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オリエント急行殺人事件(1974年版)

1974年作品、シドニー・ルメット監督、アルバート・フィニー ジャクリーン・ビセット アンソニー・パーキンス マイケル・ヨーク出演。

一九三〇年、ニューヨーク、ロングアイランドに住む大富豪アームストロング家の三歳になる一人娘が誘拐された。 二十万ドルという巨額の身代金が犯人に支払われたにもかかわらず、幼児は死体となって発見された。 悲報のショックで夫人も亡くなり、アームストロング自身も度重なる不幸にピストル自殺を遂げてしまう。

事件後六ヵ月目に犯人が逮捕されたが、莫大な金力とある種の秘密勢力を利用して証拠不十分で釈放されるという結果に終わった。 

それから五年後。 トルコのイスタンブールから、アジアとヨーロッパを結ぶ豪華な大陸横断国際列車オリエント急行が、さまざまな乗客を乗せて、パリ経由カレーに向けて発車しようとしていた。 ベルギー人の有名な探偵エルキュール・ポワロ(A・フィニー)も乗客の一人で、ロンドンへの帰途につくところだった。 真冬だというのに珍しくオリエント急行の一等寝台車は満員で、偶然出会った古い友人で鉄道会社の重役であるビアンキ(M・バルサム)の取りはからいで、ポワロはようやくコンパートメントで落ちつくことが出来た。 やがて列車は、動き出し、三日間の旅が始まった。

二日目の深夜、列車は突然スピードをおとした。 前夜から降り続いていた雪で線路が埋まり、立往生してしまったのだ。ポワロは周囲の静寂で眼をさました。 隣室で人が呻く声を聞いたような気がしたのだ。 同時に車掌を呼ぶベルが鋭く廊下に響いた。オリエント急行は雪の中に立往生したまま朝を迎えた。 そしてポワロの隣りのコンパートメントにいたアメリカ人の億万長者ラチェット(R・ウィドマーク)が、刃物で身体中を刺されて死んでいるのを下男のベドース(J・ギールガッド)とポワロが発見した。

リメイク版を見ていますが、やっぱり1974年版も見なければ。
監督はシドニー・ルメット、私はこの監督は大好きです。「その土曜日、7時58分」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/1994410 という最後の作品を見て、この監督の作品は機会あるごとに見ていましたが、代表作のこれは初めて見たかもしれません。
主演はアルバート・フィニー、「ボーン・レガシー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7345232 に出演していたんですね。
伯爵夫人役はジャクリーン・ビセット、「バグダッド・スキャンダル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15757814 に出演していました。


物語はリメイク版 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15280190 があるので重複を避けますが、40年以上前の作品ですが、やはりこれはアガサ・クリスティの原作の強さがやはり効いていますね。


多くの登場人物が容疑者になっている限られた空間。 このシチュエーション、そして名探偵ポアロの設定は、この作品にも影響を与えているし、アガサ作品はじっくり見たい所の一つになっています。 そして時代は経ても、最近でも彼女の作品はたまに映画化になりますが、それぞれ見応えがありますね。

 

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