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暴力脱獄

1967年作品、スチュアート・ローゼンバーグ監督、ポール・ニューマン ジョージ・ケネディ ルー・アントニオ ストローザー・マーティン J・D・キャノン出演。

酔ったあげくに街のパーキングメーターをやぶったルーク(ポール・ニューマン)は懲役2年の刑を言い渡された。 刑務所仲間はドラグライン(ジョージ・ケネディ)ほか強面の連中ばかりだったが、それ以上に、彼らを見守る看守の面々も猛者ぞろいだった。 囚人と看守の間には絶えず反目と憎悪の空気が絶えなかった。 新入りルークの仕事は、炎天下に雑草を刈り溝を掘るという重労働だったが、彼の新入りらしからぬ図々しくて、容量のいい態度は仲間の反感を買い、とくにボスのドラグラインは気に入らなかった。 ある日2人は命をかけての殴り合いとなり、ついにルークが勝った。 囚人のリーダーはドラグラインからルークの手に渡ったのである。 数日後、ルークの母(ジョー・V・フリート)が訪ねてきた。 面会時間が切れて、病に老いた母の後ろ姿を見送った時、ルークは、母に会うことはあるまい、と思った。 そして、母の死を知らせる電報が来た時、彼は泣いた。 3日後、ルークは脱獄した。 逃げに逃げたが結局は捕まってしまった。 ひどい懲罰を受けた。 だか彼は再度脱獄。 そしてドラグラインに、“冷たい手のルークより”と署名した手紙さえ送ったきた。 監房の連中は口惜しがったが、ひとりとして怒るものはいなかった。 自由になったルークこそ彼らの願望の体現者なのだから。 しかし皆の期待を裏切ってルークはまた再び捕まってしまった。

監督はスチュアート・ローゼンバーグ、「悪魔の棲む家(1979年版)」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15364247 を記事にしています。
主演はポール・ニューマン、「ハスラー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/11/29/180000 「スティング」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/10657230 「タワリング・インフェルノ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/10078476 と名作記事をあげています。
ジョージ・ケネディは、「人間の証明」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/9659682 他数作記事をあげています。大作にこだわらずいろんな作品に出演していましたね。

若き日のポール・ニューマン、本当にかっこいいですね。 刑務所で、ヒーローになっていく彼は反骨芯の塊でした。 しかし母が亡くなってしまってから、彼はある目標を、ここを出て自由に、そこに執念を燃やし始めるんですね。 1度、2度、捕まるたびに足の鎖が多くなっていき、看守たちの過酷な嫌がらせが始まります。
最近の映画ではもっとスッキリ、逃げおおせるのが主体ですが、悲劇的なラストもなぜか爽やかに作ってありました。 流石の秀作でしたね。