢と河野は園田(志村喬)の孫・速男(坂下文夫)の「ゴラスを爆破するか地球が逃げるか、その2つしかないじゃないか」という言葉に活路を見出し、国連科学会議で「重水素ならびに三重水素を利用したロケット推進装置を南極に設置し、100日間で地球を40万キロメートル移動させて軌道を変える」という「地球移動計画」を提案する。

当初は疑問視されるが、アメリカやソ連も似たような研究を行っていたことから、南極に結集した世界中の技術によって巨大ジェットパイプが建造されていく。 工事現場で落盤が発生するなどの事故でタイムロスも生じ始めるが、多くの人々による尽力で作業は続けられた。
そのころ、国連の要請を受けて日本が打ち上げた鳳号がゴラスに接近する。 カプセル1号でゴラスに肉薄した金井(久保明)の観測の結果、ゴラスの質量は地球の6,200倍に増加しており、もはや爆破は不可能という結論が出される。 地球を救う術は前述の計画のみとなる一方、金井は接近時のショックで記憶喪失となってしまう。

この作品、昔はよくテレビで放送されていました。
監督は本多猪四郎、もちろん一連の東宝特撮の大監督ですね、「ゴジラ」(1954年) https://anttiorb.hatenablog.com/entry/11939165 が記念すべき日本の特撮の夜明けの作品ですね。
池部良は、「宇宙大戦争」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/07/21/180000 を記事にしています。
上原謙も出演していましたね。記事にした作品はありませんでした。

物語は、地球に接近する小惑星が観測されます。 しかしその小惑星の質量は、なんと地球の6000倍だということがわかります。 隼号が観測に向かいますが、あまりの質量に、脱出不可能になってしまいます。 しかし貴重なデータを最後まで送り続け、その小惑星に激突して、乗組員は殉職してしまいます。
妖星ゴラスと名付けられた小惑星、このままでは地球と衝突し、あまりの質量に、地球はもしかしたら爆発してしまうかも、残ったとしても人類は絶滅は避けられません。 そしてある壮大な計画が動き始めます。

今作はなんと、地球の軌道を変えてしまおうという、壮大な計画のSFですね。 私がこの作品で印象深かったのが、月とゴラスが衝突、月が木っ端微塵になるシーンですね。今の科学技術でもおそらく無理な方法でしょうけど、できたとしても気候変動は半端じゃないでしょうし、人類が生き残るのは無理そうですね。

 

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護られなかった者たちへ

2021年作品、瀬々敬久監督、佐藤健 阿部寛 清原果耶 林遣都出演。

2011年3月、東日本大震災が起こります。宮城県では津波被害から逃れた人々が小学校に避難していた。 家族を心配して駆けつけてきた宮城県警捜査一課の笘篠誠一郎(阿部寛)の姿もあった。 教室の中で座り込んでいる人々の中に、妻と息子がいないか捜しますが2人はいなかった。 笘篠の後ろ姿をいぶかし気に見送っている一人の若者(佐藤健)がいた。 彼は居場所を求めて校舎内を歩きまわっていたが、教室の隅っこで小さくなって座り込んでいる黄色いジャンパーの子供(石井心咲)を見つけ、「あれ?」という表情を浮かべる。 若者はそのまま、黄色いジャンパーの子供のそばに座り込む。
あの日から9年。 笘篠誠一郎の妻と子供は、9年前の東日本大震災で行方不明のままだった。 笘篠は、家族を護ると大言壮語したものの助けることが出来なかったという自責の念を、仕事に没頭することで紛らせていた。
ある日、仙台市の老朽化したアパートの空き部屋で男の死体が発見される。 その男は手足をがんじがらめに拘束され、餓死していた。 被害者は、三雲忠勝(永山瑛太)。仙台市青葉区保健福祉センターの課長で、公私ともに善人と評判の人物だった。 笘篠と後輩の蓮田(林遣都)は、三雲の勤める保健福祉センターに聞き込みに向かう。 会社での三雲もやはり、上司からも部下からも信頼され、仕事にも真面目な人物のようだったが。
三雲の部下の円山幹子(清原果耶)が、保健福祉センターの仕事について教えてくれた。東日本大震災後、県内の生活困窮者が仙台市に流れ、仙台市生活保護率は、予算削減にも関わらず上がる一方だというのだ。
「本当に生活保護が必要な人には行き渡らず、逆に不必要な人に受給される現実もあります」。 円山は、厳しい社会の現状を嘆いているかのようだった。 国民の血税で賄われる生活保護費だからこそ、その運用や可否判断は疎かにできるものではない。 申請者の厳正は、職員にとっても責任ある仕事なのだった。
第二の事件はそれからすぐに起こる。 被害者は、杜浦市福祉保健事務所の元所長・城之内猛(緒形直人)。 小屋に拘束されて放置された城之内の死因は、三雲同様、餓死だった。 またしても続く善人と呼ばれる死に、警察の捜査は難航していく。
一方、9年前に小学校に避難していた若者・利根泰久は、更生保護司の櫛谷貞三(三宅裕司)の紹介で、鉄工所を訪ねていた。 社長は利根に、面白半分に刑務所に入った理由を聞いてくるが。

