anttiorbの映画、映像の世界

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FLU 運命の36時間

2013年作品、キム・ソンス監督、チャン・ヒョク スエ パク・ミナ ユ・ヘジン出演。

突然発生した致死率100%のウィルスによる感染の恐怖。 その拡散を阻止するため、街が封鎖される。 極限の恐怖を目の前にして、まるでゾンビのように理性を失い、人々は暴徒と化してゆく。 そんな中、救助隊員のジグ(チャン・ヒョク)は、愛するイネ(スエ)の娘ミル(パク・ミナ)を守るため、街に残された全ての人々をたった1人で助け出そうとする。

しかし、地球規模の感染を恐れたアメリカ軍は、街全体を消滅させる攻撃計画を進めていた。 果たして、ジグに生き残る道はあるのか? そして、ウィルス感染を防ぐ方法は見つかるのか? 

今、愛する人、そして人類の存続をかけたジグの孤独な闘いが始まる……。


今から8年前の作品ですが、リアルですね。
監督はキム・ソンス、「アシュラ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14790211 を記事にしています。
主演はチャン・ヒョク、「ありふれた悪事」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15284610 に出演していました。
スエは、「上流階級」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/08/25/060000 に出演していました。


物語は、乗用車が工事中の穴に落ちたことから始まります。 救助隊員のジグは、有能な存在で彼しかできない危険な救助があります。 今回も時間との戦いでしたが、乗っていた女性・イネは危機一髪助かります。 しかし彼女の書類が車に残されていることから、ジグにそれをとってきてほしいと頼みにきます。 しかしまだ危険な現場なのでと一旦断ると、彼女は機嫌を損ねてしまいます。
仕方なくコッソリと現場から書類を取り戻すことにしたジグは、イネのことに惚れてしまったからでした。
一方人身売買密かにやっている組織の下っ端の男二人が、コンテナーの到着すると、中の人間は疫病らしい病気にかかり死に絶えていました。 しかしその中の一人は生きており、ドアを開けた瞬間に逃げ出します。 そしてその二人の一人が発症します。 咳が止まらず病院に行きますが、そこからクラスターが発生し、ブンダンの街で拡散していきます。


今作は、鳥インフルエンザの恐怖を描いた作品ですね。 結果的にこの疫病は世界的な広がりを見せることはありませんでしたし、鳥から人間には感染しづらかったんですね。 ただ今作は変異をして感染力が爆発的に上がっているという設定になっています。
今の新型コロナはもっと感染力が高いのに、皆殺しという重症度は低くなっていますね。 ただ、変異という現象を加味すると、どうなっていくのか?  映画なので、センセーショナルな展開を見せてくれますが、いろんな部分でリアルな警笛を鳴らした作品だったことは間違いありませんね。

 

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救急隊員のジグ

 

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鳥インフルエンザパンデミック

 

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隔離、そして

 

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ミルを守れ

 

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感染者の死、そして虐殺

 

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感染者を守ろうとするジグ

 

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そして母を救おうとするミル

 

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