anttiorbの映画、映像の世界

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クローンは故郷をめざす

2009年作品、中嶋莞爾監督、及川光博 石田えり 永作博美 嶋田久作 品川徹出演。

クローン技術が発達した近未来の日本。 不慮の事故で殉職した宇宙飛行士・高原耕平(及川光博)は合法的にクローンとして蘇る。  しかし記憶のコピーに失敗したために記憶障害を起こし、幼い頃に自分(塚本将)、のせいで双子の弟・昇(塚本僚)を死なせてしまった記憶ばかりが頭から離れなくなる。  クローン再生の失敗を隠蔽したい影山所長(嶋田久作)らはひそかにクローンの耕平に安楽死の薬を投与する。
病院を抜け出したクローンの耕平は、宇宙服を着た自分の死体(の幻)を見つける。  そしてそれを死んだ昇と思い込み、母親・洋子(石田えり)のもとに届けようと故郷をめざすが、投与された薬によって息絶える。

監督は中嶋莞爾、初めて作品を見る監督でした。
主演は及川光博、「引っ越し大名!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/09/11/060000 に出演していました。
石田えりは「G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/08/060000 では女当主役でしたね。
永作博美は、「朝が来る」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/09/060000 が近作ですね。

今作は近未来のクローン技術が進んだ世界を描いていますが、この問題は大きな人間の尊厳的な問題を提起していますね。 動物のクローンを作ることでも大論議が起きる問題ですが、ある意味不老不死を描く様な問題であり、それが宇宙飛行士に適用するという限られたシチュエーションでの実用化という、なんか身に迫ったテーマに今でこそなっている感じがします。

作中では記憶のコピーという表現をしていますが、それができるのはロボットであり、生身の人間が通常通りコピーされるのは、意識という問題や、もっと言えば意識体、魂の問題を孕んでいると思います。 外形だけは同じ顔ですが、もしかしたら別人格になるかもしれませんよね。

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