anttiorbの映画、映像の世界

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Dr.コトー診療所 特別編 第二夜

2004年作品、中江功 小林和宏 平井秀樹演出、吉岡秀隆 柴咲コウ 筧利夫 時任三郎 富岡涼 小林薫 朝加真由美 泉谷しげる出演。

島健助(吉岡秀隆)の後輩、三上(山崎樹範)はコトーの言葉により自分もへき地医療に携わるべく北海道の離島へと赴任した。

町外れにある古い診療所で、看護師の北見康代(キムラ緑子)の助けを借りつつ医療に取り組む三上。 しかし、島民たちの命を一人で預かることへの重圧もあり、なかなか島に溶け込むことが出来ずに苦しんでいた。 志木那島に着任当時の健助は一体どうだったのだろうか?と思いをはせる三上。

その頃、健助は志木那島で日々の診察に追われていた。 そんなある日、健助に三上からの手紙が届いた。 大学病院ではない場所でも、医師として学ぶことはたくさんある、という健助の言葉の意味が知りたくてたった一人で島に赴任してきたことを告げ、自分の現在の苦しい現状と、志木那島への着任当時の健助の気持ちを尋ねる三上。 そんな三上に対して健助は・・・。

総集編の後編という感じでしたが、手紙に書いたことにコトーなりにしっかり答えることで、三上が奮い立つところがまた良かったですね!
もちろんそう簡単にはいかないことが多いでしょうが、コトーの手紙を読み返して頑張ってくれるだろう希望の見えるラストシーンでしたね。

 

 

Dr.コトー診療所 特別編 第一夜

2004年作品、中江功 小林和宏 平井秀樹演出、吉岡秀隆 柴咲コウ 筧利夫 時任三郎 富岡涼 小林薫 朝加真由美 泉谷しげる出演。

退職願を残して島を離れた五島健助(吉岡秀隆)は、以前勤務していた大学病院からの手術の執刀依頼に応えるべく東京へと向かう。 そして、胃がんを発症しているかつての担当患者の困難な手術に挑む。 その手術で、健助の後輩である三上新一(山崎樹範)が助手を務めることになった。 患者の手術前の細胞診の結果をわざと誤って健助に伝える三上。 手術開始後に発覚したその事態にも、健助は気を取り直し冷静に対処し、見事成功に導いた。

手術後、先端医療からはずれたあなたがまさかこれほどのオペを・・・、と語りかける三上に対し、大学病院で働くことはすばらしいことだが、“そうでない場所”でも、医師として学ぶことは沢山ある、と健助は話す。 その後、北海道の離島の診療所に赴任した三上だったが、なかなか島に溶け込むことができずにいた。 そんなある夜・・・。

礼別島診療所の看護師・北見康代役でキムラ緑子、「劇場版 ラジエーションハウス」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/04/30/060000 に出演していました。
その患者の荻野ツネ役で大方斐紗子、「さかなのこ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/09/05/060000 に出演していました。

総集編的なこの作品、お正月スペシャルということのようですね。
でもじっくりと彼がこの島に来て振り返る機会のことを描いています。 その理由は、彼がこの島に来る原因となった事件に関わっていた三上医師、そして彼の再開した時に彼に投げかけた言葉を彼が実行したからでした。

 

 

月の満ち欠け

2022年作品、廣木隆一監督、大泉洋 有村架純 目黒蓮 伊藤沙莉 田中圭 柴咲コウ出演。

小山内堅(大泉洋)は、愛する妻の梢(柴咲コウ)と娘の瑠璃(菊池日菜子)と共に幸せな家庭を築いていた。 しかし不慮の事故によって2人を同時に失い、彼の日常は一変してしまう。 失意の底にいる小山内のもとに三角哲彦(目黒蓮)という男が訪ねてくる。 三角は小山内の娘、瑠璃が面識のない自分に会いに来ようとしていたこと、そして彼女はかつて自分が許されない恋に落ちた女性“瑠璃”の生まれ変わりだったのではないかと告げる。

監督は廣木隆一、「母性」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/11/24/060000 も公開中で、怒涛の公開ラッシュですね。
大泉洋は、「騙し絵の牙」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/04/04/060000 に出演でした・
有村架純は、「前科者」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/02/04/060000 に出演でしたね。
目黒蓮は、出演作品を見るのは初めてですが、なかなかいい演技をしていたと思います。

生まれ変わりってあるんでしょうか? いろんな方が、いろんなところで、過去の、前世の記憶を持った子供が結構証明されていますよね?
今作では、それが全面に描かれています。 ただ感じることは主人公の小山内堅がなかなか信じられないセリフで、「自分が愛した娘が他の人間だったことは認められない」というのがやはり本心だと思いますね。
私は生まれ変わりは結構信じていますが、誰もがその記憶を持っていることはないと思いますし、仮にあっても心に秘めて欲しい気がします。 ラストはそんな感じでしたね。

 

 

Dr.コトー診療所 シーズン1 ⅺ

2003年作品、中江功 小林和宏 平井秀樹演出、吉岡秀隆 柴咲コウ 筧利夫 時任三郎 富岡涼 小林薫 朝加真由美 泉谷しげる出演。

最終話 新たな旅立ち

かつて勤めていた大学病院から、担当していた患者の執刀を依頼されたコトー(吉岡秀隆)。 だが、その患者は悪性の胃がんを患い、手術成功の可能性が極めて低い。 咲(石田ゆり子)は、大学病院の医師らが手術に失敗したときの罪をかぶせようとしているのだとコトーに告げる。 一方、コトーを島に呼んだことに責任を感じる星野(小林薫)は胃の痛みを訴える。

