2018年作品、フェリックス・チョン監督、チョウ・ユンファ アーロン・クォック リウ・カイチー チャン・ジンチュー出演。
世界を震撼させた国際的贋札製造集団の一人、レイ・マン(アーロン・クォック)が、タイで逮捕される。 香港警察に身柄を引き渡され、数々の容疑で取り調べを受けることになるが、そこに国宝級の女性画家ユン・マン(チャン・ジンチュー)が現れ、レイが友人であることを告げ、レイの保釈を求めた。
ホー副署長(アレックス・フォン)は、行方をくらませている “画家” と呼ばれるチームの首領(チョウ・ユンファ)について話すことを要求。 恋人を殺した “画家” への復讐を誓うホー警部補(キャサリン・チャウ)を前に、レイは冷酷無比な“画家”の報復に怯えつつも自身の過去について話始める。
1995年、恋人同士だったレイとユンはカナダ・バンクーバーで苦しい生活を送りながら、共に励まし合い、画家として名を売ろうとしていた。 ユンはロク(カール・ン)に才能を認められ個展を開くことになるが、一方のレイは生活のため有名絵画の贋作に手を染めてしまう。
そんな彼の前に、“画家”が現れる。 レイは彼のカリスマ性に惹かれ、彼のチームに参加することに。 そして、アメリカ政府が新たに発行する100ドル札の偽造計画がスタート。 完成した偽造100ドル札は偽札発見テクノロジーの進化をあざ笑うように世界を席巻していくが……。
うーん、オチは初めからわかる気がするんですが(^^)
監督はフェリックス・チョン、「サイレント・ウォー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13577199 を見ていますが、共同監督でした。
主演はアーロン・クォック、西遊記のシリーズ https://anttiorb.hatenablog.com/search?q=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%82%A9%E3%83%83%E3%82%AF に出演していますね。
ユン役はチャン・ジンチュー、「オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/06/060000 に出演していたのが近作ですね。
チョウ・ユンファは、「モンキー・マジック 孫悟空誕生」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15842045 が近作ですが、「バレットモンク」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7243524 が好きですね。
物語は、タイで逮捕された男から始まります。彼の容疑は偽札づくり、しかし彼の背後には“画家”と呼ばれる謎の存在の男がいるといわれていて、彼が主犯格と目されていました。
しかし顔も素性もわからない、そして保釈に現れた元恋人のユンの希望で、画家のことを話せば保釈が認められるという条件をレイは受け入れ、語り始めます。
絵を描くことで二人は付き合い始めましたが、評価を受けたのは、ユンの方でした。 自分は模写、贋作しかできないと卑下していた彼は、とうとう自分の作品を燃やしてしまいます。 そこに現れたのが画家でした。 彼の技術を買っていた画家は、偽札づくりを依頼し、自分の言うとおりにやれば絶対捕まらないと、彼を引き込んでいきます。
しかし、そこには冷酷無比な彼のやり方がありました。
今作はもちろんどんでん返しがあります。 しかしあるピースがはまらないとそれが成り立ちません。 私はオチは中盤からわかりましたが、どうしてもそれだけでは成り立たない部分もあると思いながら見ていました。 そしてそれがはまったところで、エンディング、なかなか面白い香港作品でしたね。
レイとユン
レイの才能を買ったのが画家
そして彼を口説き
偽札づくりに
よしてレイは没頭する
そして芸術品のような偽札が