1980年代初頭、シチリアでマフィアの全面戦争が激化。 抗争の仲裁に失敗したパレルモ派の大物ブシェッタ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)はブラジルに逃れたものの、残された家族や仲間達が報復を狙うコルレオーネ派により抹殺された。
ブシェッタはブラジルで逮捕され、イタリアに引き渡されることに。 そしてマフィア撲滅に執念を燃やすファルコーネ判事(ファウスト・ルッソ・アレシ)から捜査協力を求められる。
これは大作でした。
主演はピエルフランチェスコ・ファヴィーノ、近作は「ラッシュ/プライドと友情」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13530460 ですが、「家の鍵」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/6036795 が秀作でした。
ファウスト・ルッソ・アレシは、記事にした作品はありませんでした。 でも今作の判事役は良かったですね。
物語は、シチリアの抗争が激しくなった時、ブシェッタは抗争の仲裁に失敗し、身を引くことにし、ブラジルに行ってしまいます。 ブラジルで新しい家庭を作り、イタリアでの抗争から離れたブシェッタでしたが、ある日いきなり地元警察に逮捕されます。 名前を変えていましたが、もう周到に調べられていました。 しかし、イタリアでのブシェッタの家族が皆殺しにされ、その背後に裏切り者がいること。 自分がいたコーザ・ノストラがすっかり変わってしまったことから、今までの実態を暴露することにします。
今作は実録物のようですね。 昔の仲間、抗争相手は、彼の証言は全て嘘だと、抵抗していきますが、その中で彼の息子を殺した人間がわかり、そして唯一生き残った仲間とともに、アメリカで暮らしていき、しかし彼は転々と居所を変えて、落ち着いた生活ができなくなっていき、またイタリアでの証言のため、家族はアメリカに残し、危険なイタリアに残ることになります。
多くのマフィアが逮捕され、おそらく抗争の組織は大きな打撃を受けたんでしょうけど。
彼の組織
しかしブラジルへ
しかしイタリアの噂が入ってくると
逮捕され、説得を受け
実態を暴露することに
組織は揺らぐ