anttiorbの映画、映像の世界

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出口のない海

2006年作品、佐々部清監督、市川海老蔵 伊勢谷友介 上野樹里 塩谷瞬出演。

甲子園の優勝投手・並木浩二(市川海老蔵)は、大学進学後に肩を痛めて自慢の速球が投げられなくなり、「魔球」と名付けた新しい変化球の完成に復活をかける。 しかし、太平洋戦争勃発。並木をとりまく状況は日ごとに激しさを増していく。 日本軍は、ガダルカナル島をめぐる日米の攻防戦に敗れてから、敗戦への坂を一気に転がり落ちていった。
昭和18年10月、ついに学生の徴兵猶予が取り消され、並木は学徒出陣する。 愛する家族や友、そして恋人と別れて海軍に志願する並木。 そこには彼と同じく、大切な人たちを守るために戦うことを決意した若者たちがいた。 日本の敗色が日に日に濃厚になっていくなか、海軍は“回天”を兵器として採用する。 敵艦に体当たりして自らの命と引き換えに戦果を得る、定員1名の回天に搭乗して究極の任務につくことを、並木を始め多くの若者たちが自ら望むのだった。 けれども彼らの胸に迷いや怒り、悲しみが微塵もないわけではない。 若者たちを乗せた潜水艦は海へと潜り、そして遂に出撃の時が訪れる。


悲しい戦争作品ですね。
監督は佐々部清、「この道」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15838184 を記事にしていますね。
主演は市川海老蔵團十郎襲名予定でしたが、新型コロナの影響で延期されていますね。「無限の住人」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14892426 に出演していました。
伊勢谷友介は、「いのちの停車場」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/03/060000 に出演していましたが、出所してから復帰までは多少時間がかかるかもしれませんね。
上野樹里は、「お父さんと伊藤さん」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15874184 を記事にしていますが、映画出演は最近ありませんね。


物語は大戦の前に甲子園で優勝した投手が大学進学後故障で、新しい変化球を開発しているときに、戦争に巻き込まれていくお話ですね。
並木浩二は、戦局を肌で感じながら、もしかしたら自分もこの戦争で命を落とすことになって行く事を予期しているようでした。 周りからはそんな堂々としていてリーダーシップのある並木の存在を、頼もしく思われていましたが、野球への情熱、婚約者との未来を考えないことはありませんでした。
しかし特攻隊、そして海軍に配属された彼は、回天に乗り込むことになっていきます。


今作は、人間魚雷として作られた片道切符の回天があまりにも悲しいんですね。 華々しく散っていった人間も決して美談ではありませんが、この並木の命の落とし方は辛いですね。 原作は実際にあった事象がモデルになっているんでしょうかね? そうじゃなくてもこういうことは多くあったのかもしれませんね。

戦争は誰も得をしない、そう思います。

 

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