大震災の影にあるリアルな背景を描いていました。
監督は瀬々敬久、「明日の食卓」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/12/060000 も心を抉られる作品でしたね。大島優子がキーでしたね。
佐藤健は、「るろうに剣心 最終章 The Beginning」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/13/060000 も凄まじい作品でしたね。
阿部寛は、「HOKUSAI」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/07/060000 を記事にしています。
清原果耶は、「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/07/060000 を記事にしています。

物語は東日本大震災から始まります。 刑事の笘篠は家族を一気に失いました。 全く遺体も上がらない悲しみの極地でした。 しかしそこに三人の同じ様に全てを失った人間がいたことを彼は気が付きませんでした。
そして9年後、連続殺人事件が起こります。 二人の被害者は、いずれも人気のない場所に動けない様にされ、餓死していました。 強烈な怨恨による殺人事件でした。 しかしその二人は市で福祉に携わる仕事をある期間一緒にしていて、同僚の評判は頗る良かった人間でした。しかしさらに調べていくと。

こういう災害の後、市、県、そして国がいかに補償をしていくかが大きな問題になりますね。 そしてどうにもならない時に生活保護ということになっていくんですがね。 しかしこの生活保護というのは、人間としてのプライドが大きく邪魔をしてしまう。 さらに大災害の後にはいろいろ補償面とか、国のお金をずるくかすめようとする輩、さらにいえば貧困商売をする人間、ブラックな組織も出てくるんですね。
真面目に接する職員、本当に困窮している人間、この出会いもいかに大変なのかも感じ取れる作品でした。

 

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荒んでいた利根

 

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出会った3人

 

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当時の役所

 

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そして起こった連続餓死殺人事件

 

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戻って来た利根

 

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成長した彼女

 

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そして役所で働き

 

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生活保護を受ける人間を見極めていた

 

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漂着者 ⑥

2021年作品、本橋圭太 山本大輔 松本喜代美演出、斎藤工 白石麻衣 野間口徹 生瀬勝久出演。

第6話

幼稚園バスの運転手を殺害し、13人の園児を拉致・監禁していたのは、ヘミングウェイ斎藤工)の婚約者を名乗る謎の女・古市琴音(シシド・カフカ)と外国籍の男女(マキシム・コレニック、南部麻衣)だったことが判明。 それと同時に、琴音を監視対象としてマークしていた公安が、外務省からの横やりで撤収させられていたこともわかる。 彼女に関するすべてのデータが破棄される中、監視を続けていた刑事によると、琴音の自宅にNPO法人『しあわせの鐘の家』の代表・ローゼン岸本(野間口徹)が出入りしていたという。
刑事・柴田俊哉(生瀬勝久)は、ヘミングウェイが幼い娘が失踪した過去を言い当てたことに激しく動揺しながらも、部下の野間健太(戸塚純貴)とともに、重要参考人としてローゼンを警察に引っ張るため、『しあわせの鐘の家』に向かう。 しかし、そこになぜか総理大臣・宮部一馬(キンタカオ)が現れ、あっさり追い払われてしまう。
テレビで総理大臣と公開討論をしてほしいと言われたヘミングウェイは「なぜ記憶もない自分が政治に利用されるのですか」とローゼンに反論するのだが、「むしろヘミングウェイ様が総理を利用するのです」と諭される。 ローゼンの狙いが何なのか、まったくわからないヘミングウェイは、彼の正体に疑問を持ち始めるのだが。
一方、新聞記者・新谷詠美(白石麻衣)は、ヘミングウェイが祈る姿が収められた動画を専門家に検証してもらうが、一切細工は施されていなかった。 ヘミングウェイのように影響力のある人物が妄信的な人々に向かって何かを発信すると、それは世界を動かすほどの集団催眠になることもあるという専門家の言葉に、詠美はジャーナリストとして確固たる証拠を集めて、この荒唐無稽な話を否定する、と意気込む。 しかし、社会部キャップの橋太(橋本じゅん)は、何度も危険な目に遭っている詠美を危惧し、すべてを忘れて手を引くよう進言する。
しかし、諦めきれない詠美は、海岸近くの漁村へ…。 長年そこで暮らしている老人は、これまでに足首にヘミングウェイと同じタトゥーの入った水死体が流れ着いたことが何度かあると語り始める。
その日の深夜、詠美が自宅で仕事をしていると、突然ヘミングウェイが訪ねてきて。

