2021年作品、塚本連平監督、森崎ウィン 深川麻衣 佐藤隆太 西村まさ彦出演。
母と早くに死に別れた北村大河(森崎ウィン)は、ラリーに打ち込む父・登志雄(西村まさ彦)の身勝手さが母の死を早めたと思い込み、大学入学と同時に東京に出ていた。俳優を目指し漠とした不満を抱えて暮らすなか、地元で暮らす幼馴染の上地美帆(深川麻衣)から、父の死を伝えられる。 久しぶりに故郷の豊田市に戻り、自然あふれる地元の人々と触れ合ううちに、真の父の姿に触れる大河。 父はラリーで数々の栄誉に輝いたメカニックだったが、自動車会社を退職して町外れでガレージをはじめたのだった。 父が残したガレージで本当は父と一緒にラリーに関わりたかったと気付いた大河は、シングルマザーとして故郷と自身のアイデンティティーを大切に生きる美帆に導かれ、このまちで夢をかなえようと決意する。
素朴でいい作品でしたね。
監督は塚本連平、「今日も嫌がらせ弁当」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15985749 もいい作品でした。同じく乃木坂46に籍を置いていたことのある松井玲奈が起用されたいましたね。
主演は森崎ウィン、「都会のトム&ソーヤ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/03/060000 に出演していました。
深川麻衣は、「おもいで写眞」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/02/06/060000 で主演でしたね。
物語は、東京で俳優活動をしている大河でしたが、なかなか大きな役を掴めないでいました。 今回のオーディションはそこそこ上手く行ったと思ったとき、父から何度も電話が来ました。 11月に帰ってくるのか?と何度身聞いてきますが、父のことを嫌っていた、いや恨んでいた彼は怒鳴ってしまいます。 しかしその後、幼馴染の美帆が父の携帯から電話をかけてきて、父が亡くなったことを知らせてきます。
一旦帰省市、そこには兄と従業員、そして見つけてくれた美帆がいました。 兄はもう段取りをとってくれていて、すぐに仕事に一旦戻るからといって大河が引き継ぎます。美帆は地元のテレビ局のレポーターをしていて、父のことを取材したり登志雄とは接点が多かったとのことで、取材のVを見せてくれたりしました。
しかしこの整備会社をどうするか? 従業員はなんとか続けられないかと大河にお願いをしてきますが、兄は維持できるわけがないと、会社を畳むことを決めていました。 しかし大河はもう少し頑張ってみたいと兄に進言します。 そこに謎の男が現れます。
今作は、父と二人の息子のすれ違いがなんとも寂しいんですね。 仕事のために家を長いこと留守にしてしまう父、残された母は必死に二人を育てますが、体を壊し、早死にしてしまいます。 海外から必死に駆けつけようとした父は間に合わず全てが終わってからやってきた父に、大河は話も聞かずの激怒してそれっきりになってしまうんですね。
完全に父のことを理解できないでしょうけど、いつかは親になれば多少は、そんな兆しを残して終わるこの作品、秀作ですね。
父は息子に電話をかけていたが
彼女が富志雄が亡くなっているのを発見した
そしてこの整備場はどうなる?
父の形見のような車を見つける
そしてしばらく故郷で暮らすうち
仲間、社員と一緒に
ラリーに