anttiorbの映画、映像の世界

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スティング

 
1936年9月、イリノイ州ジョリエット、ある賭博場で馴れ馴れしく入ってきた男・モトーラ(ジェームズ・スローヤン)、最近取り締まり売り上げを4時15分の列車で運ぶことになった。 最近取り締まりがきつくなったらしい。 モトーラが運び屋だ。 
金を持って出ると、「そいつを捕まえてくれ」 と叫んでいる男と逃げている男、そして通りかかった帽子の男。 
帽子の男がバックを投げつけ逃げている男を倒した。 二人が格闘になり逃げている男がナイフを出したが、モトーラを見て2対1と思い逃げて行った。 帽子の男が警察を呼ぼうとすると、黒人の男はやめてほしいと言う。 
賭博の売り上げを運ぶ途中だったと言い、代わりに誰か行ってくれないかという。  100ドルお礼すると言うのだ。 モトーラはその役目を買って出る。 どうせついでだからだ。 しかしここで帽子の男が巧みにモトーラの金をすり替えるのだった。 鮮やかな手口だ。 そうこの3人はグルではじめからモトーラを狙っていたのだった。
逃げて行った男はエリー・キッド(ジャック・キーホー)、黒人の男はルーサー・コールマン(アルバート・アール・ジョーンズ)、そしてすり替えをやってのけたのが、ジョニー・フッカー(ロバート・レッドフォード)だ。 
まんまと取った金はなんと11000ドルだった。  3人で山分けをするのだが、ジョニーは服と女と博打であっという間にスッてしまった。 そしてこの元締めは恐ろしい男・ニューヨークの大親分ロネガン(ロバート・ショウ)だった。
あっという間にルーサーが殺された。 そして組織の手はジョニーにも伸びていた。 逃げながら、ジョニーはルーサーの復讐を誓った。 そして頼ったのがシカゴのゴンドルフ(ポール・ニューマン)だった。 しかし彼も追われている身、大胆な行動はとれないが、彼は類まれな頭脳の持ち主だった。 
そして遠大な計画が始まるのだった… 
 
この作品は何回見ても小気味いいですね。 ここに書いた冒頭部がすべての始まりで、ここで対立軸が決まります。 しかし一人では力のないジョニーは、格好の相手を見つけます。 ゴンドルフは巧みにロネガンに近づいて行きますが、カード対決も見ものですね。
それにしてもロバート・ショウの怖い顔は、震えが来ますね。 ちょっと昔のドンの雰囲気がばっちり出ています。 大がかりな舞台づくり、大勢のエキストラ、そして各人が役割に徹した芝居、なかなかたった一人をとことん騙し切るのは大変ですね。 ましてやそれが影の大物ならば。
そしてなんといってもラストシーンですね。 誰もが「あー!」と悲しむところが一転、よくも気持ちよくだましてくれました、まさに恐れ入りましたでした。 
あと殺し屋だったご婦人も不気味でしたね。  定期的に見て、心地よくだまされたくなる作品です。

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詐欺師のジョニー

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組織から狙われ頼ったのがゴンドルフ

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そして集まってくる仕掛け人たち

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ロネガンを食いつかせるため


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舞台を整える

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