anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

ザ・ファイブ・ブラッズ

2020年作品、スパイク・リー監督、デルロイ・リンドー ジョナサン・メジャース クラーク・ピータース ノーム・ルイス出演。

ベトナムホーチミンにて久しぶりの再会を果たすアフリカ系退役軍人の4人、ポール(デルロイ・リンドー、エディ(ノーム・ルイス)、オーティス(クラーク・ピータース)、メルヴィン(イザイア・ウィットロック・Jr)。 4人はかつてベトナム戦争に参加しており、このホーチミンで戦い抜いた戦友で、そのチームのリーダーだったノーマン(チャドウィック・ボーズマン)は戦死をしていた。
今回の旅は、ノーマンの遺骨を回収することが目的なのだが、それに加えて、戦争中の銃撃戦を経て森に隠した、大量の金塊を見つけるべく集まっていた。 4人はガイドとしてヴィン(ジョニー・グエン)を雇い、ベトナムを案内してもらうが、森に行くときはヴィンが付き添うことを断固拒否した。 それは、金塊のことを知られたくなかったから。
その夜、オーティスはベトナム人女性のティエン(レ・イ・ラン)に会いに行く。 ティエンに金塊の取引を手伝ってもらうためなのだが、ベトナム戦争当時ティエンは娼婦をしており、オーティスと関係をもっていた。 ティエンの娘(サンディ・フオン・ファム)を見ると、黒人の血が入っていると思われる容姿をしていた。 そのときに、オーティスは初めてベトナムに自分の娘がいたことを知る。
ティエンの協力を経て、フランス人のデローシュ(ジャン・レノ)を紹介してもらう。デローシュは態度が大きく、信頼できなさそうだったが、金塊を換金してアメリカに持って帰るためにはデローシュに頼むしかなかった。 金塊はノーマンの考えによって、黒人と帰還できなかった黒人兵士に送るために、戦争中にベトナムの森に埋めた。
年月が経つとともに、埋めた目印は消えてしまい諦めていたが、最近起きた土砂崩れによって埋めている場所がわかるかもしれない情報が飛び込んできた。 見つかる保証がないハイリクスな中、デローシュとの取引は成立する。
その金塊の情報を嗅ぎつけたポールの息子デヴィッド(ジョナサン・メジャース)が参加したいと言い寄ってくる。 ポールとデヴィッドは仲が悪く、ポールは息子の参加を断固拒否の姿勢を見せていたが、しぶしぶ了承することになる。
ベトナム戦争当時、白人によってキング牧師が殺されたニュースをラジオで聞いた5人。 ノーマン以外の4人は怒りに満ち、白人を殺そうという考えを抱く。 しかしノーマンはただ一人、その行為をやめるように命令した。 ノーマンの決意の固さに他の4人は折れ、全員で拳を合わせる。 そのとき4人はノーマンのことを最高の兵士であると確信するのだった。
そしてついにあの激しい銃撃戦をした森へと辿り着いた。 ここまで来るのには長い道のりだった。 少しずつポールとデヴィッドの絆も深まっていく。 デヴィッドはトイレに行こうと適当な地面に穴を掘ると、そこに1つの金塊を発見した。 テンションが上がった5人は夢中になってあたりを探すと、そこら中に金塊が地面の下に埋まっていた。総額1700万ドル。
そして、次にノーマン探しを始め、ノーマンの遺骨も見つかる。 ノーマンのためにみんなで祈るのだった…
 
これは、なかなかの長編でしたね。
監督はスパイク・リー、「ブラック・クランズマン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15923372 が近作の公開映画ですね。
主演はデルロイ・リンドー、「X-ミッション」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13928601 が近作の出演記事です。
そしてジョナサン・メジャース、「囚われた国家」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/04/17/060000 では重要な主人公の兄役をしていましたね。
でもなんといっても今作は、ノーマン役でチャドウィック・ボーズマンが出演していることですね。 急死の報道は衝撃でした。「ブラックパンサー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15412477 は良質なアベンジャーズ作品でしたが、今作の彼はもう亡くなったアメリカ兵士役であり、結構痩せているんですよね。役作りなのか、それとも闘病で痩せてしまっていたのか?
若すぎますよね。
 
物語は4人の老境に入った元ベトナムでの戦った退役軍人のお話です。 4人は久しぶりにベトナムに行き、表向きはいっしょに戦い命を落としたノーマンの遺骨収集でしたが、実は5人で見つけた金塊を手に入れる旅でもありました。 月日がたち、4人の境遇はそれぞれ、ポールはPTSDを抱えており、オーティスは久しぶりに当時付き合っていた娼婦のティエンに、今回の目的の協力を仰ぎます。 しかし父のあとを追いかけてきたデヴィッドが現れ、自分も一枚かましてくれとちゃっかり言い始めます。 3人はポールの分け前からもらうならと許してくれますが。
しかしこの旅には、ある秘密が隠されていました。
 
まあ流れからして悪役は誰かということと、実は、この地域は、危険な嫌い地帯なんですね。 初めにだれかが、そして何人かはこれで命を落としていきます。 そしてノーマンの死の秘密が明かされるシーンは衝撃でしたが。
今作は、ベトナム戦争の傷跡が、やはり経済発展を遂げたベトナムでも、やはり根深いものがあるということがわかります。 ある意味戦争映画ですが、やはり戦争は根絶していかないといけないと痛感させられます。
 

f:id:anttiorb:20200903183313j:plain

ベトナムで前夜は楽しむ4人

 

f:id:anttiorb:20200903183322j:plain

しかし換金のためにこの男に頼むことに

 

f:id:anttiorb:20200903183319j:plain

そして現地のガイドと奥地に

 

f:id:anttiorb:20200903183328j:plain

リーダーのノーマンは戦死していた

 

f:id:anttiorb:20200903183331j:plain

そして探索は続き

 

f:id:anttiorb:20200903183336j:plain

デヴィッドも合流

 

f:id:anttiorb:20200903183343j:plain

そして・・・

 

f:id:anttiorb:20200903183348j:plain