2020年作品、ジョシュ・トランク監督、トム・ハーディ リンダ・カーデリーニ ジャック・ロウデン ノエル・フィッシャー出演。
1940年代半ば。長い服役生活を終えたアル・カポネ(トム・ハーディ)は、フロリダ州の大邸宅で家族や友人たちに囲まれ、静かな隠居生活を送っていた。 かつて“暗黒街の顔役”と恐れられたカリスマ性はすでに失われ、梅毒の影響による認知症を患っている。 そんなカポネを今も危険視するFBIのクロフォード捜査課は、彼が仮病だと疑い、隠し財産1000万ドルの在り処を探るため、執拗に監視活動を続けていた。
やがて病状が悪化し、現実と悪夢の間で奇行を繰り返すようになったカポネは、FBIや担当医を困惑させ、愛妻のメエすらも彼の真意を掴むことができない。 果たして彼は、本当に身も心も壊れてしまったのか……。
カポネの晩年を描いた作品でしたね。
監督はジョシュ・トランク、「ファンタスティック・フォー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13539692 が最近の作品ですが、その前の「クロニクル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/10343842 が秀作でしたね。
主演はトム・ハーディ、「ヴェノム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15754835 以来の主演ですね。
リンダ・カーデリーニは、「ラ・ヨローナ ~泣く女~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15959905 で主演をしていました。 今回はカポネの妻・メア役でしたね。
物語は服役生活を終えた晩年のアル・カポネです。 すっかりと衰えたからだ、そして頭も何かすっきりとしていないらしく、しばしば幻影が見えているようです。 大豪邸に親類一同が集まりますが、それも現実なのか?
しかし、彼には監視の目が光っています。 どうやら警察関係の人間が逐一盗聴もしています。 しかし経済的に行き詰まりつつあり、いろんなものを売り払うことが余儀なくされています。 しかしカポネにはある噂がありました。 それは隠し財産の1000万ドルがあるらしいということでした。
今作は、老いさらばえたアル・カポネが何かリアルでしたね。 しかしものすごい老人のようなカポネですが、全然若いんですよね。 48歳で没したことからまだこの時点では40代半ばですが、もう70を半ば過ぎた老人のようで、何か可哀想なくらいの晩年をトム・ハーディが熱演しています。
釈放後のカポネ
親類一同が集まる
しかし絶えず盗聴されている
妻だけが寄り添うが
幻が見えることで主治医が呼ばれる
友も駆けつけるが