anttiorbの映画、映像の世界

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マジェスティック

2001年作品、フランク・ダラボン監督、ジム・キャリー マーティン・ランドー ローリー・ホールデン アレン・ガーフィールド出演。

1951年、アメリカは第二次赤狩りの真っただ中、ハリウッドの新進脚本家ピーター・アプルトン(ジム・キャリー)はB級映画の脚本を書きながら、いずれは"A級"の作品も手がけたいと奮闘していた。 そんな時、学生時代に女の子の気を引くために共産主義/反戦集会 (Food Not Bombs) に参加していたことが下院非米活動委員会の知るところとなり、共産主義者との疑いをかけられる。 その結果、ピーターの新作公開は延期され、クレジットから名前がはずされ、スタジオとの契約も破棄されてしまう。
キャリアを絶たれてしまったピーターは、絶望から飲酒運転をしたうえ、道路に飛び出したオポッサムを避けようとして、橋から落ちてしまう。 事故で記憶喪失になってしまった彼が流れ着いた町“ローソン”は、戦争で多くの若者を失い、残った人々の心に大きな傷を残していた。 彼は第二次大戦で行方不明 (MIA) になっていた町の英雄ルーク・トリンブルにそっくりであったため、町中の人々からルークと勘違いされ受け入れられてしまう。
ピーターは、町の復興の第一歩としてルークの映画館“マジェスティック”の再建に尽力するのであった。

監督はフランク・ダラボン、これで過去3作 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/5827067 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7074072 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7152546 を見ていたので、劇場公開作品を制覇しました。
主演はジム・キャリー、「マッドタウン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/07/09/060000 に出演でした。
マーティン・ランドーは、「手紙は憶えている」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14535150 が遺作となりましたが、すごい作品でした。
そしてヒロイン役でローリー・ホールデン、「ブルータル・ジャスティス」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/07/20/180000 では主人公の妻役をしていました。

意識しないで見ていましたが、どんどん引き込まれるお話、?と思ったらダラボン作品の劇場作品では唯一見ていない作品でした。 文句なしに秀作であり、あの時代のアメリカがいかに共産主義を恐れ、警戒していたかも色濃く描かれていますし、ラストもなんとも言えないいい気分にしてくれます。
そして映画への愛、賛歌と共に、いかに付き合うのが大事なのかを教えてくれるようなお話でしたね。