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ベイビー・ブローカー

2022年作品、是枝裕和監督、ソン・ガンホ カン・ドンウォン ペ・ドゥナ IU イ・ジュヨン出演。

古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョン(ソン・ガンホ)と、〈赤ちゃんポスト〉がある施設で働く児童養護施設出身のドンス(カン・ドンウォン)。

ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨン(イ・ジウン)が〈赤ちゃんポスト〉に預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。 彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。 しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。

「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。  

一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジンぺ・ドゥナ)と後輩のイ刑事(イ・ジュヨン)は、是が非でも現行犯で逮捕しようと、静かに後を追っていくが…。〈赤ちゃんポスト〉で出会った彼らの、特別な旅が始まる。

監督は是枝裕和、「真実」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/26/060000 に続いて海外で監督、今度は韓国作品で。
ソン・ガンホは、「パラサイト 半地下の家族」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/23/060000 に出演でしたね。
カン・ドンウォンは、「新感染半島 ファイナル・ステージ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/01/07/060000 ではゾンビと戦っていました。
ペ・ドゥナは、「麻薬王」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/07/180000 でもソン・ガンホと共演でした。

赤ちゃんポストって韓国にもあるんですね。 しかし冒頭のソヨンはその前まで行って赤ん坊をポストに入れないんですね。 そしてこのままでは凍え死んでしまうと思った刑事のスジンがポストに入れるんですね。 実はこれが重要なオープニングだと感じます。 そしてこの若い女性の行動の裏の意味がだんだんわかってくるところは、日本の是枝監督ならではの味だと思います。
韓国作品はストレートな表現が持ち味でスッキリしているんですが、やはり日本人監督の色が出ていましたね。