anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

HOKUSAI

2021年作品、橋本一監督、柳楽優弥 田中泯 玉木宏 阿部寛出演。

町人文化が花開いた江戸の町。その片隅に、日の目を見ることなく過ごす1人の貧乏絵師がいた。勝川春朗(柳楽優弥)。後の葛飾北斎である。腕は確かだったが、傍若無人な振る舞いが災いし、師匠からは破門され、食うこともままならない日々を送っていた。そんな北斎にある日、人生を変える転機が訪れる。歌麿写楽を世に出した希代の版元・蔦屋重三郎阿部寛)が、北斎の秘めた才能を見出したのだ。重三郎の後押しによって、“絵の本質”に気づいた北斎は、その才能を開花。誰にも真似できない革新的な絵を次々と生み出し、たちまち人気絵師となる。その奇想天外な世界観は、瞬く間に江戸を席巻。さらに町人文化を押し上げることに。
ところがそこへ、北斎田中泯)の盟友で戯作家の柳亭種彦永山瑛太)が、幕府の禁に触れたとの報せが飛び込んでくる。信念を貫いた友のため、北斎は怒りに震えながら、命懸けの作品を仕上げるが……。
ダブルキャストで作られた葛飾北斎の伝記映画でしたね。
監督は橋本一、「劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/04/12/060000 を記事にしています。
主演は二人、柳楽優弥は、「今日から俺は!!劇場版 」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/07/23/060000 に出演していました。
田中泯は、「いのちの停車場」 にも出演していましたね。
歌麿役で玉木宏、「空母いぶき」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15966810 が近作ですね。
蔦屋役で阿部寛、「のみとり侍」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15528176 を記事にしています。
物語は、絵は上手いが写実的すぎて、なかなか売れない若き日の春朗でした。一応蔦屋に絵は置いてあったが、版元の蔦屋重三郎が見に行き、家を仕事ぶりに、あまり良い印象を受けませんでした。世の中は喜多川歌麿の絵のような艶っぽい絵が全盛でしたが、幕府からは常に目をつけられていて、とうとう店の在庫を焼かれる事件まで起きます。しかしそんなことにめげる重三郎ではなく、歌麿を吉原に囲い、さらには写楽まで発掘します。
なかなか、思うような自分が出せない春朗は、とうとう旅に出ます。そこで海に突進した時、彼は何かを感じます。
北斎といえばあの波の絵ですよね。前半はそこにたどり着くまで、そして当時の売れっ子だった歌麿と、いきなり現れた新星・写楽との接点が描かれていますが、多少フィクションが混じっている感じもします。
90歳まで生きた北斎、逸話も多く、生涯を描いたら大河ドラマくらいには有になると思います。他の文献で読んだりしていて、人間的に面白かった人間像だったようですね。

 

f:id:anttiorb:20210606193632j:plain

幕府から目をつけられる蔦屋

 

f:id:anttiorb:20210606193656j:plain

若い日の北斎

 

f:id:anttiorb:20210606193727j:plain

しかしまだ未熟だった

 

f:id:anttiorb:20210606193721j:plain

そして旅に出たときに

 

f:id:anttiorb:20210606193707j:plain

妻を娶る

 

f:id:anttiorb:20210606193644j:plain

歌磨も蔦屋に

 

f:id:anttiorb:20210606193734j:plain