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せかいのおきく

2023年作品、阪本順治監督、黒木華 寛一郎 池松壮亮 真木蔵人 佐藤浩市 石橋蓮司出演。

武家育ちのおきく(黒木華)は現在は浪人の身となった父、源兵衛(佐藤浩市)と二人で貧しい暮らしをし、寺子屋で子供たちに読み書きを教えている。 雨の日に雨宿りをしていたところ、おきくは紙屑拾いの中次(寛一郎)、下肥買いの矢亮(池松壮亮)という二人の青年と出会う。 苦しい生活を送りながら懸命に生きる若者たちは次第に心を通わせていくが、ある日、父を狙った刺客に襲われて喉を切られたおきくは、声を出す事ができなくなってしまう。

監督は阪本順治、「一度も撃ってません」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/02/08/060000 他いろいろ記事を書いています。
主演は黒木華、「ヴィレッジ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/04/23/060000 も公開中です。
筧一郎は、「月の満ち欠け」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/12/07/060000 に出演でした。
池松壮亮は、「シン・仮面ライダー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/03/20/060000 が公開中ですね。

モノクロ作品ですが、内容的にはそうしないといけないのがよくわかります。
ちょっと昔で言う汲み取り業、この時代では“おわいや“と言われていて、人糞を肥料にして、農家に売って、その糞尿の回収、搬送、でもおそらく下層の人間しかやらない仕事だったと言うことが察せられます。
しかし雨が続いて、仕事ができなくなると途端に便所から糞尿が溢れ大変なことに。 だからなくてはならない仕事だったことは明白なんですね。


矢亮と中次がこの仕事はしていますが、ある長屋で元武家だった父娘と知り合うんですね。 そしてどうして武士をやめたのか? そこからドラマが始まっていくんです。
なかなかの秀作、視点も素晴らしいですが、ちょっと食事の後に見るのは辛いでしょう。