anttiorbの映画、映像の世界

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クライ・マッチョ

2021年作品、クリント・イーストウッド監督・主演、エドゥアルド・ミネット ドワイト・ヨーカム フェルナンダ・ウレホラ オラシオ・ガルシア・ロハス出演。

アメリカ、テキサス。ロデオ界のスターだったマイク(クリント・イーストウッド)は落馬事故以来、数々の試練を乗り越えながら、孤独な独り暮らしをおくっていた。 そんなある日、元雇い主のハワード・ポーク(ドワイト・ヨーカム)から、別れた妻のリタ(フェルナンダ・ウレホラ)に引き取られている十代の息子ラフォ(エドゥアルド・ミネット)をメキシコから連れ戻すという依頼を受ける。 犯罪スレスレの誘拐の仕事。

それでも、ハワードに恩義があるマイクは引き受けた。 男遊びに夢中な母に愛想をつかし、闘鶏用のニワトリとともにストリートで生きていたラフォはマイクとともに米国境への旅を始める。 そんな彼らに迫るメキシコ警察や、ラフォの母が放った追手。 先に進むべきか、留まるべきか? 少年とともに、今マイクは人生の岐路に立たされる。

監督主演はクリント・イーストウッド、「運び屋」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15905272 以来の監督・主演でしたね。
ラフォ役はエドゥアルド・ミネット、抜擢ですかね。
その父役でドワイト・ヨーカム、「アドレナリン:ハイ・ボルテージ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14490326 に出演していましたね。
前妻で母親のリタ役はフェルナンド・ウレホラ、初めて見る女優さんでした。
そして中盤から登場するマルタ役でナタリア・トラヴェン、記事にした作品はありませんでした。

流石に歳をとったイーストウッドですが、じゃあ今の彼だったらどんな役ができるのか? それも主演で。 それが今作なんですね。
ある意味前作の「運び屋」と一緒の立ち位置ですが、今回な生身の人間、それも少年で、国境越えをするんですね。 ある意味誘拐ですが、警察に頼れないピンチが何度も来ます。
しかし中盤で登場する女神がなんともいいんですよね。 この女性が彼をはじめに気に入りますが、実は決定打の様なシーンがあるんですよね 。おもわずグッとくる感動のお互い信頼を築くシーンですが、これがあるからこの作品は素晴らしい、いつまで経ってもロマンスを演じるイーストウッドに乾杯ですね。

 

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99.9-刑事専門弁護士- SEASON II ⑨

2018年作品、木村ひさし 岡本伸吾演出、松本潤 香川照之 木村文乃 青木崇高出演。

last request 深山、最後の闘い!! 絶対不可能の再審請求無実を信じる息子の涙 最強の敵…手負いの裁判官の秘策!! 0.1%の逆転なるか

深山(松本潤)たちのもとに、死刑囚・久世貴弘(小林隆)の再審請求の依頼がきた。
依頼人は、久世の息子・亮平(中島裕翔)。 久世は8年前に妻を殺害後、放火したとして「建造物放火及び殺人罪」で死刑判決を受けていたが、息子の亮平は「両親は仲が良く、父が母を殺すわけがない」と言い切っていた。 深山と舞子(木村文乃)は、自分自身の経験もあり、久世の無実を立証するために調査に乗り出すことに。
しかし、再審請求は『開かずの扉』と呼ばれるだけあって、一度最高裁で結審した判決を覆すことはほぼ不可能に近く、苦戦を強いられる。 その上、再審請求を審理する裁判長に川上(笑福亭鶴瓶)が就任する。  久世の無実を立証すべく奮闘する深山たちに辛酸をなめさせられ裁判所内で後がない川上は、建前では公平に審議するためと言いつつ、深山たちに無理難題を押しつけるのだった。
佐田(香川照之)はマスコミ介し世論にアピールすることで、審議を有利に進めようとするが、反対に都合が悪いことを週刊誌に書かれてしまい、依頼人である亮平たちからの信頼を裏切ってしまう…。
0.1%の可能性さえも潰されつつある中、深山たちは事実にたどり着き、『開かずの扉』をこじ開けることができるのか。

久世貴弘役で小林隆、「記憶にございません!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/22/060000 に出演していました。
息子の亮平役で中島裕翔、「僕らのごはんは明日で待ってる」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14673604 Hey! Say! JUMPのメンバーですが、映画はまだあまり出演していませんね。

さてクライマックスですね。 死刑囚の再審請求は最難関の弁護士の仕事です。 死刑を覆すという意味で、最新が決まったということは、検察のミスを認めること、余程の根拠と証拠がないと認められませんよね。 それがドラマシリーズのクライマックスになりますね。
そして映画公開の日にスペシャル版が制作されました。

 