4話で殺される古郡准教授役は森準人、映画出演作は未見です。
しあわせの鐘の家の顧問弁護士・宇田川役は大堀こういち、「クソ野郎と美しき世界」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15461822 に出演していました。
新潟県警捜査一課の刑事・谷口役は土佐和成、「思い、思われ、ふり、ふられ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/08/21/060000 に出演していました。
詠美を襲った覆面のロシア人役はマキシム・コレニック、そしてもう一人の女役は南部麻衣、今作以外には出演歴はありませんでした。

さて、三番町の家から幼児たちを救ったヘミングウェイ。 詠美も助かりますが、ローゼンがこの家に出入りしていたことで、彼の事情聴取をしようと柴田たちは迎えに行きますが、なんとそこに現れたのは内閣総理大臣でした。
そしてその頃、詠美の家に来たのはヘミングウェイでした。 そして二人は結ばれますが。

 

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裏ゾッキ

2021年作品、篠原利恵監督、竹中直人 山田孝之 齊藤工出演、松井玲奈ナレーション。

2020年1月。映画「ゾッキ」の制作決定を一際喜んでいたのは、ロケ地である愛知県・蒲郡の人々だった。 蒲郡では、印刷屋さん、パン屋さん、居酒屋さんなど町の有志が立ち上がり、8年前から映画の誘致活動を続けていた。 そして今回、蒲郡市も巻き込み、ついに念願の映画「ゾッキ」を、市民総出で全面的にバックアップすることになったのだ。 

平穏だった蒲郡で巻き起こるハプニングの数々。 超豪華キャスト、スタッフによる一筋縄ではいかない映画制作。 そして、素人集団が何とか映画を盛り上げようと奮闘する姿。 その模様を追った「裏ゾッキ」は、映画作りのために集まった"裏と表"の人々を描く新感覚のドキュメンタリー作品。

なぜ町に映画が必要なのか? なぜ人は映画を撮るのか? ひとつの映画に集まった人々の想いを、映画「ゾッキ」公開直前まで追いかける。

「ゾッキ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/04/13/060000 の公開の苦労がわかるドキュメンタリーでした。
監督は篠原利惠、テレビドキュメンタリーを手掛けるテレビディレクター、ドキュメンタリー監督ですね。
三人の監督が自然とスポットが当てられますが、本当の主人公は撮影現場の蒲郡市の市民の方達ですね。

「ゾッキ」は蒲郡市出身の漫画家大橋裕之原作ということで、ここを舞台に映画を撮ろうということになります。 大々的に蒲郡市はこれを盛り上げ、市民、役所も全面的にバックアップすることになります。 そして映画撮影開始は2020年初頭でした。 5週間の撮影スケジュール、市民の協力のもと、映画は無事撮り終え、後は編集作業となり、市民は公開を待つのみとなります。
しかし、思わぬ事態がどんどんエスカレートして行きます。 それは新型コロナでした。

この作品は映画を地元に呼び、それに協力する市民のドキュメンタリーであり、さらに言えばコロナ禍での映画公開の難しさ、さらにはなんとか映画が上映されても、緊急事態宣言でその場に舞台挨拶に行けない監督陣の憤りもしっかりと描いていますね。


竹中直人が、「リモートは好かん」と言い、実際に生でお客様の前で挨拶をしたい、その気持ちは偽らざるものですね。 まだまだ予断を許さないコロナ禍ですが、なんとか前に映画界も進んでほしいですね。

 

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