anttiorbの映画、映像の世界

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インフィニティ・プール

2023年作品、ブランドン・クローネンバーグ監督、アレクサンダー・スカルスガルド ミア・ゴス クレオパトラ・コールマン トーマス・クレッチマン ジャリル・レスペール アマンダ・ブルジェル ジョン・ラルストン キャロライン・ボールトン出演。

観光客はどんな犯罪を起こしても大金を払って自分のクローンを作り、そのクローンを身代わりとして死刑に処すことで罪を免れることができるという、身の毛もよだつルールが存在する高級リゾート地として知られる孤島、リ・トルカ島。

スランプ中の作家ジェームズ(アレクサンダー・スカルスガルド)は、裕福な資産家の娘である妻エム(クレオパトラ・コールマン)とともにバカンスを楽しみながら、新作のインスピレーションを得ようと島を訪れる。

ある日、ジェームズは彼の小説の大ファンだという女性ガビ(ミア・ゴス)に話しかけられる。 彼女とその夫に誘われ一緒に食事をし、意気投合した彼らは、観光客は行かないようにと警告されていた敷地外へとドライブに出かけるが、それが悪夢の始まりだった。

監督はブランドン・クローネンバーグ、作品を見るのは初めてですが、いずれ過去作も見たいですね。
主演はアレクサンダー・スカルスガルド、「ゴジラvsコング」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/11/060000 に出演でした。
ミア・ゴスは、「Pearl パール」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/07/18/060000 に出演でした。
ジェームズの妻・エム役はクレオパトラ・コールマン、「月影の下で」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/11/26/180000 に出演でした。

高級リゾート地、それも孤島という隔離されたところには、なぜかクローン技術があるという設定のホラーでしたね。 ここでは仇討ちのような制度があり、人殺しは家族がいれば復讐ができる。 もちろん人殺しは死罪ということで家族がいなければ処刑されますが。 お金を払えばクローンを作り身代わりになってくれます。
面白いのはあっという間に、自分と瓜二つが出来上がることですね。 こんな技術自体タブーだと思いますが、タブーを犯すと人間壊れていくんでしょう。

 

からかい上手の高木さん2(第2期) ⑤

2019年作品、赤城博昭監督、高橋李依 梶裕貴 小原好美 市道真央 小倉唯 内田雄馬 小岩井ことり 岡本信彦 落合福嗣 内山昂輝 悠木碧 田所陽向声の出演。

第9話 お悩み/あっち向いてほい/特技/メール
「お悩み」
西片(梶裕貴)はお手製のビックリ箱で高木さん(高橋李依)をからかおうとするが、高木さんの様子がおかしいことに気がつく。 放課後、神社で高木さんの自転車を見つけた西片は…

第10話 宝探し/目薬/スクープ/かくれんぼ
「宝探し」
学校の帰り道、宝の地図らしきものを拾った西片と高木さん。 地図を辿り不思議なマークを目指し探検する二人だが、マークの位置にあったものとは…!

第9話で、初めて高木さんがいつもと違う態度を見せます。 そのわけを知らされる西方ですが、ここで彼の優しさが初めてしっかりと出てくる貴重な回でしたね。 でもこの回ががこのシーズン二のラストにつながっているとは!
宝の地図って魅力的ですよね。偶然発見されたのか?もしかしたら高木さんが作ったんでは?

 

ダンテ01

2008年作品、マルク・キャロ監督、ランベール・ウィルソン リン・ダン・ファン シモーナ・メカネスキュ ドミニク・ピノン ブリュノ・ロシェ フランソワ・レヴァンタル ジェラール・ラロシュ フランソワ・ハジー・ラザロ ヤン・コレット ドミニク・ベテンフェルド アントナン・モーレル出演。

ここは近未来。 精神医学の極秘リサーチをするために、囚人がモルモットとして人体実験される場所、「DANTE 01」という名の宇宙ステーションへまたひとり、新たな囚人が送り込まれてきた。 身元不明のその男が持ち合わせていた特殊能力―。 その恐ろしい力を抑制することに躍起になっていた科学者たちだったが、それはこれからはじまる怪奇な現象の序章に過ぎなかった…。

監督はマルク・キャロ、初めての監督でした。
ランベール・ウィルソンは、「ミセス・ハリス、パリへ行く」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/11/23/060000 に出演でした。
リン・ダン・ファンは、初めてのようです。

近未来のSF作品ということで、宇宙船という限られて空間が舞台でした。 しかしここは囚人をこの中で囲い、どうやらデータどりをしていますが、そこにある密命を持った女性が乗り込んできます。
しかし、そこに一人の囚人が、彼がどうやら普通の人間とは違うようなんですが。
囚人ということで、死のうがあまり構ってられない人体実験を行う残酷さ、この女性がだんだん本性を表してきますが、ちょっとわかりづらいところはありますし、地球自体があるのか、それとも住めない環境なのかがわかりませんでした。

 

クラユカバ

2024年作品、塚原重義監督、神田伯山 黒沢ともよ 芹澤優 佐藤せつじ 狩野翔 坂本頼光声の出演。

私立探偵の荘太郎(神田伯山)は、世間を惑わしている集団失踪の捜査をスタートさせる。 目撃者はなく、意図も不明なその事件の現場には必ず、“不気味な轍”が残されていた。 手がかりを求める荘太郎は、街の地下領域“クラガリ”へと足を踏み入れる。 そこで出会った黒鐵の装甲列車とその指揮官タンネ(黒沢ともよ)が、荘太郎の運命を大きく揺れ動かしていく。

