anttiorbの映画、映像の世界

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2023年作品、石井裕也監督、宮沢りえ 磯村勇斗 長井恵里 大塚ヒロタ 笠原秀幸 板谷由夏 モロ師岡 鶴見辰吾 原日出子 高畑淳子 二階堂ふみ オダギリジョー出演。

“書けなくなった”元・有名作家の堂島洋子(宮沢りえ)は、彼女を“師匠”と呼ぶ夫・昌平(オダギリジョー)とともに慎ましく暮らしている。 そんなある日、洋子は深い森の奥にある重度障害者施設で働き始める。 施設職員の同僚には作家を目指す坪内陽子(二階堂ふみ)や、絵の好きな青年さとくん(磯村勇斗)らがいた。 洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにするが、それを訴えても聞き入れてはもらえない。 そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんであった。 正義感や使命感が彼の中で怒りを伴う形で増幅してゆくなか、ついにその日がやってくる。

監督は石井裕也、「愛にイナズマ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/11/01/060000 が公開中ですね。
宮沢りえは、「アイ・アム まきもと」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/10/04/060000 に出演でした。
磯村勇斗は、「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/07/02/060000 に出演でしたね。公開中の作品にも登場しています。

このお話の原作は辺見庸原作の小説ですね。 もちろんもこ作品のベースはあの衝撃の事件、“相模原障害者施設殺傷事件“があるようです。
日本全国を震撼とさせた十九人を殺し、二十六人が怪我をしたという前代未聞の事件でした。


主人公の堂島洋子は、映画のために作ったキャラということのようですが、まあその方がいい作りになっています。 犯人とまともに向かい合うということは、あまりにも辛いと思えましたからね。 公開から1ヶ月が経っていますが、まだまだこの作品を観にくる方は多く、ロングラン上映になっていますが、なかなかどこでも上映できる作品でもないこともわかります。
障害者には心がないのか? また痴呆になってしまった高齢者はもう心を失っているのか? いずれにしても、“生産性“斗いう恐ろしい言葉を大上段位振りかざすことのおろしさも感じますし、この犯人を動かした衝動ってなんなのかが気になりますね。