2020年作品、マイルズ・ジョリス=ペイラフィット監督、フィン・コール マーゴット・ロビー トラヴィス・フィメル ダービー・キャンプ出演。
1930年代、テキサス州の田舎町。 エヴァンス一家は世界恐慌と頻繁に発生する砂嵐に苦しめられており、長男のユージン(フィン・コール)は町を離れる機会を窺っていた。
そんなある日、ユージンは怪我を負った女性を発見した。 その女性の顔を見た瞬間、ユージンは驚愕した。と言うのも、その女性は銀行強盗と殺人罪で指名手配中の凶悪犯、アリソン・ウェルズ(マーゴット・ロビー)だったからである。
ユージンは「こいつを保安官に突き出せば懸賞金2万ドルが手に入る。 それだけあれば町を出られる」と内心喜んだが、アリソンの手当てをしているうちに、心境の変化が訪れた。 ユージンはいつの間にかアリソンに惹かれてしまったのである。
ちょっと淡く切ない作品でしたね。
監督はマイルズ・ジョリス=ペイラフィット、日本公開は初めての監督のようですね。長編は2作目です。
主演はフィン・コール、「スローターハウス・ルールズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/22/060000 に出演していました。
マーゴット・ロビーは、「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/04/060000 が近作ですが、もうリブートのあの作品があるようですね。
そして妹役でダービー・キャンプ、「クリスマス・クロニクル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/12/21/180000 と続編 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/12/22/180000 に出演していました。
物語は砂荒らしがある時突然襲いかかってくるテキサスの田舎町。 一家の父はある日蒸発してしまい、メキシコに行って暮らしていると母は教えてくれます。 しかし母だけだと生活はできず、再婚して生まれたのがフィービーでした。 父が違いますが、兄妹は仲が良かったんですが、継父のジョージとはうまくいかず、何かあると気まずい思いをしていました。
そんなある日、凶悪犯の銀行強盗の女が逃げているという知らせが。 懸賞金がかけられているアリソンが、今は使っていない納屋に隠れていることに気がついたのがユージンで、怪我をしている彼女の手当、そして匿っていきます。
今作はちょっと年上の女性に憧れる青年の淡い恋心と、現実のギャップ、さらに危険な逃避行と、何か甘酸っぱい、そして悲劇の匂いがぷんぷんする作品ですね。
もちろん物語は予想通り展開していきますが、あの砂嵐の怖さもこの作品に色濃く影を落としていました。
銀行強盗を
男と逃げるアリソン
そして納屋に隠れていた
ユージンが見つけ
二人で逃げ
しかし…