2023年作品、板津匡覧監督、川井⽥夏海 大塚剛央 飛田展男 潘めぐみ 藤原夏海 吉富英治 福山潤 中村悠一声の出演。
「北極百貨店」の新人コンシェルジュとして働き始めた秋乃（川井田夏海）は、フロアマネージャーや先輩コンシェルジュに見守られながら、一人前を目指し日々奮闘している。 百貨店には様々な悩みを抱えたお客様たちがやってくるが、なかでも「絶滅種」である「V.I.A(ベリー・インポータント・アニマル)」は個性派ぞろい。 そんなお客様の想いに寄り添おうと秋乃は奔走する。
監督は板津匡覧、監督作品は初めて見ました。
主人公の秋乃は川井田夏海、記事は初めてでした。
これはなかなか深い作品ですね。 原作コミックスはもう終わっていて、2巻が刊行されていますが、物語としては新米コンシェルジュが、北極百貨店という一風変わった高級デパートで奮闘するということなんですね。
でもここに来るお客様はみんな動物、しかしスポットが当たる動物はみんな絶滅種＝V．I．Aなんです。
そして彼らの希望は結構大変なんです。 でもコンシェルジュたるもの、お客様の希望を何とか叶えるもの、秋乃はそのために必死に何とかしようとしますし、彼女に引っ張られて周りもだんだん協力していきます。 でも、上部はそうなんですが、ある絶滅種の動物側がまま放題に、事故一歩前まで問題行動を起こした時、この作品の大きなテーマが見えてくるんですね。
多くの絶滅動物のその原因は、人間ということが現実として突きつけられる瞬間でした。
心温まるストーリーの裏に、人間の傍若無人さ、いつか人間は動物たちに恨みを返される日が来るかもしれません。 この百貨店は少しでもそんな動物たちに対する罪滅ぼしなのかもしれませんね。