三上新一役で山崎樹範、「龍三と七人の子分たち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12975600 に出演していました。
昭英大学附属病院消化器外科教授の奥村史朗役で大和田伸也、「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/06/28/060000 に出演でした。
幹事長の熊谷英夫役で勝部演之、「サムライせんせい」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15773412 に出演でした。

最終回、もちろん島に戻ることは既定路線だと思っていましたが、どういう形で戻るのか? 迎えにいくとしたら誰なのか? さらに、コトー自身のトラウマもこの会で消化されていく、そんな回収回でしたね。 もちろんこれから医師として生きていく彼は一生忘れることのできない出来事でしょうけど、それを自分の戒めにしてさらに前に進むことのできる過去となっていく、そんな回でしたね。
島民全員がお迎えをするシーンは圧巻でしたね。

 

 

Dr.コトー診療所 シーズン1 ⑩

2003年作品、中江功 小林和宏 平井秀樹演出、吉岡秀隆 柴咲コウ 筧利夫 時任三郎 富岡涼 小林薫 朝加真由美 泉谷しげる出演。

第10話 この島を出て行け

コトー(吉岡秀隆)は、記者・巽(津田寛治)に続き、信一(斉藤大貴)の手術も成功させた。 島に安堵感が広がる中、信一の父・山下努(船木誠勝)だけは、信一よりも巽を優先したコトーを許せない。 重雄(泉谷しげる)は、山下が信一の苦しむ姿を思い出し苦悩するのを見かね、コトーに島を出て行くよう言い渡す。 そんな中、コトーは東京から患者の手術依頼の電話を受ける。

努の妻・春江役で高橋史子、映画出演は見当たりません。
志木那村村長役・中村三郎役で坂本長利、「深夜食堂 -Tokyo Stories-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/01/180000 に出演していました。
剛洋の同級生の川畑夏美役で大畑稚菜、今はシンガーソングライターをしているということみたいですね。
そして同じく同級生の中村悠子役で大後寿々花、「オー・ルーシー!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15499365 に出演していました。

手のひらを返したような島民の態度、でも説明は事実のみを淡々と述べた感じで、自分の過失も認めたようですね。詳しく描かれていなく、すぐに大事件勃発をしたことで、でも事件が起きなくても、言い訳的なことは決してコトーは言わなかったことでしょう。
正直、コトーよりも研修医の彼の無責任さが、憤る回でしたね。でもそれが特別編で回収されることになりますが。

 

 

夜明けの詩

2021年作品、キム・ジョングァン監督、ヨン・ウジン IU キム・サンホ イ・ジュヨン ユン・ヘリ出演。

小説家のチャンソク(ヨン・ウジン)は、イギリスに妻を残したまま7年ぶりにソウルに戻ってきた。 懐かしい思い出に思いを馳せながら、自身の経験を基にした小説を出版しようとしていた。 ソウルで彼は喫茶店で誰かを待つ女(イ・ジウン=IU)、秘めた過去を燃やす編集者(ユン・ヘリ)、希望を追い求める写真家(キム・サンホ)、そして記憶と引き換えに酒を提供するバーテンダーイ・ジュヨン)と出会う。 彼らとの出会いを通して、チャンソクは自身の記憶と向き合うようになる。

監督はキム・ジョングァン、初めて作品を見る監督でした。
チャンソク役はヨン・ウジン、「出国 造られた工作員」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/08/03/060000 に出演していました。
初めのパートに出演はIU、「ベイビー・ブローカー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/06/27/060000 に出演していました。存在感のあるアーティストですね。

監督のタッチなのか? それともこういう脚本なのか? 一貫して小説家の、いろんな人との関わり合いを描いている作品ですが、冒頭のお話だけちょっとファンタジーのような感じでしたね。
あとはリアルで、彼が元の生活に戻っていく流れになっていますが、妻と別れて暮らしている理由がほんの少し触れられているんですね。

 

 

Dr.コトー診療所 シーズン1 ⑨

2003年作品、中江功 小林和宏 平井秀樹演出、吉岡秀隆 柴咲コウ 筧利夫 時任三郎 富岡涼 小林薫 朝加真由美 泉谷しげる出演。

第9話 暴かれた過去

島に記者・巽(津田寛治)が現われた。 巽は住民にコトー(吉岡秀隆)の島での医師生活を聞いて回り、コトーが昔、女子高生を見殺しにしたという記事のコピーを住民に配布。 住民はコトーに不信感を募らせる。コトーは、星野(小林薫)のはからいで事情を説明することに。 そんな中、会場に向かった巽と、それを阻止しようとする子供たちが土砂崩れに遭遇し負傷する。

巽役で津田寛治、「アキラとあきら」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/08/29/060000 に出演していました。
その妹・久美子役で浅見れいな、「去年の冬、きみと別れ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15429016 に出演していました。

いよいよクライマックスなんですが、どうしてコトーがここ式根島に来たのかがだんだん明かされる回となります。 断片的な回想シーンで、何か大きな出来事があったことが仄めかされていましたが、それが決定的な、死に至る事件だったことがわかってきます。
しかし閉鎖的な離島では、本当に一瞬で手のひらを返すように、人心が離れていくのが怖いですね。