マッドタウン　 - anttiorbの映画、映像の世界

2016年作品、アナ・リリー・アミールポアー監督、スーキー・ウォーターハウスジェイソン・モモアジョヴァンニ・リビシキアヌ・リーヴス出演。

バッドバッチと呼ばれる階級の女性アーレン（スーキー・ウォーターハウス）は、アメリカ・テキサス州の砂漠に放り込まれる。　そこはフェンスで囲まれた無法地帯となっており、社会からも完全に隔離されているのだった。
コンフォートと呼ばれる安全地帯を目指していたアーレンは、突然二人の女性に追いかけられる。　必死に逃げたアーレントだったが、捕らえられ気絶してしまう。　目を覚ますとそこは二人のアジトで、アーレンは身体中を拘束されていた。　その後、薬物によって再び意識を失い、目覚めると手足が切断されていたのだった。
彼女を捕らえた一味はブリッジと呼ばれる食人グループで、彼女は食料として捕らえられてしまったのだ。　そのことに気づいたアーレンは自身の体に糞を塗る。　その後、ブリッジの一人が彼女の体を洗うために拘束を解いた隙をついて、アーレンはなんとかアジトから脱出する。

脱出は成功したものの、体力が底をついたアーレンは気絶。　しかし、何者かによって救助されるのだった。　彼女を救出した人物は、砂漠で唯一の安全地帯であるコンフォートの住人で、アーレンは偶然にも目的地であるコンフォートへ辿り着ことに成功する。
5ヶ月後、アーレンは体力も回復し、コンフォートの生活に慣れてくると、コンフォートに住む人々がドラッグ漬けになっていることに気付く。　ドラッグは、ザ・ドリーム（キアヌ・リーヴス）と呼ばれる人物によって配給されているのだった。
ドラッグのせいで頭がおかしくなってしまった人々との暮らしに違和感を感じていたアーレンは、ある日の朝、リボルバーを携えてコンフォートから出ていく。彼女は当てもなく砂漠を放浪していると、有機物廃棄処理場で、ある親子がゴミ漁りをしているところに遭遇する。
二人がブリッジのメンバーであると知ったアーレンは、自分が手足を切断された腹いせに、母親をリボルバーで射殺し、娘（ヨランダ・ロス）を拉致するのだった。　娘は口をきかず、アーレンがコンフォートで買い与えたウサギを抱きしめ、大人しくコンフォートで生活を始めるが。

世界観は何か、「マッドマックス」　https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13179139　似ていますね。

監督はアナ・リリー・アミールポアー、作品を見るのは初めての監督です。

主演のアーレン役はスーキー・ウォーターハウス、「名探偵ピカチュウ」

https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15954873

でミスノーマン役をしていました。

そしてこの後出てくるジェイソン・モモア、「アクアマン」　https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15874175　ですよね。

そしてなんとキアヌ・リーブス、ジム・キャリーも出演。　特にジムはわかりづらいんですよね。

物語は、いきなり砂漠に開放？　追放？　されたアーレン、少ない荷物と水だけを持ってさまよい始めますが、すぐにつかまり、あっという間に右手と右足を切断されてしまいます。

ブリッジという非人間集団につかまった彼女は食用にされてしまいます。しかし隙をついて脱走、そこを砂漠で、いろんなものを拾っている謎の男に助けられ、気が付くと唯一の安全地帯・コンフォートに連れていかれました。　ここでしばらく静養し、義足も手に入れ、何とか生活を開始した彼女。しかしここもドリームという謎の男の支配するところ、ドラッグでこのコンフォートを支配していました。そしてアーレンは銃を持って砂漠に繰り出し、ある親子を襲います。そして娘を誘拐しますが、娘を追って父親がやってきます。

今作は、一見すると近未来の、すさんだ世界のようですね。　世界中が砂漠化しているのかはわかりませんが、コンフォート以外は、食うものにも不自由している感じですね。アーレンは引き身分で、コンフォートで暮らしていけば生きてはいけそうですが、彼女はどうもそれには満足はできない感じなんですね。ラストは彼女なりに決めた未来を感じますが、わかるようなわからないようなエンディングでした。

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