2018年作品、アンドリュー・ヘイ監督、チャーリー・プラマー クロエ・セヴィニー トラヴィス・フィメル スティーヴ・ザーン出演。
チャーリー(チャーリー・プラマー)は15才で、長らく父親のレイ(トラヴィス・フィメル)と2人だけで、オレゴン州ポートランドのデルタ・パークで暮らしていた。 ある日、チャーリーは、デルタ・パーク内の競馬場に馬を出走させるために来ていた馬主のデル(スティーヴ・ブシェミ)と知り合い、厩舎で馬の世話をする仕事を見つけたが、そのしばらくのちに、父親は寝取った女の亭主に襲撃されて大怪我をし入院することになってしまった。
チャーリーは厩舎の仕事でリーン・オン・ピートという名前の競走馬との絆を深めていった。 父親は、傷がもとで敗血症を起こし死んでしまったが、チャーリーには身寄りと言える人は、ずっと昔に父親と3人で一緒に暮らしていたマージ伯母(アリソン・エリオット)だけで、彼女のところに行けなければ、養護施設へ預けられるのだった。 だが、父親はマージ伯母の連絡先を伝えることなく死んでしまった。 チャーリーは荷物をまとめて、デルタ・パークの厩舎に逃げ込んで、ピートの横の小部屋ですごし始めた。 やがて、ピートは売却馬だけのレースで勝てず、デルはピートをメキシコに売ることにした。 チャーリーは、ピートをデルのトレーラーに積むと、そのままウマの居場所を捜すための旅に出た。
ガソリンも所持金も尽きて、チャーリーとピートは、東部オレゴンの荒野を歩いて、マージ伯母のいると思われるワイオミング州を目指した。
なかなかのロードムービー、そしてある意味青春作品ですね。
監督はアンドリュー・ヘイ、「さざなみ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14422607 を記事にしています。
主演はチャーリー・プラマー、「ゲティ家の身代金」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15532152 に出演していました。
父のレイ役はトラヴィス・フィメル、「ドリームランド」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/04/20/060000 に出演していました。
物語は母が出ていき、父はいろんな女性を家に連れ込んでは、すぐに終わってしまう生活をして、チャーリーはもう慣れっこになっていました。 今日家に来た女性は人妻で、夫はサモア人なんで、ちょっとんバレると怖いと思っていましたが、この家はわからないだろうと鷹を括っていました。 小遣いが欲しいチャーリーは、出ると知り合い手伝いをすることに成功します。 少ない日当ですが、馬に魅せられていくチャーリー、しかし恐れていた不倫が発覚して、サモア人の男が襲撃に。 父は大怪我をして入院そのまま亡くなってしまいます。
このままだと養護施設に送られると思ったかれは、メキシコに売られそうなピートと一緒に脱出します。
今作は、このチャーリーが必死に居場所のわからない叔母を探すロードムービーになっています。 馬を連れての旅、しかし途中でさまざまな辛いことがあるんですが、ギリギリのところで助けられたり、なかなかのドラマでしたね。
見応えのある作品でした。