2023年作品、クレイグ・ギレスピー監督、マイハラ・ヘロルド シャイリーン・ウッドリー ポール・ダノ クランシー・ブラウン ピート・デイビッドソン セス・ローゲン出演。
コロナ禍の2020年、マサチューセッツ州に住む会社員キース・ギル(ポール・ダノ)は、全財産5万ドルをゲームストップ株に投じていた。 実店舗でゲームソフトの販売を行うゲームストップ社の業績は低迷し、倒産間近と見なされていたが、キースは動画配信を通し、この株の価値をネット掲示板の住民に訴えていく。 その主張に共感した多くの個人投資家が株を買い始め、2021年初頭に株価はまさかの大暴騰を見せる。
監督はクレイグ・ギレスピー、「クルエラ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/10/060000 を記事にしています。
キース役がポール・ダノ、「フェイブルマンズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/03/09/060000 に出演でした。
弟のケヴィン役をピート・デヴィッドソン、「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/05/25/060000 に出演でした。
そしてキースの妻のキャロライン役でシェイリーン・ウッドリー、「モーリタニアン 黒塗りの記録」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/12/060000 に出演です。
コロナ禍という時でも金儲けをしている人間はいたんですね。 それも法にギリギリ触れずあくどく設けている空売りをする株価操作をしている金持ち。
今作は、本来の株の上がり下がりがおかしいという、市場とかけ離れている現状にメスを入れた痛快作ですね。
業績のいい会社が株価が上がる、将来性のある会社の評価が上がる、本来市場とはそういうものですが、株価を意図的に釣り上げたり、落としたり、買う側の勝手というか資金力のある富裕層の采配で全てが決まってしまい、一般投資家は、それに右往左往するのがこの世界ですが、主人公はここに一石投じ、そこに一般投資家がついていき、逆転現象を起こすんですね。
“ゲームストップ“という会社はそんなに素晴らしい会社かというとそうでもないんですね。 でも正当な評価を受けているとも違う、そこに目をつけるんです。
こういう金融作品で、感動したのは初めてでした。 もちろん実話ベースのお話です。