2022年作品、ジョージ・ミラー監督、イドリス・エルバ ティルダ・スウィントン ピア・サンダーボルト バーク・オズターク アンソニー・モイセット出演。
古今東西の物語や神話を研究するナラトロジー=物語論の専門家アリシア(ティルダ・スウィントン)は、講演のためトルコのイスタンブールを訪れた。 バザールで美しいガラス瓶を買い、ホテルの部屋に戻ると、中から突然巨大な魔人〈ジン〉(イドリス・エルバ)が現れた。 そして瓶から出してくれたお礼に「3つの願い」を叶えようと申し出る。 そうすれば呪いが解けて自分も自由の身になれるのだ。
だが物語の専門家アリシアは、その誘いに疑念を抱く。 願い事の物語はどれも危険でハッピーエンドがないことを知っていたのだ。 魔人は彼女の考えを変えさせようと、紀元前からの 3000 年に及ぶ自身の物語を語り始める。 そしてアリシアは、魔人も、さらに自らをも驚かせることになる、ある願い事をするのだった……。
監督はジョージ・ミラー、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/13179139 以来の監督作ですね。
アリシア役はティルダ・スウィントン、「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/02/05/060000 に出演でした。
そしてイドリス・エルバ、「ビースト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/09/14/060000 に出演でしたね。
アラビアンナイトの魔人といえば、ファンタジーであり、アンハッピーな展開、それがお決まりで、三つの願いを言ったことから最後は不幸になる、そういう展開だと思います。
しかし今作は、ラブファンタジーでしたし、そこに至る過程で、いろんな魔人・ジンの過去の思い出、その中では恋愛もあり、それがまた変わっていましたね。
ジョージ・ミラー監督作品は全く恋愛に触れないとはいえませんが、監督らしいのか?そうでないのか? 微妙なタッチでした。