anttiorbの映画、映像の世界

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わたしは光をにぎっている

2019年作品、中川龍太郎監督、松本穂香 渡辺大徳永えり 光石研出演。

野尻湖の民宿で祖母・久仁子(樫山文枝)の仕事を手伝っていた澪(松本穂香)は、地元を離れ東京に向かうことになる。 久仁子が病に倒れ、民宿を閉じることになったからでだった
東京に向かった澪を迎えたのは、今は亡き澪の父の古い友人・三沢京介(光石研)。 下町で銭湯の「伸光湯」を営む中年男性なのだった。
建物の中の一室に下宿し始めた澪は地元のスーパーで職を得る。「伸光湯」の常連で自主映画を撮っている緒方銀次(渡辺大知)とOLの島村美琴(徳永えり)は、澪のために就職祝いの席を設けてくれる。
しかし、他人に対して思ったことをすぐに言えず、曖昧な態度をとってしまう澪にとってスーパーの仕事は向いておらず、すぐに辞めてしまう。 次の仕事もなかなか決まらない中、澪は少しずつ「伸光湯」の手伝いをするようになっていく。
相変わらず他人と積極的に話すことはない澪だが、こつこつと浴室の清掃をする彼女の姿を見て、京介は清掃のコツや窯の焚き方などを教えていく。
番台に座り始め、常連客とも少しずつ言葉を交わせるようになり、やっと居場所を得た澪なのだった・・・
 
これは見たかった作品です。
監督は中川龍太郎、「走れ、絶望に追いつかれない速さで」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15619507 、「四月の永い夢」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15525406 を記事にしていますが若くて良い監督ですね。
渡辺大知は、「ブルーアワーにぶっ飛ばす」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2019/11/05/060000 が近作ですね。
徳永えりは、「犬飼さんちの犬」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/6424243 に出演していました。
 
物語は、他人とのコミュニケーションが下手な女の子・澪が、東京での生活を始めるお話です。 祖母の旅館を手伝っていましたが、祖母が病気になったことから、東京の父の友達のところに預けられることになります。 そこは昔からの銭湯で、そこに間借りをして就職口を見つけることになります。 しかし、やっと見つけたスーパーの仕事は長続きしませんでした。 はっきり人に意見を言えない彼女には難しかったようです。
そしてだんだんと銭湯の仕事を手伝うようになって行きます。
 
今作は、銭湯が舞台のお話ですね。 わが町にも1件残っていますが、私はあまり行ったことはありません。 どうも自分で一式を持っていくのが面倒で(^^)そしてあの有名な?“呑んべ横丁”が登場します。 だいぶ再開発で立ち退きが進んでいるようですが、実は取引先がある町なんですよね。
そんな意味で、この作品は結構面白かったし、時代の流れも感じましたね。 ラストはちょっと逞しくなった澪が描かれ、それもちょっと良い気分になります。
 

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祖母と別れ東京に

 

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父の友達の三沢京介の銭湯に

 

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銀次と美琴と出会う

 

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京介が酔いつぶれるのはいつものこと

 

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そしていつしか銭湯の手伝いを

 

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そして京介に教わる

 

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