anttiorbの映画、映像の世界

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ピースブレーカー

2017年作品、リエン・イーチ監督、アーロン・クォック ワン・チエンユエン リウ・タオ ユー・アイレイ出演。


クアラルンプール、チャイナタウン。 亡き母の通夜へ向かうため、渋滞を抜けて車を走らせていた刑事のガオ・ジエンシャン(アーロン・クォック)。 雨の中、前方不注意にて歩行者の男性を誤って轢き殺してしまう。 ガオは事故の不始末を隠すため、死体を車のトランクへ隠し出発。 途中、飲酒の検問に引っ掛かってしまうも、刑事であることを主張し見逃してもらった。
どうにか斎場へ辿り着いたものの、通夜はすでに終わった後。 しかし、そこへ中国公安の麻薬取締官シューが現れ、汚職疑惑をかけられる。 売人のリストを黙って渡したガオだったが、棺の釘打ちをしている最中、車も取り調べると知らせが入った。 それこそ、トランクの中の遺体を調べられたら、大変なことになる。 ガオは巧妙な仕掛けを施し、ダクトを通じて母親の棺へ遺体を一緒に収めた。
翌日、棺を埋葬。ガオは母親を偲ぶ自分を演出し、更に事故でヒビの入ったフロントガラスを替えるため、わざとパトカーに突っ込んで事故を起こし、堂々と車の修理を行った。
順調に轢き逃げの隠ぺいが進み、汚職疑惑も晴れ一安心していたガオ。 ところが、国際麻薬事件の捜査をシューと合同で行うことになり、会議にて資料を目にして驚愕。 麻薬の調達をしている男が轢き殺した男だったのだ。どうやら先日のクラブへのがさ入れも、この男を逮捕するためであったらしい。
男を逮捕するため、アジトと思われる場所へ向かったが、ガオはすでに捜査対象が死亡していることを知っている。 どんなに捜査したところで、男が見つかるはずがない。そこで、ガオは見たことのある犬を発見し、アジトの外へ。 すると、その通りはガオが男を轢き殺してしまった事故現場だったことが分かる。 しかも、目撃情報もあり、通りには監視カメラも設置されていた。

慌てたガオは監視カメラの確認に名乗りをあげたが、隊長からは聞き込みをしろと言われてしまうのだった。
そこで、映像チェックをしている警官へ差し入れを行い、密かに自分もチェック。 すると、ガオの車が見事に映っていたことが分かるも、映像が荒くナンバーまで読み取ることができなかった。 だが、車種のリストには確実に自分の名前が記載されてくるだろう。
予想通り、リストには自分の車も入っていた。 それだけで容疑者とは確定しないが、用心に越したことはない。 そんな時、ガオのデスクの電話に目撃情報が入る。 相手は男でガオが轢き逃げしたことを知っている。 しかも、デスクの電話に出ないと携帯にかけ直してくる。

相手の男は轢き殺した男の遺体を引き渡せと言い、通話を切った。男はどうやらガオの様子を見ながら電話していたらしい。 急いで追いかけようやく捕まえたが、なんと相手は麻薬部のエース、チェン・チャンミン(ワン・チエンユエン)だった…


韓国作品、「最後まで行く」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14814197 の中国版リメイクですね。
監督はリエン・リーチ、台湾生まれの監督で、初めて作品を見ます。
主演はアーロン・クォック、「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/02/23/060000 でレイ・マン役をしていました。
ワン・チエンユエンは「ビッグ・ショット」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/31/060000 で主演の刑事役をしていました。 今回の恐ろしい悪役とは大違いでしたね。


物語は、ちょっと汚職をしている刑事のガオが葬式に行く途中に交通事故を起こしてしまうお話です。 轢かれた男は死んでしまい、このままではまずいと思った彼はこれを隠蔽しようとします。 母の葬儀に紛れて、母の棺桶にいっしょに入れてしまうという大胆な隠ぺいをします。
しかしその死体は、ある事件の容疑者でした。そしてそれを知っている男が現れます。どうして彼は知っていたのか?


今作は韓国版も面白かったですが、やっぱりラストの対決シーンが圧巻なんですね。 甲乙つけがたい韓国版との比較です。


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ちょっといろいろある警官のガオ

 

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ひき逃げ事件の死体を

 

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自分の親の棺桶に

 

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そして埋葬して一件落着

 

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のはずだったが

 

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この男と戦闘に

 

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