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クローンは故郷をめざす

2009年作品、中嶋莞爾監督、及川光博 石田えり 永作博美 嶋田久作 品川徹出演。

クローン技術が発達した近未来の日本。 不慮の事故で殉職した宇宙飛行士・高原耕平(及川光博)は合法的にクローンとして蘇る。  しかし記憶のコピーに失敗したために記憶障害を起こし、幼い頃に自分(塚本将)、のせいで双子の弟・昇(塚本僚)を死なせてしまった記憶ばかりが頭から離れなくなる。  クローン再生の失敗を隠蔽したい影山所長(嶋田久作)らはひそかにクローンの耕平に安楽死の薬を投与する。
病院を抜け出したクローンの耕平は、宇宙服を着た自分の死体(の幻)を見つける。  そしてそれを死んだ昇と思い込み、母親・洋子(石田えり)のもとに届けようと故郷をめざすが、投与された薬によって息絶える。

監督は中嶋莞爾、初めて作品を見る監督でした。
主演は及川光博、「引っ越し大名!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/11/060000 に出演していました。
石田えりは「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/08/060000 では女当主役でしたね。
永作博美は、「朝が来る」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/09/060000 が近作ですね。

今作は近未来のクローン技術が進んだ世界を描いていますが、この問題は大きな人間の尊厳的な問題を提起していますね。 動物のクローンを作ることでも大論議が起きる問題ですが、ある意味不老不死を描く様な問題であり、それが宇宙飛行士に適用するという限られたシチュエーションでの実用化という、なんか身に迫ったテーマに今でこそなっている感じがします。

作中では記憶のコピーという表現をしていますが、それができるのはロボットであり、生身の人間が通常通りコピーされるのは、意識という問題や、もっと言えば意識体、魂の問題を孕んでいると思います。 外形だけは同じ顔ですが、もしかしたら別人格になるかもしれませんよね。

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マジック・ロード 空飛ぶ仔馬と天空の花嫁

2021年作品、オレグ・ポコディン監督、アントン・シャギン ポリーナ・アンドレヴァ パーヴェル・デレヴィヤンコ ミハイル・イェフレモフ出演。

意地悪な家族と暮らすイワン(アントン・シャギン)は、正直者のお人好しでいつも馬鹿を見ている。 小麦畑が何者かに荒らされ、父親から夜中に見張るようにと命令されたイワンは、そこで真っ白に光る馬を見つける。 そして、沼にはまっていた馬を助け出し、逃がしてあげることにする。

翌朝、馬小屋で眠っていたイワンの前に、人間の言葉をしゃべるポニー(Konyok-gorbunok :voice)が現れる。 昨夜の白い馬が、お礼にとイワンを助けるために遣わせたのだ。 その小さな体をからかうイワンだったが、ポニーは一瞬にして千里を駆ける脚力を持っていた。 イワンとポニーは村を離れ王国の城下町へと向かうが、ひょんなことから王様に恥をかかせたイワンは、王様から無理難題の命令を突きつけられる―。

監督はオレグ・ポコディン、「タイムソルジャー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13537142 で共同監督でしたね。
イワン役はアントン・シャギン、初めて出演作を見ました。
ヒロイン役はポリーナ・アンドレヴァ、彼女も出演作は初めてでした。


“ロシアの民話「金色の馬」「火の鳥」「イワンの馬鹿」などを巧みな構成でまとめた詩人エルショーフによる童話「せむしの仔馬」を映画化したファンタジーアドベンチャー“という触れ込みですが、なかなか面白かったです。というのはなんか懐かしく、いろんな伝説が語られているところであり、残酷なシーンはなく安心して見ていられるところですね。
王様の馬鹿さ加減には、この国はこのままだと大変だと思わせられますが、最後は1発大逆転ですがね(^^)

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99.9-刑事専門弁護士- SEASON II ⑧

2018年作品、木村ひさし 岡本伸吾演出、松本潤 香川照之 木村文乃 青木崇高出演。

request.08 初めての敗訴!! 巧妙な罪…裁判所の逆襲!!葬られた事実とは…!?

選挙を目前に控えた、元文部科学大臣・藤堂正彦(佐野史郎)議員の選挙事務所で、毒物による殺害事件が起きた。 事務所に送られてきた羊羹ようかんを食べた、藤堂議員と妻の京子(森口瑤子)、後援会長の金子源助、第一秘書の上杉の4人のうち、上杉が死亡し、藤堂の妻・京子は意識不明の重体になった。 事件後、羊羹の送り主である、ニシカワメッキ社長・西川五郎(おかやまはじめ)は逮捕・起訴されていた。
羊羹に混入されていた毒物は鑑定の結果、依頼人の会社が保有するものと一致していた。 しかも、新規事業のために西川は、藤堂議員に陳情に行き断られていたという動機まで発覚。絶対的不利な状況の中、別人のように乗り気な佐田(香川照之)。

一方、深山(松本潤)はある矛盾に気付く。 そこで、斑目所長(岸部一徳)の紹介で、個人で鑑定をやっている元科捜研・沢渡清志郎白井晃)に鑑定を依頼し、重要な証拠を見つける。
そんな中、舞子(木村文乃)は、この裁判の裁判長が川上(笑福亭鶴瓶)であることを知る…。
不気味な笑顔を見せる川上。そして、川上から深山たちに予期せぬ判決が。

