2023年作品、マイケル・マン監督、アダム・ドライバー ペネロペ・クルス シャイリーン・ウッドリー サラ・ガドン ジャック・オコンネル出演。
「フェラーリ」社の創始者エンツォ・フェラーリ(アダム・ドライバー)は、窮地に立たされていた。 妻ラウラ(ベネロペ・クルス)と共に設立した会社は経営の危機に瀕し、1年前に息子ディーノを亡くしたことで家庭は破綻。 さらに、愛するパートナー、リナ(シェイリーン・ウッドリー)と息子ピエロ(Giuseppe Festinese)との二重生活は、思いがけずラウラの知るところに。 私生活、会社経営共に問題を抱えたエンツォは、起死回生を懸けて過酷なロードレース「ミッレミリア」に挑む。
監督はマイケル・マン、「パブリック・エネミーズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/6960258 他数本記事がありますが、監督作はそんなに最近は多くありませんね。
エンツォ役がアダム・ドライバー、「65/シックスティ・ファイブ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/06/03/060000 に出演でした。
ベネロペ・クルスは、「355」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/02/14/060000 に出演でした。
シャイリーン・ウッドリーは、「ダム・マネー ウォール街を狙え! 」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/02/06/060000 に出演でした。
フェラーリは基本レースの車のみを作り、レースで一番速いことを追求するメーカー。一般者には目もくれず、欲しいものだけに限定的に供給するという生産体制ということが描かれています。
しかし、レーズで勝つために莫大なコストがかかり、勝てなければ評価が探しいきなり経営危機となってしまうジレンマを抱えているんですね。
そしてエンツォのちょっと複雑な夫婦関係、時代的に戦争の影も背負っていて、作中の妻・ラウラは、結構毒婦のように描かれていますが、それも病気で失った一人息子の死から始まってしまったことが写真と回想シーンでわかりますね。
ベネロペとウッドリーが対照的な配役で競い合っているところもなかなか面白かったですし、まだ幼いピエロが今のフェラーリの副会長になっていて、籍に入ってフェラーリを継いでいるのが象徴的でした。