anttiorbの映画、映像の世界

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ガール・イン・ザ・ミラー

2018年作品、アサフ・バーンスタイン監督、インディア・アイズリー ミラ・ソルヴィノ ハリソン・ギルバートソン ペネロープ・ミッチェル出演。

女子高生のマリア(インディア・アイズリー)は整形外科医の父・ダン(ジェイソン・アイザックス)と、母・エイミー(ミラ・ソルヴィーノ)と三人暮らし。 マリアの家庭は円満そうに見えたが、ダンは異常なまでの完璧主義者であり、エイミーやマリアはそんなダンの顔色を伺う日々を送っていた。 マリアは内気な性格で学校ではいじめられる存在であり、彼女が想いを寄せる同級生のショーン(ハリソン・ギルバートソン)は、マリアの親友・リリー(ペネロープ・ミッチェル)と交際していた。
そんなある日、ダンに叱られて部屋に籠ったマリアは、部屋の鏡の隙間に胎児のエコー写真が挟まっているのを発見した。 マリアは自分は実は双子だったのではと思い始める。そ の夜、マリアは鏡の中に自分と瓜二つながら気の強そうな少女がいることに気付く。
翌朝。 マリアは昨晩の出来事をダンに話そうとするが、聞き入れてもらえない。 マリアは学校でいじめっ子のマーク(ジョン・C・マクドナルド)から執拗ないじめを受けていたが、ショーンがマリアを庇ってくれた。
その夜、マリアはふと鏡の中の自分に話しかけてみると、何と鏡の中の自分が語りかけてきた。「あなたが見てる自分は私なの。 あなたのことをよく知ってる。 あなたを悲しみから救いたい」鏡の中の自分は「アイラム(AIRAM)」と名乗る。 マリアはアイラムに勇気づけられ、最初は行く気のなかったプロムに一転して行きたいと両親に伝えた。
ある日、マリアは学校帰りにダンの経営する整形外科クリニックへ行く。 常連の女性患者クラウディア(マイケル・バーンスタイン)は密かにダンに色目を使っていた。 ダンはマリアの顔のパーツが左右非対称であることを嫌がっており、マリアの18歳の誕生日にプレゼントとして彼女の顔を整形手術すると言い出した。
マリアはそんな父に不安を感じ、部屋に籠っては鏡の向こうのアイラムと語り合う時間を過ごしていた。 そんな娘の様子を不審に思うエイミーは、近頃マリアを出産した時のことを思い出すようになっていた。


ちょっと不思議なホラーですね。
監督はアサフ・バーンスタイン、1本過去作があるようですね。
主演はインディア・アイズリー、「カイト/KITE」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14860570 で主演をしていました。
ショーン役はハリソン・ギルバートソン、「アップグレード」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/11/04/060000 を記事にしています。


物語は、ちょっと引っ込み思案の少女・マリアのお話です。 厳しいというか、ちょっと偏りのある父と、母のエイミーはそんな父に気を遣っています。 学校でも少しいじめられ気味のマリア、一応親友にリリーはいますが、彼女は片想いのショーンと付き合っています。
そんな時嫌なことがあった際に、鏡の自分に話しかけると、なんと答えてくれる現象が起きます。 そしてとうとう現実が嫌になり、入れ替わることを決めるマリアでしたが。


鏡の中の別人格かと思いましたが、どうやらそうではなく、本来なら双子として育てられるはずだった、片方の存在ですね。 もちろん性格は積極的で、少し残忍な感じで、欲しいものはしっかり手に入れること、さらにマリアの復讐を行なっていくのは、双子として嫌な感情も一緒のような感じがしますね。 ラストがなかなか象徴的な映像で終わりますが、はっきり描かず面白い絵で締めるのも画期的でした。


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