書店でアルバイトをしながら自由気ままに暮らす34歳の彩(上野樹里)の彼氏は、給食センターでアルバイトをしている20歳年上のバツイチ男・伊藤さん(リリー・フランキー)。 互いにいい年だが、特に将来について話し合うこともなく流れるままに付き合うことになり、小さなボロアパートで同棲している。 華やかではないが庭で家庭菜園をしたり、ふたりなりに慎ましく暮らしていた。
そんなある日、息子夫婦の家を追い出された彩のお父さん(藤竜也)が、ボストンバッグと謎の小さな箱を持って突然転がり込んでくる。 年齢の割には頼りなさげな伊藤さんの存在を知り、驚くお父さんだったが、この家に住むと頑として譲らない。
その日から、彩とお父さんと伊藤さんのぎこちない共同生活が始まった。 やがてお父さんと伊藤さんの間に不思議な友情が芽生えていく中、爆弾のように激しい性格のお父さんは、彩たちの穏やかだった日常を一変させてしまう。
それでも毎日のおかしなハプニングを経て、3人がひとつの家族のようになりかけた矢先、「しばらくでかける」 と情けない文字で書かれた置き手紙がひらりと一枚机に置かれ、お父さんは行方不明になってしまう…
この作品は劇場を逃しました。
主演は上野樹理、「青空エール」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14373565.html では教師役をしていました。
そしてリリ・フランキー、近作は 「銃」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15777140.html で刑事役でした。 不気味な存在でした。
もう一人が父親役の藤竜也、「光」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14952271.html で劇中の監督兼主演をしていました。
物語は、親子ほど年の違う彩と伊藤さんがひょんなことから同棲を始めます。 なんとなく先の見えない同棲でしたが、うまく行っている二人。 気ままな生活をしていましたが、そこにある日、彩の父が転がり込んでくるんですね。
兄夫婦の家にいたはずなのに。 兄からは、父を預かって欲しい、子供の受験が終わるまでと言いに来ますが、実はそれだけではなかった事が後でわかってきます。
奇妙な3人の生活が始まっていきます。
今作は、なかなか微妙な3人の生活が面白いですね。 お父さんは教師をしていたので、いちいちチェックが細かく、気に障る存在ですね。 おそらく長男一家ももてあましていたでしょう。 いちいち気に障る口調なんですね。
でも、何か自分の10年後を描いているような感じがして、リアルでした(^^) あの結末はどっちだったのか? どちらにしても彩と伊藤さんの間は固いものになったとはいえますね。
気ままな同棲生活だった二人
そこにお父さんが
兄から事情を聞く彩
警察から呼び出しがあったり
そして父の行方を捜しに行く3人