元大臣の政治家・藤堂役で佐野史郎、「騙し絵の牙」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/04/04/060000 に出演していました。
妻役で森口瑤子、「キスカム!〜COME ON,KISS ME AGAIN!〜」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/09/17/060000 に出演していました。
西川社長役はおかやまはじめ、「母さんがどんなに僕を嫌いでも」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15778611 に出演していました。

選挙がらみの犯罪、議員自身は身の潔白を晴らすために、一応公明正大で潔白を証明しないといけませんが、後ろめたいことがあればそうはいきません。 でも、巧みにかわすことができれば。 しかし深山にかかると簡単には開放してくれませんよね。


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知りすぎた少女

1963年作品、マリオ・バーヴァ監督、レティシア・ロマン ジョン・サクソン ヴァレンティナ・コルテーゼ ルイジ・ボノス出演。

20歳のアメリカ娘ノーラ(レティシア・ロマン)は、ローマに住む叔母に会いに行くため、ローマ行きの飛行機に乗る。 その機内でノーラは、偶然隣り合わせた男からタバコをもらう。 だが、それは実はマリファナで、男は空港内で麻薬所持で逮捕された。
何とか難を逃れたノーラは叔母と対面するが、叔母は間もなく急死してしまう。 ノーラは叔母の友人だったというラウラ夫人(ヴァレンティナ・コルテーゼ)のもとに身を寄せる。
ある夜、ノーラは街中で女性が刺殺されるのを目撃する。 だが、彼女以外に目撃者がおらず、証拠も残っていないため、幻覚として真面目に受けとってもらえない。
その後も、ノーラの周囲では殺人が次々に起きる。 彼女はすべてがマリファナを吸ったことによる幻覚ではないかと疑い始めるが、空港で知り合ったマルチェロ医師(ジョン・サクソン)の協力を得て調べを進める。
その結果、彼女が目撃した一連の殺人は、10年前に起きた連続殺人事件と全く同じ手口であることが分かる。

監督はマリオ・バーヴァ、実は監督の作品を見ていこうと思っているんですよね。
主演はレティシア・ロマン、もう一作出演作があるんですが、未見ですね。 非常にいい演技で美しいんですが、あまり活躍はしなかった様ですね。
ジョン・サクソンは、「エルム街の悪夢1984年版 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13797975 に出演していました。
ヴァレンティナ・コルテーゼ、出演作の記事はない様ですね。

今作は結構この手の映画の始まりの作品と言われている様ですね。 ジャッロ映画、ジャーロとも言われ、日本ではスリラーとかホラーと一般では言いますが、ダリオ・アルジェントなんかも同じような範疇に入りますし、ヒッチコックの影響も受けているとも言われています。


今作も、謎めいた犯人ぞうと、実際に起こった事件なのかどうかという、目撃者自身の記憶もあやふやなところは、後年色々な作品に影響がある様ですね。 これはなかなか面白かった、監督作品どこまで見られるでしょうか?

 

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ハウス・オブ・グッチ

2021年作品、リドリー・スコット監督、レディー・ガガ アダム・ドライバー アル・パチーノ ジャレッド・レトー ジェレミー・アイアンズ出演。

1995年3月27日、人々が行き交うミラノの街に銃声が響き渡った。 世界的なトップブランド、GUCCIの創業者であるグッチオ・グッチの孫で、3代目社長のマウリツィオ・グッチ(アダム・ドライバー)が殺害された。 多くの目撃者がいるなか、犯人が特定できない状況が続く。 しかし、その実行犯の黒幕が、マウリツィオの妻、パトリツィア・レッジャーニ(レディ・ガガ)であるという事実が明かされる。

監督はリドリー・スコット、「最後の決闘裁判」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/01/060000 が近作で、まだまだ血気盛んなベテラン巨匠ですね。
主演はレディ・ガガ、「アリー/ スター誕生」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15810271 以来の主演作品となります。
アダム・ドライバーは監督の上記作品から引き続き出演、「デッド・ドント・ダイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/11/060000 にも出演でした。
アル・パチーノは、「アイリッシュマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/19/180000 に出演していました。
そして今回の極め付けはジャレット・レトー、「アウトサイダー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/06/11/060000 に出演していましたが、今作では彼がレト?でしたね。

グッチと言えば私には縁がありませんが、高級ブランドで、誰もが憧れるトップメーカーですが、今はグッチ家は1人も経営陣にはいないという謎というか、その辺りが明かされるというか、一大スキャンダルの暗殺事件に至るまで、そして女帝に上り詰めたパトリツィアの成り上がっていく姿が描かれていますね。

レディ・ガガ起用はなかなか勇気がいることだと思いますが、ヒロイン役ではなく、ある意味大胆な悪役に近い彼女の起用、前半の可愛さが後半変じていくのがなかなか面白く、長時間を感じさせませんでした。

 

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