2020年作品、ジョン・クラシンスキー監督、エミリー・ブラント キリアン・マーフィ ミリセント・シモンズ ノア・ジュープ出演。
アメリカの住宅街は、朝早いのでまだ静かだった。 目立った変化は家に飾られた旗が揺れていた。
〔1日目〕 テレビニュースでは、遠い地で大惨事が起きているという報道がなされていた。 しかしまだ詳細が掴めておらず、ニュースでも「ショッピングセンターで轟音と振動」という話くらいしか出ていない。 雑貨店の老夫婦はニュースに見入っている横で、果物を物色したリー（ジョン・クラシンスキー）は買い物を終えて老夫婦にひと声かけると、店を出ていく。
その日は子どもたちのリトルリーグの日だった。 リーがグラウンドに顔を出すと、妻のイヴリン（エミリー・ブラント）、長女のリーガン（ミリセント・シモンズ）、次男のボー（ディーン・ウッドワード）が観客席にいた。 長女のリーガンは聴覚障碍者で、補聴器を持っていて、長男のマーカスは野球の試合に出ていた。 リーは他の保護者たちと、屈託なくあいさつを交わす。
野球の試合は続いていた。 リーの長男・マーカスはバッターボックスに立ち、観客席に置かれていたラジオが突然、音を出さなくなる。 犬が吠え始めると、向こうの方にある巨大ショッピングモールの上空に、巨大な火の玉のような炎が落ちてきているのが見えた。 エイリアンが襲撃してきたのだが、最初リーたちは全く分からなかった。 それでも異変を感じ取った住民たちは、ただちに野球をやめてそれぞれ家へ帰ろうとする。 アボット家は父母2台の車に分乗し、母・イヴリンはマーカスとボーを連れ、父・リーはリーガンを連れて車に乗りみ、そこへパトカーがやってきた。
リーは車を降りると、事情が分かっていない警察官に説明をしようとした。 ただリー自身も何が起きているか把握していない。 そこへ突然、巨大な何かがパトカーに突っ込んできた。 パトカーは横転し、通りは一転してパニックに陥る。
襲ってきたのは、巨大なエイリアンで、手足の細い四足の巨大な生き物で、音に敏感なようだった。 音を聞くと素早く攻撃してくる。 リーとリーガンは車から降りて、表通りの店へ避難し、母・イヴリンはマーカスとボーを連れていたが、反対側からバスが暴走してくるのを見て、運転席にはエイリアンがくっついており、窓を破壊していた。バスとの正面衝突を避けたイヴリンは、しかし車にダメージを負って徒歩で逃げる事になる。
まずはこの世界が始まったときのお話ですね。
監督と父のリー役をジョン・クラシンスキー、前作 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15705480 から引き続き夫婦で夫婦役をしていますが、今回は冒頭の振り返りシーンだけの登場ですね。
主演はエミリー・ブラント、「メリー・ポピンズ リターンズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15861750 で主演をしていました。
リーガン役はミリセント・シモンズ、前作から引き続きですが、「ワンダーストラック」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15464993 に出演していました。
そしてエメット役でキリアン・マーフィ、「ANNA／アナ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/08/15/060000 に出演していました。
物語は、このエイリアンに侵略されたのがどう始まったかから始まります。 普通の日常だったことが一変していく、獰猛な手足の長いエイリアンがいきなり襲撃を開始して、あっという間に世界は乗っ取られていきます。 しかし、その弱点を掴んだ一家も、その後父が亡くなり、母と姉と弟、そしてまだ幼い赤ちゃんを抱え、少しでも安全な土地を目指しています。 そして父の友人だったエメットの隠れ家にたどり着きますが。
前作で、弱点を掴んで、反撃開始かと思いましたが、そうはいかなかったようですね。エイリアンが嫌いな周波数の音は分かりましたが、それを大音量で流すまでには至らなかったということですね。
ただ、獰猛ですが、知性を感じないエイリアンがどうして地球にやってきたのか？ そのあたりはまだまだ不明ですね。
この日から始まった
多くの人間が死んだ
イヴリンたちは生き残り
音を消して移動
そして彼と出会う
そしてリーガンはある地を求めて
