anttiorbの映画、映像の世界

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愛は静けさの中に

1986年作品、ランダ・ヘインズ監督、ウィリアム・ハート マーリー・マトリン パイパー・ローリー フィリップ・ボスコ アリソン・ゴンフ ジョン・F・クリアリー ジョン・ベイシンガー ボブ・ヒルターマン出演。

ジェームズ・リーズ(ウィリアム・ハート)は、片田舎の聾唖者の学校に赴任して来た。 11年生の7名の生徒を受け持つことになったリーズは、彼らと対面した後、食堂でサラ・ノーマン(マーリー・マトリン)という若く美しい女性を見かける。 校長(フィリップ・ボスコ)の説明によると、サラは5歳の時からここで学び、昔は優秀な生徒だったが、今は学校掃除係をしているという。 彼女に興味を抱いたリーズは、自分の殼に閉じこもろうとするサラを根気強く説得していく。 イタリアン・レストランで食事をした際、聞こえるはずのない音楽に合わせて踊るサラの姿を見たリーズは、かたくなに心を閉ざし続ける彼女をなんとか救いたいと、遠路はるばるサラの母(パイパー・ローリー)を訪ねる。 そして、サラの姉の男友達とデートをするほどだった彼女が笑い者にされるなどして、心を閉ざしてしまったことを知る。 その事実をサラにぶつけたリーズは、彼女から、かつて姉の作ったリストの順番に従って男友達に求められるまま体を与えたことをうち明けられた。 思いもかけぬ告白に心みだされつつも、サラを愛していることを知ったリーズは、人目をしのんで1人プールで裸で泳ぐサラのもとにいき、愛を告白、プールに飛び込んだ。 そして2人は、水深き沈黙の世界で、かたく抱き合うのだった。

監督はランダ・ヘインズ、記事としては「新・ヒッチコック劇場」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/9046284 に参加していました。
ウィリアム・ハートは、「ブラック・ウィドウ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/19/060000 でマーベルシリーズのロス役をしていましたね。お亡くなりになってしまい、この役はハリソン・フォードが引き継ぐということのようです。
マーリー・マトリンは、「コーダ あいのうた」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/01/24/060000 に出演でした。

これは名作の部類に入りますね。 聾唖の学校に赴任した教師・ジェームズが、ここの卒業生で清掃の仕事をしていて、心を開かず人と関わり合いを持つことを嫌う女性になっているということでした。
生徒たちには受け入れられていくジェームズでしたが、なぜか彼女に惹かれ、彼女の心を開くことに、心を尽くしていき、それが愛情に変わっていくんですね。


今作でマーリー・マトリンは最年少で主演女優賞をオスカーで獲得していますし、彼女自身が聾唖者で、もう第一人者になっていますね。 「コーダ あいのうた」でも好演をしていて、優秀な女優さんですね。