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2020年作品、今泉力哉監督、宮沢氷魚 藤原季節 松本若菜 松本穂香出演。


井川迅(宮沢氷魚)は周囲に自分がゲイだと知られることを恐れ、ひっそりと一人で田舎暮らしを送っていた。 高校生の頃、迅は春休みに江の島を訪れ、そこで地元の高校に通う日比野渚に出会う。 二人の間に芽生えた友情は、やがて愛へと発展し、お互いの気持ちを確かめ合っていく。 だが、迅が大学卒業を控えた頃、渚は「一緒にいても将来が見えない」と突如別れを告げた……。

渚との出会いから13年後、迅の前に6歳の娘・空(外村紗玖良)を連れた渚(藤原季節)が突然現れる。 しばらくの間、居候させて欲しいと言う渚。 当初は戸惑いを隠せない迅だったが、いつしか空も懐き、周囲の人々も彼らを受け入れていく。

そんな折、渚は妻・玲奈(松本若菜)との間で離婚と親権の協議をしていることを迅に打ち明けるが、玲奈が空を東京に連れて戻してしまう。 落ち込む渚に、迅は「渚と空ちゃんと3人で一緒に暮らしたい」と気持ちを伝えるのだった。

しかし、渚と玲奈の離婚調停が進んでいくなか、迅たちは、玲奈の弁護士や裁判官から心ない言葉を浴びせられる。 やがて、彼らは自分たちを取り巻く環境に改めて向き合うことになるが……


これはなかなかのチャレンジ作品ですね。
監督は今泉力哉、今年はまず「mellow メロウ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/01/26/060000 が公開され2本目、そしてもう1本公開予定ですね。
主演は宮沢氷魚、「映画 賭ケグルイ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15956701 が近作出演ですね。
そして藤原季節、「アイネクライネナハトムジーク」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/10/12/060000 にある青年役で出演していました。
松本穂香は、「わたしは光をにぎっている」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/12/14/060000 が主演作でした。


物語は同性愛者の二人のベッドシーンから始まります。 二人はセーターを交換して、別れを向かえます。 そして井川迅は一人で田舎暮らしを始めます。

ここで野菜を育て、物々交換で猟師の緒方からは肉をもらいます。 そこになんと娘を連れた渚が現れます。 娘は空といい、いきなり現れた少女に迅は戸惑います。 そして彼はどうやら離婚をする予定なことがわかります。 離婚調停中で、親権の争いをしているのでした。


今作はただLGBTの側面だけではなく、過疎化の問題もはらんでいるんですね。 “村社会” という側面に、同性愛者の差別が起こってしまうのか? ここは結構リアルで緊張感が走る瞬間なんですね。 でも、もしかしたら、田舎の人間のほうが、今はその本人の人間性を理解してくれて、都会人のほうが体裁を繕おうとするのかもしれません。理想かもしれませんが、一つの形に挑戦した監督作品だと思います。

 

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迅は田舎の一人暮らしをしていた

 

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ひそかに思いを寄せる美里

 

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そこに現れた渚と空

 

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そして3人の生活が始まるが

 

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玲奈が現れ空を連れて行ってしまう

 

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そして離婚調停で、親権争いに

 

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