1995年。 老人ホームの娯楽室で名作「トップ・ハット」を見たポール・エッジコム(ダブズ・グリア)。 彼は今までの思い出をエレーン(イヴ・ブレント)に淡々と語るのだった。 彼はの60年前の記憶が甦る……。
部下は副主任のブルータル(デイヴィッド・モース)はじめ頼れる連中ぞろいだが、ある日州知事の甥である新人パーシー(ダグ・ハッチソン)が入って来る。 彼は大きいコネがあることをひけらかし、傍若無人にふるまい始めた。
もちろんそんな彼は小柄で虚勢を張っているだけなのだが、確かに扱いづらい男だった。 なんとか追い出したいのだが、きっかけがなかなか無かった。
ここには死刑を待つ囚人がいた。 ドラクロア(マイケル・ジェッター)は住みついたネズミを飼いならしていた。 パーシーはそのネズミを何とか殺そうと狙っていた。 そこに幼女姉妹を虐殺した罪で死刑を宣告されたジョン・コーフィ(マイケル・クラーク・ダンカン)なる大男の黒人がやってきた。
彼はいたって穏やかでとてもそんなことを起こしたようには見えなかった。 ポールはここでは囚人から「ボス」と呼ばれていたが、彼は持病があった。 尿路感染症で小便をするのに激痛を伴い、忙しくて医者にもなかなか行けなかった。
そしてある日コーフィと二人だけに時突然コーフィに体を金網越しに掴まれた。 そして「ボスの病気を治してやる」といって奇跡の力を発揮したのだった。
どうやら悪気を吸い取りそれを外に吐き出すようなものだった。 それ以来彼は病気が完治したのだった。 その夜彼は数年ぶりに妻と愛し合うことができたのだった。いったいコーフィは何者なのだろうか? ここからコーフィの死刑執行までの物語が始まるのだった・・・
188分の超大作ですね。 しかしこれは不思議な物語であり、感動のストーリーでもあります。
フランク・ダラボンはどちらかというと脚本、製作が多いですが、いい作品に数々参加していますね。 これは間違いなく彼の一番の作品でしょうね。
この作品はキャストが素晴らしいですね。 いつも書きますが主役、脇役、憎まれ役、哀れな役そんな役がちょうどよくハマっていますね。
最後まで見ているといったいコーフィは何のためにこの世に生を受けてのかが深く考えさせられ、彼の本当の正体は何だったのかと大きな疑問を持たされらますね。悲しみも大きいのですがなぜかすがすがしさも感じます。
今回も途中から息子が 「おっ!グリーンマイルだ」 といい結局最後まで見てしまいました。 良い映画って本当に引き込まれますし、時間の感覚を失わせますね。
書ききれませんでしたが、ウィリアム・ウォートン役のサム・ロックウェルもうまかったですね。 狂気の役がはまっていました。
若き日のポール
部下たちと仕事をしていたところに厄介な男が配属される
ここは死刑を執行する刑務所
コフィがやってきた
ボス手を出して!
コフィとはいったい何者なのか?