anttiorbの映画、映像の世界

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カムバック・トゥ・ハリウッド!!

2020年作品、ジョージ・ギャロ監督、ロバート・デ・ニーロ トミー・リー・ジョーンズ モーガン・フリーマン  ザック・ブラフ出演。


1974年ハリウッド。とある劇場の前で、B級映画『尼さんは殺し屋』に対する宗教団体のデモが行われていた。 客席は閑古鳥が鳴き、メディアからは酷評されているにも関わらず、ミラクル映画社のプロデューサーであるマックス(ロバート・デ・ニーロ)は現状を受け入れず、ビジネスパートナーでもある甥っ子ウォルター(ザック・ブラフ)を呆れさせていた。
アパートに帰ったマックスを待ち構えていたのは、極悪ギャングのボス、レジーモーガン・フリーマン)と手下たち。 レジーは何かにつけて古い名画を引用する映画マニアだったが、趣味と仕事は別。 マックスに貸した35万ドルを返済しないと命はないと脅迫する。
しかし、新作がコケて返す金などないマックスは、不本意ながらかつての弟子でハリウッドの売れっ子プロデューサーに成り上がったジェームス・ムーア(エミール・ハーシュ)の邸宅を訪ねる。 ムーアは借金の肩代わりを快諾したが、ひとつだけ条件を出す。 それはマックスが長年にわたって温めてきた『パラダイス』という脚本を譲ること。 しかしマックにとって『パラダイス』は最後の希望だった。
マックスはムーアの提案を断固拒否するが、壮大な哲学SFアクション大作の『パラダイス』を仕上げるための製作費を集められる見込みはなかった。 ウォルターの説得も手伝って、マックスは渋々ムーアとの共同制作に同意した。
『パラダイス』の主演はムーアいち押しの人気アクションスター、フランク・ピアーズ(Patrick Muldoon)。 しかし、マックスは二流役者だと不満顔だった。 一方、ウォルターは憧れの大スターに会えると有頂天で、屋上で行う危険なスタントの準備中のピアーズにサインをせがむが、サインをOKしたピアーズの、その瞬間によろけてビルの屋上から落下。『パラダイス』は撮影初日にして、主演スターを事故で亡くす事態になってしまう。
突然の出来事にムーアはショックが隠せない様子だったが、思わぬ形での『パラダイス』の頓挫にマックスは笑いが止まらない。 しかしその笑いも、ピアーズの事故死でムーアの懐に巨額の保険金が入ることを知り、激怒に変わる。 映画を作ることなく、大金を手にするとは。
しかし、これによりマックスに悪魔のようなアイデアが浮かぶのだった。 ボツにしていた最低の出来の脚本を引っ張り出し、撮影をすることに。 ただし、主演俳優には初日に事故で死んでもらう。 そうすることによって保険金が下り、借金生活とおさらばできると計画したのだ。 さっそくジェームスに『パラダイス』の共同制作を断る連絡を入れる。
この計画を知らされたレジーは、取り立てをいったん保留にして、分け前目当てにマックスに資金提供した。


なかなか面白い爺さんたちのコメディでした。
監督はジョージ・ギャロ、「ポイズンローズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/12/30/180000 を記事にしています。
主演はロバート・デ・ニーロ、「グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/05/08/060000 が金策ですね。まだまだ作品が公開されますね。
トミー・リー・ジョーンズは、「アド・アストラ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/01/060000 が近作ですね。
モーガン・フリーマンは、「エンド・オブ・ステイツ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/07/060000 に出演していました。


物語は映画が大こけしたプロデューサーのお話です。 尼さんを殺し屋に仕立てたアクション娯楽作品が、主教団体の怒りを買い、各映画館の前でデモをされ、全く客が入らず大きな借金を抱えてしまいます。 それだけでなく、金を出資したのが怪しい輩で、金を返せないなら殺されることに。
そこで後輩のジェームスに金を借りにいきますが、交換に未映画化の脚本をよこせと言われます。「パラダイス」という映画は彼が映画化する悲願の作品ですが、金もない彼に製作できるアテもないことをジェームスは知っていました。 一旦は断りますが、甥のウォルターに説得され渋々了解しますがここでアクシデントが。 しかしこの時悪魔の発想を思いついたマックス。 彼が訪ねた先は老人ホームでした。そこには往年のスター・デューク・モンタナがいました。 面接で女性監督が起用され、撮影する気のない映画制作になっていきます。


今作は、ハリウッドでの弱小映画制作会社の悲哀が描かれなかなか面白かったですね。やはりアメリカはこういう西部劇のような作品で、感動をするんですね。 日本で言えば時代劇でしょうか? ラストもなかなか粋な感じで終わりました。


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借金を作り後輩に金を借りる羽目に

 

f:id:anttiorb:20210614192703j:plainしかしある考えが浮かび老人ホームに

 

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そしてもう一回金を借り

 

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彼女を監督に起用

 

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甥さえも騙し

 

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彼を主演に

 

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