塚原監督のもう一作がこちらですね。
荘太郎役が神田伯山、声優としては今作の「序章」に初トライのようですが、「アントニオ猪木をさがして」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/10/10/060000 に出演でした。
タンネ役が黒沢ともよ、「映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/10/19/060000 に出演でした。

そもそも今作の「序章」と、監督の短編が上映されたことで、今作と昨日あげた「クラメルカガリ」が長編制作と繋がったということのようです。
父が幼い頃の行方不明となり、探偵家業をしている主人公の荘太郎、巷で連続して起こっている行方不明事件を追って、情報屋のサキも行方不明となってしまいます。
こちらの方が、ちょっとファンタジー色が強かった印象でした。

 

からかい上手の高木さん2(第2期) ④

2019年作品、赤城博昭監督、高橋李依 梶裕貴 小原好美 市道真央 小倉唯 内田雄馬 小岩井ことり 岡本信彦 落合福嗣 内山昂輝 悠木碧 田所陽向声の出演。

第7話 林間学校
楽しい雰囲気で始まった林間学校。そんな中、フォークダンスで最後に手を繋いでいる人が好きな人だったら両思いになれる、という噂が流れ始める。

第8話 体育倉庫/保健室/宝くじ
「体育倉庫」
体育の授業の片付けの為、体育倉庫に入った西片と高木さん。西片(梶裕貴)は高木さん(高橋李依)をからかおうと体育倉庫の扉が開かないふりをするが、本当に扉が開かなくなってしまい…

第7話は、オリジナルエピソードということで、短編ではなくこのテーマ“林間学校“1話となっていますね。 フォークダンス、しかし男女の数が違うと、大体男子が多くて、女子側に入ってしまう、悲劇ですが、男の子は強がるんですよね(^^)
そして体育倉庫に二人っきり、しかしこの二人はいい雰囲気にはならないんです・・・

 

激怒

2022年作品、高橋ヨシキ監督、川瀬陽太 小林竜樹 奥野瑛太 彩木あや 森羅万象 松嵜翔平 木村知貴 安藤ヒロキオ 影山祐子 松浦祐也出演。

中年の刑事・深間(川瀬陽太)には、いったん激怒すると見境なく暴力を振るってしまうという悪癖があった。 かつてはその暴力を活かして街から暴力団を一掃した功労者と讃えられたこともあったが、度重なる不祥事に加え、大立ち回りで死者まで出してしまった責任を問われ、海外の治療施設へと送られることになる。

数年後、治療半ばにして日本に呼び戻された深間は、見知った街の雰囲気が一変してしまったことに気づく。 行きつけだった猥雑な店はなくなり、親しくしていた飲み仲間や、面倒をみていた不良たちの姿もない。 一方、町内会のメンバーで結成された自警団は「安心・安全」のスローガンを掲げて高圧的な「パトロール」を繰り返している。一体、この街に何が起きているのか? 深間の中に、久しく忘れていた怒りの炎がゆらめき始める。

監督は高橋ヨシキ、初監督作品ですね。
主演は川瀬陽太、「隣人X 疑惑の彼女」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/12/09/060000 に出演でした。
小林竜樹は、「明日の食卓」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/12/060000 に出演していました。
奥野瑛太は、「春に散る」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/09/05/060000 に出演でした。

満を辞してというか、高橋ヨシキ氏の初監督作品ですね。 いろんな形で映画参加はしていましたが、監督作を見てみたいと思う映画ライターです。
もちろん過激な作品を求めてしまいますが、なかなか今作も痛烈な作品ですね。 制作も脚本も兼ねていて、監督らしさが出ていると思いますし、川瀬陽太起用は当りだと思います。
こういう世の中は確かに程度の差こそあれ、来そうな気配もしますね。

 

クラメルカガリ

2024年作品、塚原重義監督、佐倉綾音 榊原優希 大塚剛央 細谷佳正 森なな子 悠木碧声の出演。

零細採掘業者がひしめく炭鉱町「箱庭」で少女カガリ佐倉綾音)は、日々迷宮のように変化する町を地図に書き留める地図屋を営んでいる。 一方、幼なじみのユウヤ(榊原優希)は、箱庭からの脱却を夢見ていた。 やがて2人は箱庭で頻発していた“不審な陥没事故”に巻き込まれていく。

監督は塚原重義、二つの初長編作品が公開されまずはこちらですね。
カガリ役は佐倉綾音、「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/12/29/060000 に出演でした。
ユウヤ役は榊原優希、「ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/09/27/060000 に出演でした。
伊勢屋役は大塚剛央、「北極百貨店のコンシェルジュさん」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/10/28/060000 に出演でした。

明日記事が上がる「クラユカバ」 と同一世界観のお話です。
炭鉱の町・通称箱庭というのは何か古き良きという匂いがしますね。 でも地下に謎の迷宮のような通路というか、意図的なのか?ガスの抜けた空間があるんですね。 そしてその全体像を示す地図に値段がつくという設定でした。 淡い恋愛ドラマの様相が、一気に変わり小さいですが戦いが起こります。
なかなか面白いですね。