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はちどり

2018年作品、キム・ボラ監督、パク・ジフ キム・セビョク イ・スンヨン チョン・インギ パク・スヨン出演。

1994年、空前の経済成長を遂げる韓国のソウル。 両親(イ・スンヨン、チョン・インギ)、姉・スヒ(パク・スヨン)、兄・ソン・サンヨン(キム・デフン)と共に集合団地に暮らす14歳のウニ(パク・ジフ)は、学校に馴染めず、違う学校に通う親友と遊んだり、男子学生や後輩の女子とデートをしたりして過ごしていた。 小さな餅屋を切り盛りする両親には子供たちと向き合う余裕はなく、父は長男である兄に期待。 しかしその兄は親の目を盗みウニに暴力を振るっていた。

そんな中、ウニが通っている漢文塾に、どこか不思議な雰囲気を漂わせる女性教師ヨンジがやってくる。 ウニは自分の話に耳を傾けてくれるヨンジ(キム・セビョク)に心を開いくように。 入院したウニの見舞いに訪れたヨンジは、誰かに殴られたら黙っていてはいけないと静かに励ました。

ある朝、ソンス大橋が崩落。 いつも姉が乗るバスが橋を通過する時間帯での出来事だった。 まもなく、ヨンジから一通の手紙と小包がウニの元に届き……。

監督はキム・ボラ、今作が初長編でしたね。
主演のウニ役はパク・ジフ、「コンクリートユートピア」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/01/12/060000 には重要な役で出演でした。
母親役がイ・スンヨン、「おもちゃ~虐げられる女たち~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/02/15/180000 に出演でした。
ヨンジ役がキム・セビョク、「それから」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15571278 に出演でした。

これは劇場で見逃した作品でした。しかし主人公のウニのある意味青春時代というか、30年前の韓国事情も含んだドラマになっていますね。
なかなか学校に溶け込めないウニ、親友も一旦裏切ったり、後輩も何かすぐに心が離れていく。 そんな中書道塾の先生だけが彼女のことを理解してくれています。 だからこの塾に来ることが彼女の1番の楽しみであり、心が開放されていくんでしょう。 しかしある日突然先生は辞めてしまいますが、お見舞いに来た時が今生の別になるんですね。

主人公のウニ役のパク・ジフが本当に素晴らしい、今後はもっと活躍の場が広がっていくことでしょう。