2021年作品、ケヴィン・マクドナルド監督、ジョディ・フォスター タハール・ラヒム ザカリー・リーヴァイ サーメル・ウスマニ出演。
アメリカ同時多発テロ事件から2ヶ月後の2001年11月、モーリタニア人のモハメドゥ・オールド・サラヒ(タハール・ラヒム)は現地警察に連行され、そのまま米国政府に捕らえられた。 2005年2月、ニューメキシコ州アルバカーキの弁護士ナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)は、サラヒがキューバのグアンタナモ湾収容キャンプでアメリカ軍に拘束され、同時多発テロの容疑者達と深く関与する首謀者の1人として告発されながらも起訴も裁判もされないまま長期間身柄を拘束されていることを知った。ナンシーは部下テリ・ダンカン(シェイリーン・ウッドリー)と共にグアンタナモに飛び、彼の弁護を引き受ける。
一方、海兵隊検事のスチュアート・カウチ中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)は、サイデル大佐よりサラヒを起訴することを要請される。 カウチ中佐は、友人であった副操縦士が乗っていた飛行機をハイジャックしたテロリストをリクルートしたのはサラヒだと聞かされ、決意を燃やす。 ナンシーはサラヒにこれまでの出来事の手記を書くことを依頼し、さらに政府にサラヒの供述調書の開示を要求するも、開示された記録文書は大半が黒塗りで消されており調査活動は難航する。
これもアメリカのドス黒いやり方でしたね。
監督はケヴィン・マクドナルド、「わたしは生きていける」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14431426 を記事にしています。
サラヒ役はタハール・ラヒム、「ダゲレオタイプの女」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14499937 に出演していました。
ナンシー・ホランダー役でジョディ・フォスター、「ホテル・アルテミス ~犯罪者専門闇病院~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/05/22/180000 を記事にしています。
物語は9.11の同時多発テロが起き、アメリカは事件に関わった容疑者の洗い出しに躍起になっていました。
そんな時捜査線上に上がったのがモーリタニア人のサラヒでした。 現地で拘束され、アメリカ政府に捕らえられ、なぜかキューバのグアンタナモ収容キャンプに送られます。 合衆国はなんとか有罪にしようと、海兵隊検事のカウチにその役目をさせますが、彼はしっかりとした証拠を求め誠実に調べ始めます。 一方、サラヒに対してもナンシーが弁護につきます。 彼女も筋金入りの弁護士でした。
今作はまた実際にあった事件なんですね。 ナンシーと、証拠を集めていくとどう考えても無実だとわかってしまったカウチ、そして流石にでっち上げの罪を着せることはできなかったアメリカでしたが、それでもなんと拘束14年。
彼の生涯の多くは収容所だったんですね。 これは世界的な人道問題ですね。
カウチに白羽の矢が立ち
サラヒを有罪にするため
ナンシーがサラヒの弁護をテリーと共に
しかし証拠を申請すると
黒塗りの所面が
彼はキューバで拘束
なかなか本当のことが聞き出せない