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めんたいぴりり 第一部

2013年作品、江口カン監督、博多華丸 富田靖子 光石研 野村宏伸 博多大吉 西村まさ彦 小松政夫出演。

日本統治下の釜山。それぞれ別々の学校に通う海野俊之(千葉一磨)と千代子(神田朝香)はひょんなことから「日本の見える丘」の存在をかけて浜辺で徒競走を行う事になる。 その後「日本の見える丘」を目指して歩いていた二人は市場で李老人(小松政夫)と出会う。 市場で出会った李老人に山笠の存在を教えられた俊之は老人にもう一度山笠を見せようと釜山で山笠を行うべく奔走するが、老人は山笠の直前に病死する。そしていよいよ山笠の当日。押し寄せる人々の中に、千代子は李老人の姿を見た気がした。
その後二人(博多華丸富田靖子)は結婚し、一家は満州に移住する。 2人の子どもに恵まれ幸せな日々を送っていた一家であったが、まもなく俊之のもとにも赤紙が届き、俊之は妻子を満州に残して沖縄へ向かう。 終戦後、千代子は2人の子供を連れて満州の荒野をさまよい、なんとか引揚船に乗り込む。 命からがら博多港に引き揚げてきた千代子らを待っていたのは、一足先に復員していた俊之であった。

監督は江口カン、「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/02/060000 を撮っていました。
海野俊之役は博多華丸、「マスカレード・ナイト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/09/27/060000 に出演でした。
富田靖子は、「線は、僕を描く」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/10/24/060000 に出演でした。

映画大2作目が公開ということで、まずはドラマ版をやっと見れました。
モデルは“ふくや“の創業者:川原俊夫と妻の千鶴子、そしてその家族と、服屋の従業員、周りの人たちとの物語ですね。
特にシーズン1の第一部は、俊之が戦争に行った話が語られるんですね。 近年はこういう生の実体験を語ってくれるドラマがなくなっている感じがしますが、明るくめげない海野俊之が、唯一じっと耐えるところでしたね。
一方、日本占領下の韓国・釜山にいた妻と2人の息子たち、しかしソ連が宣戦布告、そして敗戦ということになり、日本に帰ることの凄まじい悲惨な港への大移動、これもなかなか今では語られなくなったお話でしたね。
まだまだ日本での商売前夜のお話でした。