anttiorbの映画、映像の世界

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記憶にございません!


病院のベッドで一人の男が目を覚ます。 おでこには傷が一つ。 そして男は、自分がなぜここにいるのかが思い出せない。
彼の名前は黒田啓介(中井貴一)。総理大臣に就任したものの史上最低の支持率2.3パーセントを叩き出し、自身を嫌う多くの国民からは「史上最悪のダメ総理」とまで呼ばれるほどの悪徳政治家だった。
「総理が記憶喪失になってしまった」。 黒田の政治家生命が終わりかねないこの事実は、首席秘書官の井坂(ディーン・フジオカ)ら三人の秘書官のみが知る事実として扱われ、総理の家族にも秘密で通すこととなる。 記憶を失うまでは口も悪く、不遜な態度で汚い仕事にも手を出していた黒田だが、今は自分が総理であることすら信じられないような状況。
そんな彼のもとに次から次へとトラブルが襲い掛かるのだった。 舌鋒鋭く黒田を糾弾し続ける野党第二党の女性党首・山西(吉田羊)に呼び出されてみれば、実は二人が愛人関係であったことが発覚。 怪しげなフリーライター・古郡(佐藤浩市)からは、何のネタなのかも分からないままゆすられ続けるなど、何もかも忘れてしまっている黒田には耐え切れないほどのトラブルばかりなのだった。
特に厄介なのが、政権内の最高実力者である鶴丸官房長官草刈正雄)と間もなく来日する予定のスーザン大統領(木村佳乃)。 表向きは総理を立てている鶴丸だが、内面では軽く扱っている。 その状況を井坂たちは面白く思っていない。
ただその井坂も、総理夫人であり黒田の妻である聡子(石田ゆり子)と不倫関係にあったりと、必ずしも清廉潔白ではないのだった。
政治家になってからの記憶を失っている黒田は小学校時代の恩師・柳(山口崇)を呼び出し、社会の、そして政治の仕組みについての授業を依頼。 記憶と共にすべてのしがらみを無くした黒田は、イチから現在の政治をやり直すことを決意すのだった・・・

三谷監督作品は、私にはあたりハズレがありますが(^^)
監督は三谷幸喜、「ギャラクシー街道」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13585653.html が前作でしたが、これはダメでしたね。さすがにハズレの境地でした。
主演は中井貴一、「空母いぶき」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15966810.html にはひょうきんな役で出演していました。
 
物語は、病院に寝ている男、突然目を覚まし、どうして自分がここにいるのか? そもそも自分は誰なのか? わからないので、とにかくここを出て行かないとと思い脱走。しかし道行く人は、自分のことを知っているようで、その中に悪意を持っている人間が多いようです。 そしていきなり車で囲まれ連れ去られ、着いたのは首相官邸
そう彼は総理大臣でした。 どうして記憶を失ったのか? そしてなぜ嫌われているのか? 秘書官の井坂が動画を見せてくれ、理解し始めますが・・・
 
今作は冒頭のテロップが面白いんですよね。フィクションですと言う単純なの言い回しではなく、ある皮肉って感じになっています。
だいたいは笑えるフィクションですが、ちょっと風刺っぽい感じが効いていて、面白かったです。 劇場もほぼ満杯、これはヒットしそうですね。
 

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病院から脱走、私は誰?

 

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記憶喪失は極秘に

 

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官邸料理人の寿賀さんを妻と間違う

 

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妻の聡子にも秘密が

 

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そして野党党首山西とは愛人関係

 

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義理の兄が実は後継候補だった

 

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そして何かを掴まれている政治ゴロの古郡祐

 

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