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成れの果て

2021年作品、宮岡太郎監督、萩原みのり 柊瑠美 木口健太 秋山ゆずき 後藤剛範出演。

小夜(萩原みのり)は東京でファッションデザイナーの卵として暮らしていた。 そんなある日、地元に暮らす姉のあすみ(柊瑠美)から連絡が入る。 それは今度結婚するという内容の電話。 「おめでとう。何て人?」あすみは言いにくそうに名前を言った。 「布施野さん……」名前を聞いて小夜は愕然とした。 その男は8年前にある事件を起こしていた。

いてもたってもいられず、友人のエイゴ(後藤剛範)を連れて故郷へ戻った小夜。 妹の突然の帰郷に、あすみは動揺を隠せない。 その日から、質素ながらも平穏だったあすみの暮らしは、小夜を中心に回り出す。

帰宅した布施野(木口健太)と8年ぶりの再会を果たした小夜は、地元の企業に就職し、結婚も控えるなど順風満帆な布施野に苛立ちを募らせる。 実は8年前、布施野は小夜の事件に関係していた男だった。 そして小夜の出現を引き金に、あすみに思いを寄せる幼なじみ、事件の現場に居合わせた布施野の友人・今井(花戸祐介)と、事件を小説にしようとするその恋人・今井絵里(秋山ゆずき)ーーー様々な思惑を抱える人々の「業」が次第に炙り出されていく。 布施野に対する憎しみが抑えきれず、ついに驚くべき行動に出る小夜。 そしてあすみと小夜との確執が明らかとなっていく。

監督は宮岡太郎、「ガールズドライブ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/11/12/060000 が近作ですね。
小夜役は萩原みのり、「唄う六人の女」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/11/02/060000 に出演でしたが、昨年引退をしてしまった残念な女優さんです。
姉のあすみ役は柊瑠美、「ブルーヘブンを君に」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/23/060000 に出演でした。
そして布施野役で木口健太、「銀平町シネマブルース」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/02/14/060000 に出演でした。

派手な妹と、地味な姉、対照的な2人の心のうちは、姉の最後の政府にすべて集約していましたね。
小夜の逢った事件は、全ては描かれませんが、ある程度の話は見ていると想像できます。 しかしこの今井と、恋人の絵里の無神経さには呆れますね。 一番憤りを感じるシーンでしたが、一触即発で何かが起きそうなハラハラ感が漂うドラマ作品でした。