anttiorbの映画、映像の世界

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THE UPSIDE/最強のふたり

2019年作品、ニール・バーガー監督、ブライアン・クランストン ケビン・ハート ニコール・キッドマン ゴルシフテ・ファラハニ出演。

アメリカ・ニューヨーク、夜のマンハッタンで、2人の男が高級車を爆走させていた。警察に止められた運転手(ケビン・ハート)は、助手席にいる四肢麻痺の男(ブライアン・クランストン)が発作を起こしており、急いで病院に行かないと危険だと説明する。 警察の理解を得て、病院に着いて笑みを見せる2人。
発作の演技をしていた助手席の男は、「これからどうする?」と語る。
それからさかのぼること半年前。
スラム街に暮らすデルは、拳銃の不法所持で逮捕されたことで職に就けず、妻ラトリス(アヤ・ナオミ・キング)と息子アンソニー(ジャヒ・ディアロ・ウィンストン)に愛想を尽かされ、水漏れが酷い住まいを追い出されてしまう。
保護観察下にあるデルは、とりあえず勤労意欲を示すために、あえて仕事をしたくない職種の雇用元からサインを貰うことになる。 次々とサインを貰っていったデルが最後に訪れたのは、豪華なペントハウスの清掃人の面接だった。 あまりの大豪邸に驚いたデルは無断で書斎に侵入し、アンソニーの誕生日プレゼントにと本棚から「ハックルベリー・フィンの冒険」を盗んでしまう。
ペントハウスの住人フィリップは資産運用で莫大な富を築いたが、パラグライダーでの事故で首から下が動かない障害を抱えており、新たな介護人を同時に探していたのだった。 ところが、上辺だけのお世辞を並べる求職者たちにウンザリしていたフィリップは、表裏のない態度のデルを気に入り、秘書のイヴォンヌ( ニコール・キッドマン)の反対を押し切って介護人に採用する。 介護の仕事に全く興味のないデルだったが、その高給ぶりに惹かれて住み込みで働くことにする。
慣れない介護の仕事を雑に行うたびに、イヴォンヌから叱られまくるデル。 それでもお構いなしに、毎晩フィリップが聴くルチアーノ・パヴァロッティのオペラ「Nessun dorma (誰も寝てはならぬ)」に文句を言ったり、下階に住む嫌味な男カーター(テイト・ドノヴァン)をからかったり、あげくはフィリップの高級車を乗り回してしまう。
ガンで他界した亡き妻への思いが断ちきれず、自分に何かあった時は蘇生措置をするなと常に言い渡していたフィリップだが、そんな自由気ままなデルと接するうちに心が解放されていくのだった・・・
 
やっぱりリメイクも悪くはなかった。
監督はニール・バーガー、「ダイバージェント」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/11880662 の1作目以来の監督作品です。
そしてフィリップ役はブライアン・クランストン、「30年後の同窓会」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15549753 が近作ですが、出演作でどれもいい味を出す旬な俳優さんですね。
そしてニコール・キッドマン、今作では理知的なんですが、可愛い雰囲気を出していました。「ある少年の告白」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15943950 が近作記事となります。
 
物語は、前科が着いてしまった男が、家族から見放され、何とか職につこうと、まずは態度で示す為に面接を受けまくります。 デルはそこでフィリップと出会います。 粗野な彼に、フィリップはなぜか惹かれ、彼を採用してしまうんですが、介護などやったことのないデルは、失敗の連続、しかし不思議なことに、二人の間はどんどん縮まって行きます。
そしてデルはフィリップの心に空いた虚無に気がついていくんですね。 そこでフィリップのためにあることを提案していくんですが。
 
今作はもちろんあの名作「最強のふたり」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/7542617 のリメイクですが、キャストも良かったし、しっかりと作っていましたね。 冒頭のシーンもオリジナルどおり、なかなか良いできでした。
 

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なぜか採用されてしまうデル

 

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イヴォンヌは猛反対だったが

 

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妻に職を得たことを報告し、賃金を渡す

 

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なれないながらだんだんと

 

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二人の仲は縮まっていく

 

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そして息子にも紹介する

 

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