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正欲

2023年作品、岸善幸監督、稲垣吾郎 新垣結衣 磯村勇斗 佐藤寛太 東野絢香 山田真歩 宇野祥平 渡辺大徳永えり 岩瀬亮 坂東希 山本浩司 鈴木康介出演。

検事として働く寺井啓喜(稲垣吾郎)は、不登校となってしまった息子の教育方針をめぐり妻(山田真歩)と衝突を繰り返していた。 自ら世間との断絶を望む販売員の桐生夏月(新垣結衣)は、中学時代の同級生である佐々木佳道(磯村優斗)が地元に戻ってきたことを知る。 また、優れた容姿を持ちながらも周囲と距離を置く諸橋大也(佐藤寛太)と、彼を気にする大学の同級生の神戸八重子(東野絢香)。 そんな一見無関係に見える5人の人生は、ある事件をきっかけに交錯していく。

監督は岸善幸、「前科者」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/02/04/060000 を記事にしています。
稲垣吾郎は、「窓辺にて」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/11/07/060000 に出演でした。
新垣結衣は、「ゴーストブック おばけずかん」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/07/24/060000 に出演でした。
そして磯村優斗、「月」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/11/13/060000 でも重要な役をしていましたね。

この作品は色んな意味で深いですね。 多様性の時代と言われますが、じゃあ世の中はそれを許容しているのかな? ということは特に日本ではまだまだですね。 この作品で出てくる寺井以外は、まさにそういう人間であり、そんな自分の居場所がなくもがき苦しんでいるんですね。 それがどうしても理解できない寺井は、新しい時代の価値観に馴染めず、逆に孤立していくんですね。 でもそれがやはり根底には分かってない、今までの自分に足りないもの、時代にあった生き方を模索しようとする気持ちもないようですね。
しかしラストに少し出てきたある男、彼はダメですよね。