2023年作品、熊澤尚人監督、上野樹里 林遣都 ファン・ペイチャ 野村周平 川瀬陽太 嶋田久作 原日出子 バカリズム 酒向芳出演。
故郷の惑星を追われた難民Xの受け入れを発表した日本。 人間の姿をコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのかは誰も知らず、人々は言葉にならない不安や恐怖を抱き、Xを見つけだそうと躍起になっていた。 そんななか、スクープをねらう週刊誌記者の笹憲太郎(林遣都)は正体を隠し、X疑惑のある柏木良子(上野樹里)へ近づく。 2人は少しずつ距離を縮め、やがて笹のなかに恋心が芽生えるが、良子がXかもしれないという疑いを拭えずにいた。
監督は熊澤尚人、「おもいで写眞」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/02/06/060000 を記事にしています。
主演は上野樹里、「お父さんと伊藤さん」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15874184 に出演でした。
ファン・ペイチャは、初めてでしたね。この作品のキモの1人でした。
そして林遣都、「恋する寄生虫」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/26/060000 に出演していましたね。
このお話は面白いですね。近未来には、地球環境が悪化して住めなくなるお話は多いですが、どういう理由かわかりませんが、故郷を追われた惑星難民Xの受け入れを、アメリカに追従して受け入れた日本の、ある意味人種差別、危険な存在と疑う人間、それを商売にしようとする週刊誌、そしてそれを面白がる民衆、これもまた日本人の恥部を抉った作品ですね。
さすがに殺そうとまではしませんが、でも疑われた対象者に殺到するマスコミ、おそらくちょっとでも抵抗したら襲いかかりそうな雰囲気でした。
誰がXなのかも気になりましたが、そんなことはどうでもいい、危険でなく、心が通い合う存在ならいいのでは? そう思いましたが。